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春分の日の 天狗岳 1 (3/20)

2016年03月23日 | 山登り 八ヶ岳 蓼科
2016年3月20日(日)北八ヶ岳 天狗


資料

天狗岳は、長野県茅野市にある八ヶ岳連峰の山である
天狗岳は、長野県茅野市にある八ヶ岳連峰の山である。
八ヶ岳連峰は夏沢峠を境に南側を南八ヶ岳(狭義の八ヶ岳)、北側を北八ヶ岳と呼ぶが、
天狗岳はこの北八ヶ岳の最高峰である。
山頂部は300mほどの間隔を置いて東西に分かれ、西天狗岳と東天狗岳と称する。
標高が高いのは西天狗岳で2645.8mである。
北八ヶ岳はなだらかな山容と深い針葉樹林、点在する湖などに特徴があるが、
天狗岳はその中にあって唯一、南八ヶ岳に近い険しい山容をしている。
日本二百名山のひとつ。
          
★ウィキペギアより抜粋






渋御殿湯のHPをご参照ください


渋御殿湯




天狗岳には何度か訪れていますが
渋の湯から入山するのは今回が初めてです

ヤマレコなどで渋の湯の噂は聞いていましたので
一度は訪れてみたいと思い
今回渋御殿湯に車を停めさせていただく事にしました

渋の湯線に入ると
10℃以上あった気温が 一気に下がっていき -2°まで下がります

所々凍結した路面が出てきますが
然程影響はなく スムーズに走れます







とかく初めてなもので 要領を得ず 
受付6時からだという事を 現場で
初めて知りました

その時間が来るまで 路肩で先着順に並んで待ちます


駐車場の所にはおトイレが設置されており
待つ間の苦労は特にありませんでしたが
寒い…です


ここはまだ…冬の名残を濃くして
まだ…春を拒んでいるような感じがします…


川を隔てた建物までの道は
雪解けが再凍結して 凍っています
油断すると滑りそうになります



受付時間が来ると順番に並んで受付を行います


まずは車のナンバーと山行日数を伝え
1日1000円の駐車料金を支払います

そして、女将さんの指示を待って、誘導されるままに車を移動して、
指示された所に駐車します


女将さんは一人 
ツッカケで凍結した路面の上を小走りに移動しながら
車の誘導を行います




あんた日帰り?


はい!


ぼくも日帰りです~


ちょっと待って
あんたこっち



はい!





それぞれに自分の存在を誇示して 
忘れられないよう女将に覚えてもらいますが
どの方も 学生と教師の関係のように 
少し緊張した返事をしながら
素直に従って規律正しく 駐車場に向かいます



あんた、ここ入る?

はい!

線引いてあるけど無視していいから

はい!


女将さんに…当たりそうなんですけど…


ああ! 入ったね♪


はい!ありがとうございます!




身体を張って 
スレスレに誘導する女将さんにお礼を言います

女将さんは それを聞く間もなく
次の車の所に小走りに去って 次の車の誘導をされています

その姿を見ながら…

駐車できた事に ホッとします



今回の山行の難所をクリアした気分です



それぞれに顔を見合せながら 安堵した様で
笑顔が洩れます


さて…支度をして 出発です♪




コースタイム


5:35 渋御殿湯 6:35 → 6:37 奥蓼科登山指導所 6:50 → 7:08 高見石分岐 → 7:38 八方台・唐沢鉱泉分岐 2122m → 
7:57 渋の湯入口 唐沢鉱泉分岐 2201m → 8:30 黒百合ヒュッテ 9:00 → 9:06 中山峠 2410m → 
9:48 天狗の鼻 10:05 → 10:17 東天狗岳 2645m → 10:35 西天狗岳 2646m 11:00 → 11:46 中山峠 → 
11:50 黒百合ヒュッテ 12:05 → 12:00 渋の湯入口分岐 → 12:36 八方台・唐沢鉱泉分岐 → 13:07 渋御殿湯










