長い夏山紀行もいよいよ最終章になります
自分の思いを書こうとすると
どうしても纏まりの無いものに…
ただ だらだらと長くなってしまいます
それでも お付き合い頂ける事をうれしく思っております
ありがとうございます♪
さて…
夜が明けます
笠ヶ岳小屋のキャンプ場は、展望の素晴らしい所にあります
我が家がテントを張った位置もまた
端の方の、展望を独り占めにできる 良い所です
テントの入り口を開けると、槍ヶ岳と穂高連峰が常に出迎え
御来光をも拝む事が出来るのです
藍色の空に 微かなうす色の明かりが
稜線を浮き彫りにし始め 再び夜が明けようとしています
それと共に 静かに… たおやかに…
山々の峰が浮かび上がってきます
人々が目覚め…活動を始めだしたのはそれ以前のよう…
お日様すらまだ眠りに入っている時のようで
先を急ぐものは 既に出発しています
我が家は、日の目覚めと共に覚醒していきます
そう…ゆっくりと
深藍の空が柔らかなコーラルピンクの色を広げていく様に目覚めていきます
テントの中から白けていく空を 槍の穂先と共に覗き見します
さてさて…
目覚めとともに 別れの時が来たようです
焼岳 乗鞍岳 御嶽山も目覚めていきます
テントの入口に咲く1株のコバイケソウ
その後ろで目覚める槍ヶ岳を 一緒に眺めます
お日様が 顔を出すと 一気に活気を帯び始めます
生命の血潮のように 朱く染まっていきます
笠ヶ岳も赤く染まりながら 姿を露わにしてきます
しかし…悠長に眺めてばかりはしていられません
今日は下山の日 慌てないにしても
そろそろ出発の準備をしなければなりません
何よりも おトイレ自粛に伴い
朝食を済ませて、おトイレに行って、水を補充して 出発!
そう…このテン場では
おトイレに行くのは、本日最初で最後の1回のみ
これは変えられません
おトイレは、それまで我慢です
12時間もテントの中で休んで…まだおトイレは 我慢できそうですが…
何せ…
小屋までの距離を考えると…
我慢したくなるのです…
朝日を浴びながら おトイレの為に 小屋への道を登ります
赤く染まった小屋が漸く見えてきました
頭の中は…
はしたないのですが…
漏れそう…
おトイレ おトイレ…と 呟いて登っていました
そんなテント生活も今日で終わりです
すっきりしたところで テン場に戻り 撤収します
名残惜しいほどの景色に後ろ髪を引かれる思いです
それでも、帰らねばなりません…
ゆっくりとザックの重さを感じながらテン場を後にします
薬師岳から 剣岳まで見る事が出来ます
皆さん見送ってくださっているのでしょうか
またおいで
また来るわ♪
今度は そちらにも伺いたい♪
別れを告げて
昨日歩いた道を 引き返します
焼岳の向こうに 中央アルプスが浮かんで見えます
昨日は見る事の出来なかった景色が
稜線歩きに華を添えるようについて回ります
濃い緑の絨毯のように敷き詰められたハイマツの向こうにも
覗けるは、アルプスの山並み…
どこを向いても、連なる山の稜線が 目を楽しませてくれます
朝日が眩しいほどに輝き
行く手を浮き彫りにし
描かれる稜線伝いも また楽しく歩いていけます
前方から右にかけて 槍ヶ岳・穂高連峰 乗鞍岳 御嶽山が付添
左側には 薬師岳、剣岳 立山の山々が見守ってくれます
素晴らしい稜線歩きは 足取りも軽くさせてくれます
抜戸岩
登先に歩く登山者の姿が岩の間より覗けます
笠ヶ岳
振り返ると 笠ヶ岳も 見送ってくれています
眉目麗しく 広げたすそ野と連なる尾根の稜線が たおやかで 色気を感じます
焼岳の独特の姿が 一段と近づいてきます
稜線の合間に見えるのは 槍ヶ岳
笠新道分岐
ここまで一気に帰ってきました
さて、こちらから脇の急な坂道に入り 稜線越えをして反対側に移ります
しかし…やはり見た目同様…急な坂です
ザックの重さが背中を引っ張ります
なんのその! ガンバ…でございます!
峠を越えると
前方に槍・穂高連峰が ドンと構えて 迎えてくれます
まずは、杓子平に向かいますが
急な下りが続きます
杓子平
見事なカールに広がる草原は お花畑となって
人の目を楽しませてくれています
ここからの景色も絶景です
平らな休憩場を見つけて しばし笠ヶ岳の稜線を見ながら休憩をとります
これが最後ですね
名残惜しくも、別れの時は、見事な姿を見せながら見送ってくれます
ありがとう♪
笠ヶ岳に別れを告げます
緩やかなトラバース気味に 山並みを満喫しながら歩きます
2472mP
再び急な下り道となりますが
お花の宝庫でもあります
シシウドが見事に群生を成して咲いており
その向こうで、穂高連峰が鎮座してバックを飾ります
ミソガワソウ シモツケソウ
急な下りの石畳?
