ビッグヒット2曲の豪華カップリング。1993年に8cmシングル化。
今さら言うまでもないが、全盛期の彼女たちは、今日想像する「アイドル」なんて言葉に収まりきらない、巨大な台風だった。
①渚のシンドバッド 1977年
作詩:阿久悠、作曲・編曲:都倉俊一
ピンク・レディーの4thシングル。一応、サーフ歌謡の系譜に入るのかな。「テケテケ」はないけど。ファンキーとは言えないまでも、「昭和歌謡グルーヴ」とでも言いたくなるような独得のリズム感が懐かしい。②と比べるとドライブ感のあるベースが前に出たアレンジで、イントロの「♪アアアッアン、アアアッアン」の部分なんかは結構期待させる。ストリングスが入ると急に失速する感じが惜しい!でも、同世代の女子の8割がた振り付けを覚えていたという事実からみて、ある意味当時もっともダンサブルな音楽だったのだ。小学生女子が「♪セクスィ~」とか歌いながら、膝から太ももへと揃えた両手を上げていくポーズをとっていた昭和52年。そりゃPTAが問題にしても仕方ない。
ところで、この録音を聴いてもっとも違和感があったのはAメロの途中で「ミーちゃーん!」「ケイちゃーん!」という野太い掛け声が入っていないことだった。スタジオ盤なので入ってないのは当たり前なんだけど、当時はテレビでしか聴いてなかったので、あの掛け声が完全に曲の一部として記憶されているんだな。
②S・O・S 1976年
作詩:阿久悠、作曲・編曲:都倉俊一
こちらは2ndシングル。イントロに「SOS」のモールス信号が入っていて、ラジオ放送などではカットされた(本物と間違えるといけないので)というエピソードも有名か。ズンドコとしか言いようのないリズム隊と、サックス+ストリングスがのどかな空気を演出する。阿久先生の「男は狼なのよ」で始まる「乙女のピンチ」を描いた詩は、今読むと結構大人向け。当時は何のことやらさっぱり分かっていなかったね。この曲のキモはサビ前の「♪駄目 駄目 あー駄目駄目よ」の部分。ケイちゃんが、ちょっとやりすぎか?と感じるほどエッチな声を出しちゃってる。
改めて聴いて思ったが、ふたりとも思いっきり地声で遠慮のない発声がスゴイな。基本ミーちゃんがリードで、「セクシーな歌詞を健康的に歌う」というイメージを作っていたと思う。ケイちゃんはユニゾンにしろハモりにしろ控えめな印象。でもケイちゃんのハスキーヴォイスが、ときどきセクシーな隠し味として効いているんだな。
③④オリジナルカラオケ
これはレアなのかも?いや、これほどのビッグアーティストならオリジナルカラオケのアルバムもアリか、と思って調べたらやっぱり存在した「ピンク・レディー・オリジナルカラオケ・コレクション」。こんなアルバムが成立するアイドルなんて他にいるのか?ま、キャンディーズだってあってもいいかもしれないけど、オリジナルカラオケのアルバムは存在しないようだ。
定価1000円、中古で315円。
2曲とも3分足らずで、カラオケを含めてもトータル10分ちょっと。3曲入れてくれてもよかったのに。
じつはこれ、前回のPLXのシングルと同時に購入。しかも同じ値段だった。
ジャケはもうちょっと高級感があってもよかったか。
それでは、しばらく夏休みです。アディオス~
今さら言うまでもないが、全盛期の彼女たちは、今日想像する「アイドル」なんて言葉に収まりきらない、巨大な台風だった。
①渚のシンドバッド 1977年
作詩:阿久悠、作曲・編曲:都倉俊一
