2020年3月21日(日)☀ 藤原岳 孫太尾根
年齢を重ね 休みなく働いてくれた身体も
老いと共に 故障が目立つようになり
修復が中々難しくなってきています
痛んだ体を誤魔化しながらも
好きなことを続ける・・・
それがいい事なのか・・・分かりません
ただ・・・どうしても山が恋しく
足を運んでしまいます
チチが・・・聞いてくる事があります
山の精気を吸わないとだめなのかな?
その時のチチの顔は複雑な表情を見せます
私はというと
そうよ♪
山の精気を一杯吸うと元気になるの!
笑いながら言います
あはは 山が枯れそうだな!
ひどい!
あはは 山は枯れない 自然の力は大きい
苦笑したチチの顔を見ながら
そんな会話をしています
そして私は チチと私の身体と相談しながら・・・
ここ・・・孫太尾根の丸山に来ています
本当に丸山までが限界と思っていました
だけど いざ丸山まで登って
周りに咲く春の妖精たちを目にすると
心は大きく揺さぶられ
動悸も・・・眩暈も・・・
他人事のように感じてしまいます
我儘な私の心は 更に・・・
先に居る妖精たちを求めてしまいます
傍にチチがいる・・・
チチもまた わたしを分かっているから
連れてきてくれた・・・
行ける所まで行ってみよう・・・
ゆっくりと腰を上げ ザックを背負います
大丈夫 歩けそう・・・
今日は時間を気にする必要はない・・・
ゆっくり歩けばいいから・・・
そう言い聞かせながら踏み出します
オニシバリ
オモト
アセビ
丸山からの下りから 緩やかな尾根道となり
歩き始めは心配するに至らない感じです
何よりも
春の花が迎え慰めてくれることが嬉しい♪
アセビの迎える樹林帯へ
アップダウンがあるものの
二つの目的を求めて歩を進めていきます
一つは春の妖精たちに逢う事
もう一つは 草木の標識を見つける事・・・
そして不思議な事に いつしか
乱れる鼓動も 眩暈も
ひどくなる様子はなく
自然に受け止められる範囲で治まっています
地味~に蒼い ヤマアイの花
見~つけた♪ ミスミソウ!
岩陰からこんにちは♪
お会いしたかった もう一つの妖精♪
ミスミソウに出会うとテンションが上がります
それは・・・
訪れた人々も同じ様です
並んでご対面中?
ここで暫く 嬉しい足止めに遇います
乙女色のミスミソウ
可憐なミスミソウ
清楚な色白のミスミソウ
私にも気づいて!・・・と
ヒロハノアマナ
くノ一忍法・・・?
隠れているのか・・・
カメレオンか・・・
保護色になっている・・・?
ミノコバイモ
逢いたかったミノコバイモは
行きも帰りも この一株だけでした
周りのミスミソウの陰に隠れて
ひっそりと佇んでいました
花に目を奪われながらも
先にゆっくりと進んでいきます
カレンフェルト地帯特有の岩稜のアップダウンが
容赦なく続く中 やはり癒しとなるのは
春の妖精たちでした
石灰岩の岩稜地帯
丸山
振り返ってみる丸山と今日の空
雲一つ見当たらない青空は 春のもの・・・
捉えどころのない微かなヴェールに被われ
青が青でなくぼやけた優しさを広げています
今日の風は強いながらも
優しく癒しとなってくれます
少しずつ身体が慣れてきているよう・・・
しんどながらも 歩けそう・・・
誘われるように歩を進めていきます
セリバオウレンの両性花
セリバオウレンの雄花
ユリワサビ
採石場
種林帯の尾根の間から
藤原岳東面の採石場がのぞけますが
以前より広がっているように見えます
樹林帯の間から見える景色も楽しみつつ
もう一つの目的のものを探し始めます
幾度か訪れて見落とす 草木の標識
孫太尾根に来たら必ず探すも見つからず
ブロガーのJ-ウルフさんからも教えて頂いて
今日は再々のリベンジになります
この辺りでは・・・?
チチが呼ぶ・・・?
草木 834m
何年越しの発見でしょう!
通常のルートから少し外れたところにあり
そのまま歩いていると見過ごしてしまう位置にありました
今回は 道がはっきりとしており
導かれるように行き着く事が出来ました
・・・といっても チチが見つけてくれたのですが(笑)💦
これで 一つのミッション終了!
しんどいと言いながらも
普通に歩ける事
小さな目的でも 一つ一つ果たせる事
それが出来る事に感謝です♪
先はまだある 下ろう・・・
以前は・・・
ここが草木と思っていたピーク到着!
なぜならここから下った所に
草木への標識があるからです
そこへ下っていきます
団子のようなオニシバリ
下って来た草木の取付き?
標識確認!
さて次の目的は 目の前の頂へ
福寿草は まだ残っているでしょうか・・・
なだらかな道はすぐに急登へとかわり
もう一つのピークへと続きます
まだ裸木の樹林帯!
座禅する樹?
チチの足が止まる?
多志田山 965m
下って・・・ほっとし
登って・・・喘ぎ
こんもりとしたピークに再び立つと
そこは 多志田山!
竜ヶ岳への分岐にもなります
ここで 暫く休もう
チチの言葉にホッとして
ザックを投げ出して休憩をとります
なんやかんやとありながらも
丸山からここまで登ってきました
でも身体は 以前の私とは違う
疲れて重い感じがします・・・
本当に・・・
月単位で体力が落ちていく感じがして
自信が失われていきます
ここからゆっくり歩いても
50分ぐらいで着くよ!
チチが励ますように言う・・・
それは登るぞ!と言う事でしょうか・・・
休憩を取りながら
裸木の間から覗く藤原岳を見つめます
つづく
孫太尾根の登山口がある 新町の墓地は
最近では 福寿草の咲く時期は 平日でも満車となるくらい 大賑わいです。
地元の方にご迷惑が掛かっていないか ちょっぴり心配になっております。
naenkobi5963 さんが歩かれた日から 3 日ほどですが
本日 孫太尾根を歩いてきました
ミノコバイモも たくさん…とまではいきませんが 顔を見せてくれて
春を感じる 幸せな時間を過ごしてきました
あと
草木の標識 見つけることが出来たんですね
おめでとうございます。 ( 笑 )
私も本日歩いて感じたのですが
草木の方へと 導かれるような登山道となってましたね
久しぶりのお山は最高でした♪
ウルフさんから教えて頂いて 確認していましたところ
本当に道になっていて驚きました(笑)
はじめて登った孫太尾根は 人が少なく
マイナーな感じでしたが
カレンフェルト地帯のザレ場もしっかりと道になっており
今は知る人ぞ知る!なのでしょうか(笑)
ロングコースですが お花が楽しめて幸せな時を過ごせるルートですね♪
ウルフさんの山行記楽しみにしております
ミノコバイモ も!
コメントありがとうございます♪