用心して下ります
ヨツバヒヨドリバナ
木々の背は高くなり
樹林帯の中のにはいっても、道は尚 急な勾配が続きます
ここ…絶対…登りたくない…
思わず、ポツリと溢してしまいました…
ブナ林に変化する頃
漸く笠新道も終わり近くになります
蒲田川左俣林道が見えてきました
笠新道入口
ここで同じタイミングで下ってきた人と 暫し休憩を取り
疲れを癒します
同じ道を下ってきた者同士
妙な親近感が生まれます
以前から一緒に登っていたような雰囲気で会話が交わされます
自分もその輪の中に入りたいのでしょうか?
近くで無数のアサギマダラ蝶が舞います
置いたザックの上にとまります
近づいても逃げません…
アサギマダラ蝶をこんなに近くで見たのは初めてです♪
さて新穂高温泉を目指して
長い林道を テクテクと歩くとしましょうか
ソバナ イワアカバナ
イヌトウバナ クモイハタザオ?
お花にもお別れと告げながら歩きます
ゲート
このゲートを越えると
現実に引き戻された気分になります
夏山も終わり…
また来年ね…♪
独りぽつりと呟きます
キンミズヒキ ゲンノショウコウ
新穂高温泉 ロープウェイ
時間的なものでしょうか
人の姿は少なく、静かな雰囲気がします
無料駐車場入口
中崎山荘 日帰り温泉
中崎山荘にも専用の駐車場があり、
ちょうど空いていたので、急いで駐車場に戻り、車を回します
そして、ここで汗を流しながら
食事をして帰る事にします
入浴しようと思ったら
靴が合わなかったためでしょうか
足の痛い原因がわかりました
大きな靴擦れが2箇所発見!
直径2cm強ほど 皮が破れて 赤身が出ています
今は便利なものがあり、防水のシートを貼って
お風呂をお借りします
この防水シートは、入浴可能なもので オプサイドと申します
本当に便利!便利!…
これが無かったら…汗も流せなかった… 辛い事になる所でした
朴葉のみそ焼き定食 900円
素朴なおいしさが口いっぱい広がります
本当に おいしかった~♪
こうして私の夏山は終わりました
さて…次は 秋のお山ですね…
どちらに伺いましょうか…
地図を広げて 探す私です…σ(^^;
残暑厳しく 台風到来も頻繁です
皆様、体調を崩されませんように
被害は最小限でおさまりますように…
また、お山のお話を…聞いてくださいm(__)m
長い紀行文にお付き合い下さいまして
本当に ありがとうございました♪
自分の思いを書こうとすると
どうしても纏まりの無いものに…
ただ だらだらと長くなってしまいます
それでも お付き合い頂ける事をうれしく思っております
ありがとうございます♪
さて…
夜が明けます
笠ヶ岳小屋のキャンプ場は、展望の素晴らしい所にあります
我が家がテントを張った位置もまた
端の方の、展望を独り占めにできる 良い所です
テントの入り口を開けると、槍ヶ岳と穂高連峰が常に出迎え
御来光をも拝む事が出来るのです
藍色の空に 微かなうす色の明かりが
稜線を浮き彫りにし始め 再び夜が明けようとしています
それと共に 静かに… たおやかに…
山々の峰が浮かび上がってきます
人々が目覚め…活動を始めだしたのはそれ以前のよう…
お日様すらまだ眠りに入っている時のようで
先を急ぐものは 既に出発しています
我が家は、日の目覚めと共に覚醒していきます
そう…ゆっくりと
深藍の空が柔らかなコーラルピンクの色を広げていく様に目覚めていきます
テントの中から白けていく空を 槍の穂先と共に覗き見します
さてさて…
目覚めとともに 別れの時が来たようです
焼岳 乗鞍岳 御嶽山も目覚めていきます
テントの入口に咲く1株のコバイケソウ
その後ろで目覚める槍ヶ岳を 一緒に眺めます
お日様が 顔を出すと 一気に活気を帯び始めます
生命の血潮のように 朱く染まっていきます
笠ヶ岳も赤く染まりながら 姿を露わにしてきます
しかし…悠長に眺めてばかりはしていられません
今日は下山の日 慌てないにしても
そろそろ出発の準備をしなければなりません
何よりも おトイレ自粛に伴い
朝食を済ませて、おトイレに行って、水を補充して 出発!
