2017年6月18日(日)岩湧山 中の谷からきゅうさか道コース
五ツ辻からの続きです
今登ってきた中の谷のルートがうそのように
穏やかな 樹林の道が続きます
山登りから お花探しの散策へと変わったのも
五ツ辻からの道でした♪
ですので…ここからは 少しだけ
お花が中心となります♪
整列した杉林の足元を飾る新緑も
少しずつ色を濃くし始めております
整備された道は
数え切れない山人の足跡を彫りこんだように
街道筋の面持ちを携えて 延びています
ナルコユリ
まだ ナルコユリが残っています
もうそろそろ 春と夏のバトンタッチが終わりそう…
季節の入れ替わりに重ね合わせたように咲く花に
愛おしさを感じます
こちらからも岩湧寺に行けそうです…が!
そのまま杉林に囲まれた尾根道を進んでいきます
まだ花を咲かせない蕾がたくさんおります
タツナミソウの花もまた色々な種類があり
見分けることができない私です
早く花を咲かせてほしいな…
…ん? 何やら建物が…
避難小屋
展望台
避難小屋?
休憩所の天井は 展望のない展望台
こんなところに建物があったかな~と首を傾げるチチ
逆からくると見過ごすかも…
同じ道でも 時が過ぎて気づくこともあります…
所々 ミヤコアオイの葉が生い茂っておりますが
のぞいてみても もう…お花は見当たりません…
昔で言うならば 峠の休憩所が在りそうな場所
ここに 茶屋があっても おかしくなさそう…
ベンチに腰かけて汗を拭うのに
丁度良さげな感じ
ここが東峰と確信したのは
地図と 山頂の標識を見てのこと
このときは ただの分岐点と思っていた私…
休まずそのまま山頂へと歩を進めます♪
道は一旦 下りとなり
トイレの設置されているコル迄下ります
思いのほか急な下り坂 階段が作られていますが
膝の悪い人にとっては この階段は地獄…
チチはあえて地道の坂を下っています…って
足…大丈夫ですか?
林床の 土色の味気ない風景に
とある葉っぱが 所々で よく見かけます…
ホトトギスの葉が気持ち良さそうに伸びています♪
まだまだ 花咲くには準備が必要のよう…
ホトトギスのお花が見られるころは
夏真っ盛りで 暑いときなのでしょうね…
咲かぬなら 咲くまで待とう ホトトギス
楽しみに待っていますね♪
ここから カヤトの尾根歩きが始まります♪
学名:Cirsium japonicum
分類:キク科アザミ属
花が美しいので近寄ると 鋭い刺に「驚く」=「あさむ」が転じて「アザミ」に…
他にも
美しい花だと 近寄ると鋭い刺に近寄れず 欺かれた…から「アザミ」に転じたとか
アザミの「アザ」は刺を指し 「ミ」は実を意味するとか…
分類:キク科アザミ属
花が美しいので近寄ると 鋭い刺に「驚く」=「あさむ」が転じて「アザミ」に…
他にも
美しい花だと 近寄ると鋭い刺に近寄れず 欺かれた…から「アザミ」に転じたとか
アザミの「アザ」は刺を指し 「ミ」は実を意味するとか…
どちらにしても 美しい花には刺がある…
他の種と区別するために 野 が付けられたらしいのですが…?