ピンク・レディーの4thシングル。一応、サーフ歌謡の系譜に入るのかな。「テケテケ」はないけど。ファンキーとは言えないまでも、「昭和歌謡グルーヴ」とでも言いたくなるような独得のリズム感が懐かしい。②と比べるとドライブ感のあるベースが前に出たアレンジで、イントロの「♪アアアッアン、アアアッアン」の部分なんかは結構期待させる。ストリングスが入ると急に失速する感じが惜しい!でも、同世代の女子の8割がた振り付けを覚えていたという事実からみて、ある意味当時もっともダンサブルな音楽だったのだ。小学生女子が「♪セクスィ~」とか歌いながら、膝から太ももへと揃えた両手を上げていくポーズをとっていた昭和52年。そりゃPTAが問題にしても仕方ない。
ところで、この録音を聴いてもっとも違和感があったのはAメロの途中で「ミーちゃーん!」「ケイちゃーん!」という野太い掛け声が入っていないことだった。スタジオ盤なので入ってないのは当たり前なんだけど、当時はテレビでしか聴いてなかったので、あの掛け声が完全に曲の一部として記憶されているんだな。
②S・O・S 1976年
作詩:阿久悠、作曲・編曲:都倉俊一
こちらは2ndシングル。イントロに「SOS」のモールス信号が入っていて、ラジオ放送などではカットされた(本物と間違えるといけないので)というエピソードも有名か。ズンドコとしか言いようのないリズム隊と、サックス+ストリングスがのどかな空気を演出する。阿久先生の「男は狼なのよ」で始まる「乙女のピンチ」を描いた詩は、今読むと結構大人向け。当時は何のことやらさっぱり分かっていなかったね。この曲のキモはサビ前の「♪駄目 駄目 あー駄目駄目よ」の部分。ケイちゃんが、ちょっとやりすぎか?と感じるほどエッチな声を出しちゃってる。
改めて聴いて思ったが、ふたりとも思いっきり地声で遠慮のない発声がスゴイな。基本ミーちゃんがリードで、「セクシーな歌詞を健康的に歌う」というイメージを作っていたと思う。ケイちゃんはユニゾンにしろハモりにしろ控えめな印象。でもケイちゃんのハスキーヴォイスが、ときどきセクシーな隠し味として効いているんだな。
③④オリジナルカラオケ
これはレアなのかも?いや、これほどのビッグアーティストならオリジナルカラオケのアルバムもアリか、と思って調べたらやっぱり存在した「ピンク・レディー・オリジナルカラオケ・コレクション」。こんなアルバムが成立するアイドルなんて他にいるのか?ま、キャンディーズだってあってもいいかもしれないけど、オリジナルカラオケのアルバムは存在しないようだ。
定価1000円、中古で315円。
2曲とも3分足らずで、カラオケを含めてもトータル10分ちょっと。3曲入れてくれてもよかったのに。
じつはこれ、前回のPLXのシングルと同時に購入。しかも同じ値段だった。
ジャケはもうちょっと高級感があってもよかったか。
それでは、しばらく夏休みです。アディオス~
えー、今回はどこへバケーション?あ、アタシが師匠が夏休みの間にプリンスネタを書くってお約束をしてないからかなー(笑)。いや、それは冗談でして。
しかしこんな8cmも出ていたのですね。凄い。
>でもケイちゃんのハスキーヴォイスが、ときどきセクシーな隠し味として効いているんだな。
そーそー。私もこれが幼少、しかも同性ながらにドキドキしたワケです。だってー、ケイちゃんてばホントにセクシーだったんだもの。
ちなみに知りたくないかもわかりませんが(笑)、膝から太ももへと揃えた両手を上げていくポーズ、アタシはキャンディーズ派(しかもミキちゅわん)だったのでやってませんでした。つーか、恥ずかしくてそんなポーズ、出来なかったよー。
今回はスペイン。グレゴリオ聖歌を聴きにいってましたよ。やっぱ生はいいですわ。
ケイちゃんはねえ、なんか不幸系オーラが漂っていて素敵です。これはキャンディーズもだけど、当時の衣装って本当にエロいんですよね。今だったらほとんどのアイドルが拒否しそうな際どい衣装を着てる映像をYouTubeなどで見るにつけ、昭和って一体…と感動しています。
あと、言っておきますが私もミキちゃん派ですから!(笑)