奥蓼科登山指導所 登山届ポスト

渋の湯登山口


登山届を出して この橋を渡れば 入山ですが
その前にアイゼンを装着する人でにぎわいます

雪の表面は凍結しており 油断すると ずるっ!…となります

なので ここは安全重視で 
早々にアイゼンを履いての入山となります





樹林の中は まだ薄暗く
凍った雪面を踏むアイゼンの刃音が 気持ちよく響きます



高見石分岐


最初は急な登りが続き
まだ慣れないからだから 汗が吹き出し
途中で体温調整の為上着を脱ぎます

最初の分岐に近づくと
道は勾配を緩めて 
なだらかなダケカンバの樹林帯の道へと変わります




八方台・唐沢鉱泉方面分岐  2122m


緩やかな道の曲線に沿って進むと
分岐を越える頃より日差しが差し出します

森が目覚めていくさまを実感する時でもあります




渋の湯入口・唐沢鉱泉分岐 2201m


薄暗かった樹林帯の中が明るく活気を帯びてきます

火照った体から湯気が上がり
大分体も慣れてきた感じです

この時期でも 雪はまださらっとして
歩きやすい道となって誘ってくれます









こちら迂回路…?

何処が迂回路なのか判りません
今は雪の下で隠されているようです

しっかりとついているトレースを外れる事なく進むことにしましょう♪




黒百合平 2405m



開けた感じで一気に明るくなります
右手に木々の間から 天狗への急な雪面が降り注ぐように見えてきます

雪深く積もったヒュッテ前の広場で
それぞれに休憩をとられる登山者が賑わいを見せています




黒百合ヒュッテ



まだ、静かな佇まいで
時折人の出入りがあるだけですが
周りは、お天気に誘われて活気に溢れています

思いの外テントも多く
白い雪面を飾って賑やかです


ここから峠を越えて
森林限界にでる事になりますが
稜線上で風に当たると 寒さも厳しくなるはず…


空は穏やかで そんな感じは微塵もないのですが
油断は禁物かもしれません…

用心に越したことは無いのかも…と
ここでオーバーズボンを穿いて アイゼンを締め直します







テントの脇を通って中山峠へと向かいます

この時 右足の違和感を感じます

どうもこの冬用の登山靴
購入した時はとても気に入っていたのですが
どうかすると、牙をむくように 
足に合わなくなることがあります

靴ひもの締め方の問題なのかと
色々と工夫してみますが
どうもしっくりと来ません…

今回は靴下を 3枚ほど重ねて履いているのですが…

もう少し様子を見てみようと
そのまま歩いていく事にします




中山峠 2410m


中山峠では
所狭しと登山者で埋め尽くされている状態でした

団体さんが休憩を取りながら 衣服の調整を行っているようです

写真だけを撮らせて頂いて
早々に離れる事にしました







違う意味の山の賑わい
こんなお天気 誰もが誘われて来ます♪



天狗岩と西天狗



森林限界に出ると、目の前に二峰の天狗岳が姿を現します
さて いよいよです♪

雲一つない空が
天狗の稜線を浮き彫りにし
春山の美しさを惹き立てています



   



思いの外 積雪はしっかりとしており
ステップを切ってくれている跡が歩きやすく
急な斜面も取りつきに不安はありません

遮るもののない稜線の
雄大な姿を目にしながら 一歩一歩を踏み出していきます…が

右足の踵辺りの違和感が強くなります

この時はまだ 急な斜面を登る事に集中して
違和感を感じつつも 必死に登っておりました




北アルプス


展望は良く
頭上の空には雲一つなくとも
遥彼方には雲海がひろがり 
その上に浮かぶ北アルプスが優しげにこちらを見ています

朧気に浮かぶ北アルプスの稜線を目で追うと
穂高岳とキレットが良くわかります






直も登りは続きます
斜面の残された足跡を辿るように登っていきます




天狗の奥庭の分岐




輝く雪面に凛と立つ標識
それを超えて東天狗へと進みましょう

しかし…この時すでに 右足の違和感は
痛みに変わリつつありました







天狗の鼻に向かいます


雪のある岩場の急斜面を踏みしめた時
右足の踵に嫌な痛みが走ります



痛っ!


