2016年11月12日(日) 一時☁/快晴 台高山脈(北) 薊岳~桧塚奥峰(:石ヶ平谷右尾根経由)
同じお山でも 同じに見える事は少なく
その景色は 訪れる季節によっても
別の顔を見せてくれます
そして いくつものコースを持っているお山もあり
登る方向で 景色もまた 変わって見えます
今回は 前回よりも少しロングに歩いてみようと
台高山脈の薊岳に行く事にしました
薊岳は 以前に 大又~大鏡経由と
大股林道終点 明神谷経由のコースでは
お邪魔させて頂いております
ですので、今日は 北コースの一つ
石ヶ平谷右尾根を登ってみる事にしました
大又林道 駐車場
駐車場にはすでに9台の車が停まっておりました
側を流れる大又川の沢音を聞きながら
準備をしていると
後から車が上がってきます
今日の天気予報は快晴!
来ないはずがありません…
早々に準備をした人が
明神谷へと向かって出発していきます
さて…私たちもそろそろ出発しましょうか…
私たちは 他の人とは反対の方向に向かって…
大又林道を少し下って行きます
冷たい風がそよ吹きながら送り出してくれます
西向きに出発! 明浄にして粧うが如く…
黄葉
まだ、晩秋の彩に賑わう山肌が
どこか冬の面影を潜め始め
艶やかさの陰に 渋みを添えて
秋の終わりを告げ出しております
それでも その華やかさに 目を奪われます
赤い橋通過
取付き
大又川を渡る小さな赤い橋を 右手にみて
それを通り過ぎると
少し右カーブした 分岐の左手前側に
取り付きの入り口を見つけます
何も標識らしきものは確認できませんが
踏み跡はしっかりとしているよう…
急な取り付き 滑る木の渡橋
振り返って取付き
初っ端から 急な斜面の杣道を
ジグザグに登って行くのですが…
確か…チチは言いました
人も使っている一般道だよ…と
急な道は納得するのですが
これが…一般道?
どう見ても バリエーションルートの端くれのよう…
急斜面 矢印 枝尾根に出る
振り返って…
見落としそうな矢印は
木に細々と残っている程度…
それを辿って急な斜面を登って行くと
枝尾根にでます
枝尾根を振り返ってみますと
丁度Lの字に曲がっており
下山に使うと ここは そのまま直進してしまいそう…
注意しなければならない箇所のようです
間伐材の中のテープ
尾根芯は間伐材が無造作に散乱しており
その隙間を弄る様に登ります
道はあるようでわかりにくく
あってほしい 標布は 間伐材の中で
ひっそりと隠れているよう…
それでも 次第に伐材も少なくなりだし
整然とした植林の間の尾根を
進めていきますが やはり…急です
道を塞いでいる倒木はバッサリ!
ジャンクションピーク
急な杣道を登って行くと
薄暗い樹林帯の先に明るさが甦り
黄葉が目印のように誘うピークがJ・Pのようです
やや広くなった尾根道は 右にクッと曲りますが
左側の北東の尾根が続いております
それを見送って ここでは 右側の尾根を進みます
J.Pを右方向の尾根に進む
少し下り気味の尾根は なだらかな直線ですが
尾根は狭くなってきます
そして まっすぐ伸びる尾根の角度は
容赦なく 急になって行きます
不似合いな岩が見え始め
斜面の角度に喘ぎながら登っていると…
正面に巨大岩が通せんぼ!
右側に迂回 植林帯の中の踏み跡を探します
見上げれば 突き出た巨大岩が…!
樹林帯から抜け出て見れば 伐採跡の解放感ある急斜面
おお~!巨大岩が 引っ掛かっている?
豆腐岩
その先には 白い巨岩が立ちはだかっています
通せんぼしていた正体は 豆腐岩
私は石鹸岩かと思いましたが
包丁で切った様な四角四面の大岩は豆腐そのもの…?