そう…このテン場では
おトイレに行くのは、本日最初で最後の1回のみ
これは変えられません
おトイレは、それまで我慢です
12時間もテントの中で休んで…まだおトイレは 我慢できそうですが…
何せ…
小屋までの距離を考えると…
我慢したくなるのです…
朝日を浴びながら おトイレの為に 小屋への道を登ります
赤く染まった小屋が漸く見えてきました
頭の中は…
はしたないのですが…
漏れそう…
おトイレ おトイレ…と 呟いて登っていました
そんなテント生活も今日で終わりです
すっきりしたところで テン場に戻り 撤収します
名残惜しいほどの景色に後ろ髪を引かれる思いです
それでも、帰らねばなりません…
ゆっくりとザックの重さを感じながらテン場を後にします
薬師岳から 剣岳まで見る事が出来ます
皆さん見送ってくださっているのでしょうか
またおいで
また来るわ♪
今度は そちらにも伺いたい♪
別れを告げて
昨日歩いた道を 引き返します
焼岳の向こうに 中央アルプスが浮かんで見えます
昨日は見る事の出来なかった景色が
稜線歩きに華を添えるようについて回ります
濃い緑の絨毯のように敷き詰められたハイマツの向こうにも
覗けるは、アルプスの山並み…
どこを向いても、連なる山の稜線が 目を楽しませてくれます
朝日が眩しいほどに輝き
行く手を浮き彫りにし
描かれる稜線伝いも また楽しく歩いていけます
前方から右にかけて 槍ヶ岳・穂高連峰 乗鞍岳 御嶽山が付添
左側には 薬師岳、剣岳 立山の山々が見守ってくれます
素晴らしい稜線歩きは 足取りも軽くさせてくれます
抜戸岩
登先に歩く登山者の姿が岩の間より覗けます
笠ヶ岳
振り返ると 笠ヶ岳も 見送ってくれています
眉目麗しく 広げたすそ野と連なる尾根の稜線が たおやかで 色気を感じます
焼岳の独特の姿が 一段と近づいてきます
稜線の合間に見えるのは 槍ヶ岳
笠新道分岐
ここまで一気に帰ってきました
さて、こちらから脇の急な坂道に入り 稜線越えをして反対側に移ります
しかし…やはり見た目同様…急な坂です
ザックの重さが背中を引っ張ります
なんのその! ガンバ…でございます!
峠を越えると
前方に槍・穂高連峰が ドンと構えて 迎えてくれます
まずは、杓子平に向かいますが
急な下りが続きます
杓子平
見事なカールに広がる草原は お花畑となって
人の目を楽しませてくれています
ここからの景色も絶景です
平らな休憩場を見つけて しばし笠ヶ岳の稜線を見ながら休憩をとります
これが最後ですね
名残惜しくも、別れの時は、見事な姿を見せながら見送ってくれます
ありがとう♪
笠ヶ岳に別れを告げます
緩やかなトラバース気味に 山並みを満喫しながら歩きます
2472mP
再び急な下り道となりますが
お花の宝庫でもあります
シシウドが見事に群生を成して咲いており
その向こうで、穂高連峰が鎮座してバックを飾ります
ミソガワソウ シモツケソウ
急な下りの石畳?
用心して下ります
ヨツバヒヨドリバナ
木々の背は高くなり
樹林帯の中のにはいっても、道は尚 急な勾配が続きます
ここ…絶対…登りたくない…
思わず、ポツリと溢してしまいました…
ブナ林に変化する頃
漸く笠新道も終わり近くになります
蒲田川左俣林道が見えてきました
笠新道入口
ここで同じタイミングで下ってきた人と 暫し休憩を取り
疲れを癒します
同じ道を下ってきた者同士
妙な親近感が生まれます
以前から一緒に登っていたような雰囲気で会話が交わされます
自分もその輪の中に入りたいのでしょうか?
近くで無数のアサギマダラ蝶が舞います
置いたザックの上にとまります
近づいても逃げません…
アサギマダラ蝶をこんなに近くで見たのは初めてです♪
さて新穂高温泉を目指して
長い林道を テクテクと歩くとしましょうか
ソバナ イワアカバナ
イヌトウバナ クモイハタザオ?
