山に癒されて…♪

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自己世界の超ロ~ング日記です
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武奈ヶ岳は諦めて御殿山へ

2019年01月09日 | 山登り 近畿 比良方面
2019年1月3日(木)御殿山


おめでとうございますと挨拶をする中
やはり年々お正月らしくない感じが拭えません

でも 山初めは変わりなく
今年は身近な所で楽しんでみようと計画を立てます

しかし お天気は…

それでも 雪山 がっつり楽しめるかしら…と
比良方面に出かけます




坊村・葛川市民センター駐車場



年末のお山とは打って変わって 
冬さながらの景色…

登る準備をして歩き始める頃には
湿った雪が 落ちてくるは 落ちてくるは…
全てが白の世界へと変わっていきます


 気温0℃
 入り口ノ公共トイレ




雪の降る町を~♪

気温は0℃となっていますが
然程寒さは感じません…
テンションが上がっている所為でしょうか…?

登山口まで降雪を楽しみながら歩きます



 いつもの赤い橋を渡って…
 標識が見えてくると…





さて いよいよ本格的な雪山歩きまりです

少し迷うものの このままツボ足で
植林の急な登りをジグザグに登ってい来ます



 ジグザグの急登
 去年の台風の爪痕




登山口から一気に急な登りが始まります

雪の表面はやや凍った感じですが
歩きにくい感じはありません
ただ 雪を被った倒木が多く残ったままです

去年の台風被害の爪痕がまだ残っており
まるでそれを隠すように雪が積っているよう…

潜ったり 跨いだりしながら
倒木を避けて登っていきます


 植林の急登は続く



折れた木の門構え…
中を通り抜けて さらに雪の世界へと進みます


 山越え 谷超え 倒木越えて…



景色は一層灰白色の 雪深い世界へと変わります


 雪の重みで垂れる枝…




吹雪とも言い難い 無の世界
雪と風の中で 人は小さな存在…

付けたトレースすら 消し去ろうとするかのよう…



 厳しい冬の姿


この辺りから ラッセルが始まります


稜線はまだかと…まだかと
ゆっくりと登っていきますが
汗が思う以上に 噴き出ているのを感じます


 
尾根の出合い



漸く尾根に出ると 先行者と合流!

先行者はツボ足で登るようですが
ここでチチは アイゼンを付ける事にします

因みに 用心深く安全第一の私は 
急な登りになった時点でサッサ
アイゼンを付けております


その間水分補給を兼ねて休みますが
体の動きを止めると 一気に寒気が
体の中に押し入ってくる感じです

汗で濡れてしまった体には それがとても堪えます


チチ…もう出ましょう…

そんな私を見て笑うチチ
アイゼンを付け終わるとすぐに出発します



 尾根道だがだ!



緩やかにアップダウンの稜線は… 雪深い



 分岐? 雪道は分りにくい…
 急登は続く




更に…
冬の魔物が潜む 無の世界が広がり
風の音と 木々の悲鳴のような音以外
何も寄せ付けぬ世界を ただ只管歩くだけです

雪は一層深まり 深い所では腰まで嵌ります
先行者の跡が薄っすら残っていても
深みは同じで 下半身は囚われの身のようになります

この辺りで アイゼンからスノーシュー
履き替える事にしますが これが意外に
ロスタイムを作る事になります

そして…
尾根の出合で抜いた先行者に
追いつかれ 追い越されます…




 追い越されたパーティに追いつく



トレースはあるが ラッセルは必要!
そんな感じで 先行者も難儀していたのでしょう

スノーシューの力は大したもので
すぐに先行者に追いつく事が出来ます


先行者はツボ足という事もあり 
慎重に登られているよう
ともすれば腰まで埋まって 
身動きできない状態の時も…

先に行こうかどうしようか迷うのですが
先行者は止まらず歩き続けます

場所は細尾根上であり
見た目よりも両脇は急な傾斜の為
暫くお付き合いさせてもらう事にします




 


急登も無言のままガンバ!
マイペースで歩き続ける先行者の後に続いて歩くだけです



 少し平な所は?
 冬道と夏道の分岐




漸く冬道と夏道の分かれに来ました ここで
先行者が休憩を取られている間に 先に進みます

ここから ただ只管…登っていくだけ…
雪と風の世界で 景色は変わることなく
無言のまま 雪と睨めっこして登ります

風雪が容赦なく吹き付け
すぐにトレースはえていく勢いです

そして 写真を撮る余裕もなく
チチを見失わないように
必死に雪と格闘しながら登って行く私

途中 1名の登山者が下ってきます

御前山から向こうはすぐにルートが消え
ラッセルが続くという
深い所は 腰まであるという…


引き返した登山者が その無念さを語ります…


その次に下って来た人は…

武奈ヶ岳まで行ったそうだが
雪が深く 大変だったようです…


もしかしたら…
御殿山まで行けたらいいところかもしれません



そして 無言りは続きます…



 


ここはどの辺り…?


着いたよ

えっ?



