高岡早紀の3rdシングル。
高岡早紀は1988~91年の間に7枚のシングルを残している。うち6枚のタイトル曲を加藤和彦が手掛けており、残る一枚(ラストシングル「Ni-ya-oo」)も、カップリングが加藤和彦作品であった。
①悲しみよこんにちは
作詩:真名杏樹、作曲・編曲:加藤和彦
イントロのストリングスはシルヴィ・バルタン「アイドルを探せ」だし、タイトルはサガンの引用だし、フレンチポップを意識してるのかと思いきや、サビで「ARRIVEDERCI AMORE!」とイタリア語でくるとは意表を突かれた。この、仏・伊をシェイクする技は、アルバム『サブリナ』(1989)収録の森雪之丞・加藤和彦作品「太陽はひとりぼっち」でも活用されている。タイトルがアントニオーニ映画(伊)で、曲はゲンスブール「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」って具合。このアルバムは10曲中7曲を加藤和彦が作曲している。加藤和彦得意のヨーロッパテイストが、不安定極まりない(まったくピッチがとれない!)高岡さんのヴォーカルと溶け合って、美少女の気まぐれな世界を描き出すことに成功している。
中でも、「真夜中のバレリーナ」は、死を意識したかのような安井かずみの詩が美しく、千住明のオーケストラによるワルツアレンジも透明な不安感を盛り上げる。もちろん曲は加藤和彦。名作!
②ソレイユ
作詩:覚和歌子、作曲・編曲:鶴来正基
アルバム未収録曲。こちらはタイトルがフランス語、中身もフランス語ちらほら。ミニマルな音符の動きで、コケティッシュな高岡さんの魅力を引き出している。コシミハルに歌ってほしいような。
定価937円、中古で52円。
素材をシンプルに見せるという方針が、シングル・アルバムともに貫かれている。正解です。「お口は半開き」も大正解!
高岡早紀は1988~91年の間に7枚のシングルを残している。うち6枚のタイトル曲を加藤和彦が手掛けており、残る一枚(ラストシングル「Ni-ya-oo」)も、カップリングが加藤和彦作品であった。
①悲しみよこんにちは
作詩:真名杏樹、作曲・編曲:加藤和彦
イントロのストリングスはシルヴィ・バルタン「アイドルを探せ」だし、タイトルはサガンの引用だし、フレンチポップを意識してるのかと思いきや、サビで「ARRIVEDERCI AMORE!」とイタリア語でくるとは意表を突かれた。この、仏・伊をシェイクする技は、アルバム『サブリナ』(1989)収録の森雪之丞・加藤和彦作品「太陽はひとりぼっち」でも活用されている。タイトルがアントニオーニ映画(伊)で、曲はゲンスブール「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」って具合。このアルバムは10曲中7曲を加藤和彦が作曲している。加藤和彦得意のヨーロッパテイストが、不安定極まりない(まったくピッチがとれない!)高岡さんのヴォーカルと溶け合って、美少女の気まぐれな世界を描き出すことに成功している。
中でも、「真夜中のバレリーナ」は、死を意識したかのような安井かずみの詩が美しく、千住明のオーケストラによるワルツアレンジも透明な不安感を盛り上げる。もちろん曲は加藤和彦。名作!
②ソレイユ
作詩:覚和歌子、作曲・編曲:鶴来正基
アルバム未収録曲。こちらはタイトルがフランス語、中身もフランス語ちらほら。ミニマルな音符の動きで、コケティッシュな高岡さんの魅力を引き出している。コシミハルに歌ってほしいような。
定価937円、中古で52円。
素材をシンプルに見せるという方針が、シングル・アルバムともに貫かれている。正解です。「お口は半開き」も大正解!
加藤和彦さんの生粋の品の良さ、メロディの普遍的な美しさ。
アイドル仕事の素晴しさもこれからもっと再評価されていくのだと思います。
そんな映画も見てみたい。
って話それましたが、加藤和彦、うちでも何枚か持ち札出します。都市色さんの続きってことで高岡さんから始めてみました。