山に癒されて…♪

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嵐の前のお山 釈迦岳

2016年09月07日 | 山登り 近畿 比良方面
2016年9月4日(日) 釈迦岳:ワンゲル道~ダケ道経由




長々しいプロローグ 入山からの続きです




台風12号の影響を受けた空
夜中の雨の名残が残るものの
空には青空が覗いています

そして、静かなお山が迎えてくれます

嵐の前の静けさとでもいいましょうか…

普段の日曜日ならば賑わう筈の駐車場は
停め放題の広さがあります


 イン谷口の無料駐車場
 
ワンゲル道入口




駐車場の脇に ワンゲル道の入口があります

今日は4台程の車しか停まっておらず
入口はすぐに分かりましたが 
満車の時は 車の陰に隠れて 分かりにくいかも…


準備をして…
入口のポストに登山届を出して…
いざ!出発です


少しの間 谷道の荒れた道を歩く事に…









コースタイム


8:17 イン谷口無料駐車場 → 9:07 雄松山荘道出合 → 10:15 釈迦岳 1060m 10:30 →
 
10:45 カラ岳 1030m → 11:05 比良ロッジ跡 979m → 11:10 北比良峠 970m →
 
11:18 神璽谷道下降点(ダケ道分岐)970m → 15:00 カモシカ台 690m → 12:21 大山口 400m →
 
12:42 イン谷口 253m ~ 12:47 大津ワンゲル道登山口 270m


所要時間:4時間30分
山行時間:4時間14分
歩行距離:7.76km






 比良川を渡る  静かな雑木林  荒れた登山道
 
エバのカーテン



入山してすぐに比良川の小さな橋を渡ります

静かな森の中の道…
夜中の雨が、草木を濡らして
水玉の花が咲いています


その間を通ると 水玉が弾け… 
靴も ズボンも…ビッショリ…


湿気の多い空気が佇むなか
日差しが射したり隠れたり…
次第に気温が高くなるのを感じます


人の気配すらない山道…
蜘蛛が お仕事に励んでいるようで
至る所にエバ(糸)を張っておりました

チチが拾った枝を振りながら
エバを取りつつ登って行きます

後をついて歩く私は 
楽をして登ります







最初の方の道はかなり荒れています…


大小の倒木が多くみられ 
行く手を阻むように倒れている所も…

雨上がりの道は 緩んでいる所もあり
倒木や石が滑りやすくなっています


谷道から尾根道に変わる頃
登山道も少しずつ雰囲気を変えてくれます



 木漏れ日にシダの青さが目立つ

鵜川方面




樹間の切れ間から びわ湖が覗けます
青い空と白い雲 穏やか過ぎるほど静かです
本当に台風が向かってきているのかと思うほど…

開けた所では 風の通り道となって
涼しげな顔をした風さんが
ムシムシで描いた汗を拭う様に 通り過ぎて行きます


わぁ~♪ ありがとう~


チョッと強く吹いて
木の葉に付いていた水玉を落してくることも…
それもまた びっくり気持ちいい~♪



 急な道  抉れた道  岩が目立つ



道は 取り付き最大の な登りとなります

エバ取り用に持ち歩いていた落ち枝を 
杖代わりにするチチを見る事も…

チチは…ムシムシとした暑さがいです…
この湿気の多い空気の絡みは 蒸し焼き同然…
その上 急な登りが続く…と きています…

 
弥が上にも…体力は奪われそうです…


チチ~ ファイト~



暑さには強い私は
唯一 チチに勝る力でございます♪

ただ…急な登りが苦手なのは変わりはありません
ヘイコラ ドッコイショと 
重い体を引き上げるように登っていきます




 石垣の跡?



大きな岩が目立ってきて
急な道が少し緩んできた時
人工的雰囲気を感じだします


歴史の名残の石垣が…ここは…?


この辺りから道の雰囲気が変わります
花崗岩の風化した後の様な砂地が地面にみられ
腐葉土から白い砂地の混ざる道となります


そして ヤセ尾根を歩きます







い~わ!岩!岩! ゴ~ロゴロ~!

よそ見してたら おぉ怖い!

すってん転んで 奈落の底かな~

いやはや 木に捕まって中ぶらり

恐ろしや~
恐ろしや~



チョッと歌いながら
痩せ尾根の岩場を 少しだけ歩きます



 右に樹林の切れ間が

びわ湖



今日は本当によく琵琶湖が見えます
この景色が 所々でいつも寄り添ってくれるように見えます

湖面のさざ波すら覗けるほど…
昨日の雨と 風さんが
よ~く見えるようにしてくれたのでしょうか…




   


少し戯れた感じの細尾根を ただ只管歩きます



 雄松山荘道分岐

雄松山荘道分岐




樹林の細尾根を歩きますが 
この頃には…
時折申し訳なさそうに吹く風では
蒸した身体を冷やすに至らず 
汗も噴き出し 根も上げそうなほど
さとの戦いになります


雄松山荘道分岐を越えて
尾根道を登る中 少し余裕のあるスペースを見つけ
ちょっと休憩を取る事にします







 
ヒノキと松の木の混在する樹林帯の中は静かで
その林床を飾る小さなお花達が癒しとなってくれます

静かにしていると 
自然の吐息の様な空気の流れを感じます

暑かった身体を少しづつ冷やすように
絡んでは通り過ぎる優しい流れです


ふと見ると 小さなお花ばかりではなく
太い木の陰から覗くものが…




 ママコナ  一つ目小僧 

樹林から覗く空



一つ目小僧がこちらを覗いて




お前ら…何してる~


山のお釈迦様に 逢いに参る途中でございます…


ここはオイラの縄張りぞ~


暑さに負けまして… 
チョ~っと 休ませておくれでないか…



休んだら 早う行けよ~


ありがとう… ありがとう…





碧い空の下
木々がざわざわ笑っております









まだまだ続く痩せ尾根道

イワカガミの群生地なのでしょう
花の終わった葉が 絨毯のように広がっています

来年の花の時期が楽しみです



さぁ~ 汗も少し引いた事ですし…
ガンバ!ガンバ!と登って行きましょう…



つづく


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2 コメント

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Unknown (錫杖)
2016-09-07 11:03:06
最近 比良山系を攻めてるんですね

明日は、久しぶりの休みで、会社の慰安旅行
琵琶湖に行ってきます。

カメラ持ってきますよ
台風一過の晴天と相成りましょうか
返信する
錫杖様 おはようございます (nanekobi5963)
2016-09-08 08:40:49
うふふ わかります~♪
まだ歩いた事の無いルートが沢山あるので
バリエーションルートを含めて楽しんでみようと思っております♪

今頃は 琵琶湖のほとりでカメラを構えていらっしゃるのでしょうか?

台風一過の晴天で
碧い琵琶湖のお写真 とても楽しみにしております

いつも コメントをありがとうございます♪
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