お花にもお別れと告げながら歩きます
ゲート
このゲートを越えると
現実に引き戻された気分になります
夏山も終わり…
また来年ね…♪
独りぽつりと呟きます
キンミズヒキ ゲンノショウコウ
新穂高温泉 ロープウェイ
時間的なものでしょうか
人の姿は少なく、静かな雰囲気がします
無料駐車場入口
中崎山荘 日帰り温泉
中崎山荘にも専用の駐車場があり、
ちょうど空いていたので、急いで駐車場に戻り、車を回します
そして、ここで汗を流しながら
食事をして帰る事にします
入浴しようと思ったら
靴が合わなかったためでしょうか
足の痛い原因がわかりました
大きな靴擦れが2箇所発見!
直径2cm強ほど 皮が破れて 赤身が出ています
今は便利なものがあり、防水のシートを貼って
お風呂をお借りします
この防水シートは、入浴可能なもので オプサイドと申します
本当に便利!便利!…
これが無かったら…汗も流せなかった… 辛い事になる所でした
朴葉のみそ焼き定食 900円
素朴なおいしさが口いっぱい広がります
本当に おいしかった~♪
こうして私の夏山は終わりました
さて…次は 秋のお山ですね…
どちらに伺いましょうか…
地図を広げて 探す私です…σ(^^;
残暑厳しく 台風到来も頻繁です
皆様、体調を崩されませんように
被害は最小限でおさまりますように…
また、お山のお話を…聞いてくださいm(__)m
長い紀行文にお付き合い下さいまして
本当に ありがとうございました♪
ロングな周回、縦走お疲れ様でした
最初は雨でしたが
後半は お見事な晴天に恵まれ
雄大な連峰の眺めを楽しませていただきました
槍ヶ岳付近からのご来光
神々しいです 素敵な一枚ですね\(^o^)/
笠ヶ岳の稜線
この光景 魅かれますね(*^_^*)
>ありがとう♪
心の中の声でしょうか?
その気持ち 十分伝わります
親娘でこんな山旅が楽しめるなんて
素晴らしい事ですね
お疲れ様でした
朝のすがすがしさが見事に表現されていますね
山は良いです
素敵ですね
こちらは、台風の影響を少し受け始め
重い雲と共に 風も強くなってきております
そちらはいかがなものでしょうか…
>雄大な連峰の眺めを楽しませていただきました.
こちらこそ、最後までお付き合い頂けたことを心から感謝と 暖かいコメントに励まされております
ありがとうございます
>神々しいです 素敵な一枚ですね\(^o^)/
2度目のご来光でしたが
本当に言葉に出来ない神々しさがあり
思わず手を合わせてしまいます
昔から、神に祈る姿がわかるような気がします
山に登り、無事に帰れるとき…
見送って下さる山々に 「ありがとう…」の言葉しか浮かばない私です
所で…スミマセン
私の文章表現の至らなさでして…
チチ=主人でして…あの…σ(_ _;
夫婦での山旅でして…
スミマセン…私…かなりの おばさん域をはみ出している山婆です…σ(^^;
やはり、お伝えしておこうと思いまして…(^O^;
いつも暖かなコメントありがとうございます
本当にうれしく思います
こちらも、台風の影響を少し受け始め
重い雲と共に 風も強くなってきております
そちらはいかがなものでしょうか…
ニュースでは大変な事になっているようですが…
大丈夫でしょうか?
>2枚目の人のシルエットが良いですね
ありがとうございます
私も、好きな一枚でして
いいタイミングで撮れたと嬉しく思っております(^O^;
同じ景色も時間が変わると
様々な表情をして楽しませてくれます
お山も自然も 懐大きく
厳しさ…そして優しさを教えてくれる 師匠のようです
ありがたい事です
その姿をカメラに収めるのは難しいのですが
自分なりに 残していきたいと思っております
コメント ありがとうございます
とても励みになり、感謝いたします
夏山紀行、本当に楽しく読ませてもらいました。素敵な景色にかわいいお花…雨で心が折れちゃったり、日の出を見る為に、心逸る気持ちになるところや、トイレ事情…。本当に、そうそう。
私は行けて山小屋一泊ですね~。近くに山はあるのに、なかなか行けないです。
nanekobi5963さんは、吸入持ちながら頑張ってるんだ。私も頑張ろう!と思いました。
また、Blog楽しみにしてます
錫杖様の縁で こちらにご訪問して戴けたなんて とても嬉しく思います♪
雨が降ったり…お山は色々なお顔を見せてくれますね
それに一喜一憂するように 心折れたり、有頂天になったり
それがお山の楽しみかもしれません♪
今回突然に…といった感じなので
吸入はこれから持ち歩かねばならないのでしょうね…
今もぜーぜー ひゅーひゅーいってますから・・・
でも、それはそれ…で、体調を見ながらお山に行くしかありません
また、レポート書けましたら…見て頂けると嬉しいです
これからもよろしくお願いいたします
コメントありがとうございます♪