2017年6月18日(日)岩湧山 中の谷からきゅうさか道コース
山は不思議です
獣が歩けば獣道
人が歩けば 登山道
だけど歩かなければ
人の通った跡も 薄くなって
いつしか消えていきます
道の無い山肌は
自然が作り上げてきたもので
見た目以上に 人とって優しいものとは言い難い…
一歩踏み込むと
そこは厳しい掟があるかのように 試練を与え
時に制裁をも与えられそうになります
少し道を外れると
自然の領域に足を踏み入れた途端
戦いが始まります
たとえそれが 身近なお山であったとしても…
獣が歩けば獣道
人が歩けば 登山道
だけど歩かなければ
人の通った跡も 薄くなって
いつしか消えていきます
道の無い山肌は
自然が作り上げてきたもので
見た目以上に 人とって優しいものとは言い難い…
一歩踏み込むと
そこは厳しい掟があるかのように 試練を与え
時に制裁をも与えられそうになります
少し道を外れると
自然の領域に足を踏み入れた途端
戦いが始まります
たとえそれが 身近なお山であったとしても…
中の谷コースのちょっと逸れた尾根道からの続きです
出た尾根は樹林の中の痩せ尾根
その姿は 竜の背中にも似たような…
竜が鎌首上げたような尾根を
ただ ひたすら登っていきます
両脇に切れ落ちた斜面を見せる痩せ尾根が続きます
尾根の通り道に 大木が通せんぼ!
回り込んで通りますが
落ち葉の残る 急な斜面は崩れやすい…
見た目以上に厳しい…
木を掴む手に力が入ります
尾根沿いに登っていきますが
落ち葉の斜面のは歩きにくい
ズルズル足元が崩れる事も…
掴むところがないときは
足を腐葉土の中に突っ込んで踏み込むけれど
頼りない足元に緊張が走ります
腰が痛い事で 踏み込みが弱くなっており
余計に 足場の悪さに翻弄されてしまうよう…
左側が切れ落ち
左寄りに曲がる尾根…
見上げたところに
右側の方に かすかなスカイラインが…
あのスカイラインの方へ行こう!
一瞬 落ち葉の急斜面を
トラバースすることに躊躇する私…
行くぞ!
チチが落ち葉の斜面を横断していきます
チチが渡るのを見て 決心します
大丈夫だ!
チチの声が後押しします
落ち葉に隠れた斜面が崩れやすく
やはり…怖い…
周りを見て歩けそうな道筋を作って
慎重に渡ります
岩湧山…半端ない…
腰の痛みよりも緊張感が
踏ん張りの弱い足に力を呼び起こしてくれます
右側に見えていたスカイラインに辿りついたあたりに
道らしき踏み跡が見られます
そして標布を見つけ ホッとため息がもれます
チチの選択は 正解だったようです♪
枝尾根から曼荼羅尾根道に出られたようで
全身の力がふ~っと抜けます
休憩しようか…
はい…
はい…
チチの言葉に即答するわたし…
ザックから解放されます
本当に短い距離なのに
長~い距離を延々と歩いたような疲れが襲います
登ってきた斜面をみながら
ただぼ~っとしてしまいます
あたりは静かな樹林帯で
自分の吐息だけが響いているよう…
ここからは 緩やかな道となり
今までの事がウソのように
静かな原生林の中を歩きます
途中 あのまま登っていたら合流していたと思われる
枝尾根との合流点に出合います
下を覗いてみると
更に険しい枝尾根が落ちるように続いています
ふと…
あのまま 突っ切って登らなくてよかった…
胸を撫でおろした瞬間です
山道の先に広場が現れ
その中央に大きな桜の木が聳え立っています
曼荼羅桜の表札を付けて
奥深い樹林の中でひっそりと存在を示しているようです
春の桜の咲く頃に一度来てみたいものです
右に見える標布を目印に右へ曲がります
急な斜面を ジグザグの踏み跡が続きます
暫く自分のリズムで登っていきます
山道を進むと 先の方に人工物? 何か建物でもあったのでしょうか…?
その残骸の壁の少し手前を右に曲がります
曼荼羅尾根~6とは何を意味する…の?
標布がこれでもか~とつけられた樹林帯…無ければ迷いそう…
その残骸の壁の少し手前を右に曲がります
曼荼羅尾根~6とは何を意味する…の?
標布がこれでもか~とつけられた樹林帯…無ければ迷いそう…
長尾
自然林から 植林へと変わり
今までと違う雰囲気が漂い始めます
杉林の一筋の道の先に何かが…見えます
五ツ辻
ダイトレの道に出ました♪
ここからは 本当に街道のような道になり
ゆるりと歩けます
ベンチに腰掛けて 喉を潤しながら休憩をとり
今歩いてきたコースを地図で確認します
なんだか ここまでのコースで
今日の目的を果たした気がするほどです
地図を辿りながら
小さなお山の大きな力を感じます
さて…ぼちぼちと
再び花を探しながら
岩湧山山頂を目指しましょうか…
つづく…
続きはお花を中心にアップする予定です
本当に踏み跡は見つからない所で
道らしきところに出ますと 本当に ホッとします
地図は大切ですね
低山でも 山歩き本来の楽しみ
地図を片手に 味わえるのもまた一興ですね♪
コメントをありがとうございます
我々も何度かこういった低山を登りましたが、
下山するまで不安でした。2万5千分の1地図サマサマ
です。