めっちゃくちゃ 楽天的に思えてしまいます…
野に咲く美しくも欺く花ということで…
きっと 棘は
花粉を運んでくれる虫さん以外のものから
お花を守るための防御服なのかも知れませんね
花言葉:権利 私をもっと知ってください
ナワシロイチゴ 別名:サツキイチゴ
学名:Rubus parvifolius
分類: バラ科キイチゴ属 (落葉小低木)
分類: バラ科キイチゴ属 (落葉小低木)
苗代を作るころに 果実が熟すので
苗代苺と呼ばれるようになったとか
この苺さん 見かけは ちょっと貧弱な実なのですが
味は 野イチゴの中では おいしい苺と思っております
意見には個人差がありますが
私は この実がとても待ち遠しです
よろしかったらこちらをクリックしてみてください↑
学名:Ixeris dentata
分類:キク科ニガナ属
分類:キク科ニガナ属
花言葉:質素
階段状の道を 花を探しながら歩きます
周りは遮るものがなく 解放感に包まれますが
空は灰色の雲の覆われ 展望に陰りを落としています
学名:Lilium japonicum
分類:ユリ科・ユリ属
分類:ユリ科・ユリ属
その姿に言葉は要りません
お会いできて嬉しいです♪
花言葉:清浄 上品 純潔
岩沸山 897.7m
和泉葛城山系で 南葛城山に次いで 2番目に高いお山です
長い山頂一帯はカヤトですが その場をキトラと呼び
重要文化財などの屋根葺きに使用しているそうです
富田林方面
金剛山方面
西峰の方面
長~い尾根道を
さらに進むと 山頂から咲きの広場があり
そこが今回の折り返し地点
広場になった展望に恵まれる西峰で 休まれる方がほとんどです
我が家も ベンチに座って 河内方面を見ながら休憩をとります
やさしい風が吹いてきます
平野部の暑さが嘘のように 涼しげで 心地よい♪
先のダイトレの道は
以前歩いたことがある…と チチは言う
私のうん十年前の記憶の扉は 錆びて開かなくなっており
思いだす事すらできません… ですので…
新鮮ですわ~
あきれ顔のチチ…
子供が小さいときに登っているんだけど…
そうでした?
そうでした?
そんな私に唖然とするチチ…
だけど 何気ない幸せを感じるひと時です
オカオラノオ(花芽)
まだ尾根むとオカトラノオ
花穂が曲がり、先で反転気味になる姿が
絵画でみる 「虎の尾」に似ていることから
オカトラノオと呼ばれるようになったよう
今は…お辞儀したまま 居眠り状態…?
もしも~し そろそろ お目ざめになりませんか~
きゅうさか道経由で下ります
確かに 名の通り急ですな~
オカタツナミソウ
林道が現れ ホッとします
1から6まである駐車場の6番に停めたものですから
延々と 歩かねばなりません
その道中
飽きることなく お花を鑑賞!
程よい風が心地よく
花に 風に…緑に
癒されながら歩きます
時に… 卑しん坊の私を試すかのように
美味しそうな実を携えて迎えてくれます?
これは何の実 生まれはどちら?
ブルーベリーは雄雌2株いるけれど
これは一株で実をつける ジューンベリー
こんなところでお目にかかれるなんて~♪
一粒…ご所望…
いつか罰が当たるかしら…食いしん坊の私…
道路の縁取りをするかのように
黄色いお花を咲かせてお出迎え?
学名:Hypericum patulum
分類:オトギリソウ科 オトギリソウ属
花言葉:悲しみを止める きらめき 秘密
テイカカズラ(定家葛)
分類:キョウチクトウ科 つる性常緑低木
テイカカズラのテイカは名前の由来とされる謡曲の定家ではなく、
庭の下の方に咲く葛の花を意味する庭下という説もあるそうです
私的には… 藤原定家だと思いたい♪
テイカズラに纏わるお話
とある夕暮れ時 京都を旅をしていた僧がおりました
旅の途中で夕立にあった僧は 雨宿りのため
近くの建物に駆け込んだそうな その建物こそが
藤原定家が建てたといわれる時雨亭だったそうです
雨宿りをしていた旅僧のところに どこからともなく女が現れます
そして 旅の僧を 葛の絡んだ式子内親王の墓に連れて行き
徐に 藤原定家と式子内親王との恋物語を話し始めます
後白川帝の第3皇女である式子内親王は、
鎌倉時代の歌人 藤原定家にとって 雲の上のような存在のお人
しかし 二人は密かに契りを結ぶことに…
(一説によりますと 手の届かぬ存在の式子内親王とは結ばれず
式子内親王は清らかなまま 加茂の斎宮になったという話も…)
