失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「ラッキー・ラブ」カイリー・ミノーグ 1987?年

2005-03-28 | 8cm論
「I should be so lucky」Kylie Minogue 1987
ついに見つけた87年もの???当時はこのCDを買うことなどありえないと思っていたが、月日は流れ、気づくと喜んで買っている自分がいる・・・。先週白山のビデオ屋で購入、52円也。カラオケとのカップリングで定価は1000円。もちろん消費税など存在しなかった大昔の話だ。

カイリーは最近もお色気路線(死語?)でUKチャートでは現役の、オーストラリア生まれのシンガー。87年当時はもちろん清純派路線だった。この曲はセカンド・シングルにして世界的大ヒットとなったカイリーの出世作。当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったStock-Aitken-Watermanのプロデュースだ。アレンジはユーロ・ビート(これも死語?)。覚えやすいキャッチーなメロディーで各国のヒット・チャートを賑わした。

CDのコピーは「オーストラリア⇒イギリス⇒ヨーロッパ⇒すべてNo.1の記録的ヒット・シングルをたずさえて、ウワサのラッキー・ガール<カイリー・ミノーグ>登場。」どうでもいいようだが、ここには重要な情報が含まれている。オフィシャル・サイトを見るとこのシングルがリリースされたのは87年12月。もしこの8cmシングルが87年に出ていたとしたら上記のようなチャートでNo.1という情報は入れられないはずである。つまり、このシングルはある程度チャート・アクションも出揃った1988年に出された可能性が大、というより88年でしょ、残念ながら。シングルに記載されている「1987」は曲が作られた年、ということなら間違いとは言えないが、最古の8cmか!?と思って買った身としては少々悲しい。52円ごときで文句を言ってはいけないとは思うが。

”CX系ドラマ「家と女房と男の名誉」主題歌オリジナル曲”という記載もある。これも88年4月からのドラマなのでやはり87年の段階でこのCDが出ていたとは考えにくい。ちなみに和田加奈子という歌手がカヴァーしたようだ。

どうも1988年誕生説が正しいような気がしてきたぞ・・・

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