やってしまった…


あきらかに肉刺が破れた感触と痛みです


この時このまま放置して我慢しても限界があると考え
チチに、休憩を取りたい事を伝えます


状況を察知したチチは
天狗の鼻の岩場で 足場の良さげな所を確保しくれます


その天狗の鼻の少し広い所に身を潜めて
足の処置を行う事に…


靴を脱いでみれば…


右足の踵の後ろに 直径2cm強の肉刺が 
見事に破れて締まっています
赤身が出て 周辺も赤く腫れています



これは痛いはずです



取りあえず痛みを和らげて
悪化しないような処置をしなければ
長く歩くことが辛くなります…










ここで足の処置をするために
靴を脱ぎましたが…
これがお天気の悪い時でしたら
とんでもない事になりそう…

改めて このお天気に感謝です



チチは寄り添って静かに 処置が終わるのを待っています


その間に 多くの登山者が通り過ぎていきます



要らぬロスタイムを作ってしまったものの
これを放置していると
本当に最悪の山歩きになりそうですので
きっちりと処置をして


再び天狗岳へと歩を進めていく事にします


でも お肉刺を作ってしまうなんて…


最悪です




つづく


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (山ばか夫婦の山歩)
2016-03-23 12:50:21
我々はいつも渋の湯からの入山です。
バスの便がいいので。この時期には登っていません。
黒百合ヒュッテのブログは最近、覗いてはいるんですが、
雪腐れ、凍結のことを思うと少し尻込みしてます。
レポ参考にさせて頂きます。
返信する
Unknown (錫杖)
2016-03-23 12:53:15
厳冬期の天狗にアタックして強風の為、敗退した記憶が蘇ってきました。

八ヶ岳は天候次第
この日は日射しも十分あることから
おだやかな一日だったんですね。

来年は峰の松目かなと妄想してます。
次が楽しみですよ

やっぱり山ブログは楽しい
返信する
こんにちわ (たか)
2016-03-23 15:48:59
お久し振りです。
今、荷物の整理も終わり漸く落ち着いたところです。

目に痛い様な碧い空の下、天狗岳が雄々しいですねェ。
私も八ヶ岳を縦走した時は渋の湯からでした。
あの時は随分、前の事でしたので確か無料で置かせて頂いた記憶が有ります。
   (八ヶ岳は日帰り圏内の山ですので縦走以外は気が向くと登っています。
    でも、雪の八ヶ岳は経験有りませんのでnanekobiさんの記事、興味津々)

足を痛められたのですか?
私も一度だけ百名山の四阿山からの下り道で靴擦れを起こし
散々な目にあった経験が有りますが
山登りで靴の問題は深刻ですね。

以後、大丈夫だったのかしら?
心配です。



返信する
山ばか夫婦の山歩様 (nanekobi5963)
2016-03-23 21:51:34
こんばんわ♪
私はいつも唐沢鉱泉の方から登っていたので
今回初めて渋の湯から登ってみました

バスはこの時期も満員御礼のようで
バス利用者は多い事に驚きました

チチいわくは今年は雪が少ないから
日帰りで登れるとの事で
雪のある時期に来ましたが
思いの外歩きやすいお山でした

お天気に恵まれた事が
何よりの山歩きでした

コメントをありがとうございます♪
返信する
錫杖様 (nanekobi5963)
2016-03-23 21:59:36
お久しぶりです
錫杖様のブログでの南八ヶ岳のお写真には
足元にも及ばず
あの圧巻の迫力に 積雪期の八ヶ岳に心が向かい
今回チチにお願いして
初心者コースを連れて行ってもらいました

今回は御天気に助けられたのも同じです
お山は時に厳しく 時に優しく迎えてくれますね

峰の松目 あのコースは面白いですよね
雪のあるときですと
かなり難しいかも…
でも、憧れますね
天狗岳、硫黄岳 峰の松目コースを縦走した事を
懐かしく思い出します

来年あたり ブログにアップされるのでしょうか(笑)

夢は広がります♪

コメントをありがとうございます♪
返信する
たか様 (nanekobi5963)
2016-03-23 22:05:48
わぁ~ お帰りなさいませ
まだまだ、御片づけ大変でしょう!

少しはお休みになられましたか?

こちらは、細々とお山に登っております(笑)
もうお山は春の装いの中
やはり高いお山には冬が居座っております

それにしても、やはり八ヶ岳は雪が似合いますね
今回は渋の湯から入山しての山歩きでしたが
良い経験をさせて頂きました

昔はタダでも今はお金が動く時代…
時の流れは 良くも悪くも変わるようになっているのでしょうね

昔から、靴擦れはよく起こしやすい方で
慣れっこに成っています
痛みさえ取る処置をすれば 元気になる私ですからお♪
御心配をおかけしました スミマセン

これからまた、ブログでお付き合い出来そうです
楽しみにしております
ゆっくりと 無理のない様に…

コメントをありがとうございます♪
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