しかし… 式子内親王は加茂の斎宮となり
そのまま出家して49歳の若さで帰らぬ人となりました
定家は それから40年のちの79歳でこの世を去ります
現世で添い遂げることができなかった 式子内親王への想いは
体を失った後もなお 生き続けたのでしょうか…
定家からの塚から 不思議な蔓草が生えて
式子内親王の眠るお墓へと向かって伸びていったそうです
そしてその細い蔓は 墓に達すると 葉を茂らせ
式子内親王のお墓を覆い尽くしたといいいます
それは 定家の執念が 思い人を我が胸に抱きしめ
もう離さないぞと言わんばかりに絡み付いたのだと…
しかし 絡み付かれた 式子内親王は
解けぬ苦しみに もがき続けていると…
それを聞いた旅の僧は 式子内親王の成仏を願って
お墓の前で読経をしました
すると、葛はまとまりつくのをやめ
式子内親王の霊は 長年続いた苦しみから解放されたそうです
女は お礼に舞を舞い
夜明けと共に お墓の中に姿を消したそうです
その女こそ 式子内親王の霊だったようです
この絡み付いた葛を後に 世の人たちは
定家葛(テイカカズラ)と呼ぶようになったそうです
とある夕暮れ時 京都を旅をしていた僧がおりました
旅の途中で夕立にあった僧は 雨宿りのため
近くの建物に駆け込んだそうな その建物こそが
藤原定家が建てたといわれる時雨亭だったそうです
雨宿りをしていた旅僧のところに どこからともなく女が現れます
そして 旅の僧を 葛の絡んだ式子内親王の墓に連れて行き
徐に 藤原定家と式子内親王との恋物語を話し始めます
後白川帝の第3皇女である式子内親王は、
鎌倉時代の歌人 藤原定家にとって 雲の上のような存在のお人
しかし 二人は密かに契りを結ぶことに…
(一説によりますと 手の届かぬ存在の式子内親王とは結ばれず
式子内親王は清らかなまま 加茂の斎宮になったという話も…)
しかし… 式子内親王は加茂の斎宮となり
そのまま出家して49歳の若さで帰らぬ人となりました
定家は それから40年のちの79歳でこの世を去ります
現世で添い遂げることができなかった 式子内親王への想いは
体を失った後もなお 生き続けたのでしょうか…
定家からの塚から 不思議な蔓草が生えて
式子内親王の眠るお墓へと向かって伸びていったそうです
そしてその細い蔓は 墓に達すると 葉を茂らせ
式子内親王のお墓を覆い尽くしたといいいます
それは 定家の執念が 思い人を我が胸に抱きしめ
もう離さないぞと言わんばかりに絡み付いたのだと…
しかし 絡み付かれた 式子内親王は
解けぬ苦しみに もがき続けていると…
それを聞いた旅の僧は 式子内親王の成仏を願って
お墓の前で読経をしました
すると、葛はまとまりつくのをやめ
式子内親王の霊は 長年続いた苦しみから解放されたそうです
女は お礼に舞を舞い
夜明けと共に お墓の中に姿を消したそうです
その女こそ 式子内親王の霊だったようです
この絡み付いた葛を後に 世の人たちは
定家葛(テイカカズラ)と呼ぶようになったそうです
花言葉:依存
葉っぱはカタバミのようなのだけど
お花が…
やや細身の花弁が カタバミらしくなくて…
でも…カタバミさん?
コナスビ(小茄子) 別名:クサナスビ(草茄子)
学名:Lysimachia japonica
分類:サクラソウ科オカトラノオ属
花言葉:勝負好き 強気、清純
シライトソウ(白糸草) 別名:ユキノフデ
学名:Chionographis japonica
分類:シュロソウ科 / シライトソウ属
花言葉:ゆっくりとした時間の流れ
オッ! 車の数が増えていますよ♪
早々に片づけて 汗を流しに行くとしましょう♪
だけど…動けば お腹が何かを要求してきます♪
そう~良く動いた後は 甘いものを
た~んまりとお腹のな・か・へ…♪
いつもの喫茶のケーキセット
これは山帰りから 外せないものです
それにしても、たくさんの花・花・花・・・
疲れを癒してくれることでしょう。
たくさんの花の中でもササユリの綺麗さが際立ってますね‼
低いお山なのに ルートを一つ変えただけで
本当に なめたらあかんぜよ!でしょう(笑)
でも 面白い所です♪
そしてお花が多くて 楽しませていただきました
大崩山の ササユリも 見事ですね
大崩山 行きたいと思いつつ 縁のない年月が流れております・・・(涙)
コメントをありがとうございます♪