ここが頂上である事すらわからなかった

白いベールに包まれ視界を閉ざされた山頂…
ここが御殿山の様です



 御殿山の標識
御殿山 1097m




標識を確認するまで ここが御殿山であることが
理解できませんでした


すると後から登って来られた団体さんも
そのまま素通りしようとします

ここが御殿山であることを伝えると
驚かれますが すぐに安堵した表情に変わります


少し休憩をして 行動食を摂りますが
この先どうしようか迷います


下ってきた人の話を思い出します…

時間も12時…


夏なら1時間もかかりませんが
この状況…
1時間で辿り着く自信がありません

チチもそう考えていたようで
このまま下る事となります



 諦めて下ります



あとは 来た道を戻るだけです♪

登ってきた証の深きトレースを辿って下ります…





風雪の凄さを物語るように
トレースが消えかかっている所もあります

それでもスノーシューに助けられながら

下って…下って…
ノンストップって行きます




 重そうな木のトンネル



尾根の出合の所で更にな下りになるため
スノーシューからアイゼンに履き替えます

そして 一気に下っていきます


足に肉刺ができても下っていきます

足の肉刺が破れても下っていきます

ただ スピードが極端ちただけ…


因縁の冬靴とは やはり相性は悪く
今度は左足の指に肉刺ができて 破裂!


〆の登山と山初めの登山!
どちらも靴に泣く結果となりました



 登山口
 トボトボ駐車場へ




漸く登山口に着きます

気持ち的にはホッとし溜息一つ零れます
そして 足を引き摺りながら 
トボトボと駐車場へと向かいます



お正月という事もあり
お食事処にも制限があるようで
お休みの所も多い…

温泉で汗を流した後は そのまま自宅へと直行し
いつもの喫茶店で 自分にご褒美です♪




  いつもの喫茶店で…




山を愉しんだ後の一杯のコーヒースウィーツは格別です

そして 今度はリベンジを何時にしようかと
スウィーツを食べながら計画を立てていました







最後までお付き合いありがとうございます







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8 コメント

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Unknown (J-Blue)
2019-01-09 17:01:34
お疲れ様でした!
迫力有る記述、興味を持って最後まで
読み進みました。!!

でも足の故障は厳しいですね、お大事に!
返信する
お疲れ様 (hide-san)
2019-01-09 17:39:34
>山を愉しんだ後の一杯のコーヒーとスウィーツは格別です

美味しかったでしょうね。

想像できます。
返信する
J-Blue様 (nanekobi5963)
2019-01-10 08:14:47
おはようございます♪

最後まで 愚ブログを読んで下さって
ありがとうございます♪

久しぶりの ラッセルもどき 疲れました~(笑)
年々体力がなくなる感じですが
楽しめる事が嬉しいですね

靴が合わないのが辛いですが
まだ新しいので我慢我慢…
ケチ根性が出てしまいます(笑)

何とかなるかな?とあれこれ思案中です

ご訪問頂けている事が励みになっております
どうぞ今年も この拙いブログにお付き合い下さいますよう お願い致します

コメントをありがとうございます
返信する
hide-san様 (nanekobi5963)
2019-01-10 08:18:37
おはようございます

なんだか ケーキを頬張っている時の姿を
何処からか 覗かれていたのではないかと思ってしまいます(笑)

甘いものには目が無く 特に山から下りたら
何か甘いものを欲する私ですが
主人も その様子をみて よく笑っています(笑)

だけど 山に行った後って 何を食べても美味しく感じるのは同じですよね♪

hide-san様は 甘党ですか 其れとも 辛党…アルコールの方でしょうか?

楽しみはいつまでも続きますね

コメントをありがとうございます♪
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こんばんは‼ (バボ)
2019-01-11 21:20:19
今シーズンの九州は雪が降りませ~~ん(T_T)
羨ましい写真ばかり・・・

ラッセル途中、急登でのガンバが凄く伝わります。
九州ではラッセルすることなんか、年に一回あるかないかですけど。。。

いや~積雪の量がやっぱ違いますね。
返信する
バボ様 (nanekobi5963)
2019-01-12 13:43:51
こんにちは♪

今年は まだ九州の降雪 あまり聞きませんね
こちらも 例年に比べると雪は少ないように思いますが
局地的に ドカ雪があるようで
狙って登って 鼻先でせせら笑われてしまった感じです

でも 子の季節雪と戯れるのは楽しいものです

九州もどのタイミング積雪を楽しめるのでしょう
九州のお山の霧氷はぴか一ですけど…
バボ様のブログで 密かに待っております♪

コメントを有難うございます♪
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雪山 (のんびり夫婦の山遊び)
2019-01-15 20:28:13
nanekobi5963さん、こんばんは!
山始めの御殿山、コメントが遅くなり、申し訳あ
りません。
雪が舞い散るなか、それもラッセルしながら、
そして足のトラブルもありと新年早々大変な山行
でした。
また、天気と降雪量を踏まえ、武奈ヶ岳の計画を
変更して御殿山までとしたのは良い判断でした
ね。
この山域は、凄い降雪量なんですね。
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のんびり夫婦の山遊び様 (nanekobi5963)
2019-01-16 11:49:53
こんにちは♪
いえいえ こちらこそ ご挨拶が遅くなり 申し訳ございません

今年は雪が少ないといいながらも
この比良山系の雪は甘く見ては行けませんね(笑)

ここは豪雪で有名ですが
それでも 今年は少ない方だったのですが
年々 体力がなくなり 登れる範囲も狭まってきています(笑)

今年もまた お山を愉しめたらと思っております♪

コメントをありがとうございます♪
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