この豆腐の角で頭をぶつけたら 大変な事になりそう…
チョッと上に乗って見ましたら
昼寝にちょうどよさそうな感じでしたが…♪
先はまだ長ご~ございますので
さっさと降りて先を急ぎます♪
ここからも喘ぎの急登は続きます
マツカゼソウ
落葉
混生林は 部分的に落葉の絨毯が敷かれて
ひらりと落ちた葉が 静かな眠りに入ろうとしています
その傍らに マツカゼソウが息長く
咲き乱れているのもまた 不思議な光景…
青い苔
そして 青々とした苔に包まれて
季節が遡ったような錯覚も…
ヤセ尾根
岩が目立ちだし
木の根が張り出し
狭い尾根が続きます
狭い尾根は 木々に囲まれて高度感は無いにせよ
切り立った斜面が谷へと落ちています
落葉の絨毯 影
落葉と苔のコラボ
目を移すと あらぁ~!
なだらかな曲線を描いた広場にでます
落葉の絨毯に 苔がアクセントとなり
光の陰影が芸術的に伸び
今までの急な斜面とは裏腹に
穏やかな時が流れ始めます
薊岳の主稜線に出た時です
主稜線上のランドマーク
薊岳主稜線と樹間の向こうに 木ノ宮矢塚
赤いランドマークが目印になります
ここからは なだらかな稜線を歩きながら
樹間から見える景色を楽しみます
北側から冷たい風が吹きつけ
南側から太陽の日差しを 心行くまで浴び…
体半分は ポカポカ陽気
その半分は 冷たく毛穴も縮むほどに…
妙な感覚を味わいながらの尾根歩きです
主稜線 前方に薊岳
逸早く辿り着いたチチと薊岳
ブナやカエデの木漏れ日の明るい尾根道
山の深い味わいを実感しながら
薊岳を追う様に歩く事10分ほど…
薊岳を捉えます
この頃はお空の雲が
微妙な動きを見せて 湧き立ちながら流れ
気分屋のお空にむかって
突きあげる薊岳の頂が 勇ましく感じます
薊岳山頂
立枯れの木に印された 薊岳山頂の印
その木立の向こうに 台高の山並みが
水墨画の様な演出で広がります
薊岳の頂は狭い岩峰で
その眺望は360度ちかく
圧巻の展望が開けています
中央左手前に伊勢辻山と赤ゾレ山
その間に高見山
右手に国見山と水無山
遥か彼方に浮かぶ 葛城山脈
コザクラ 白鬚岳 峰山 高見山 伊勢辻山 赤ゾレ山
釈迦ヶ岳 仏生ヶ岳 大普賢岳
圧巻の展望を楽しみます
恵まれた天候と言うほかありません
女神様の微笑みは
本当に幸せを齎せてくれます
冷たく吹き付けていた風がぴたりと止みます
ここで小休憩を取りながら
北部台高山脈のほとんどを堪能し
遠くは葛城山系を眺め ゆったりとします
体力回復リハビリ登山第2弾としては
申し分のない登山日和です
時間を忘れそうですので
そろそろ腰を上げて
薊岳を後にします…
さて…まだ お昼前…
どこまで歩きましょう~♪
今日はこれで帰るのは
ちょっと勿体ないですから…
つづく
コースタイム
8:10 大又林道駐車場 8:30 → 8:38 取付き → 9:53 豆腐岩 → 10:32 薊岳主稜線 10:35 →
10:50 薊岳(雄岳) 1406m 11:05 → 11:55 前山 1414m →
12:00 三ツ塚分岐 → 12:12 明神岳 1432m → 12:35 判官平 →
12:55 桧塚奥峰 1420m 13:30 → 14:27 明神平 → 15:17 林道終点 → 15:40 大又林道駐車場
歩行距離:13.79Km
山行時間:7時間16分
歩行時間:6時間50分
同じお山でも 同じに見える事は少なく
その景色は 訪れる季節によっても
別の顔を見せてくれます
そして いくつものコースを持っているお山もあり
登る方向で 景色もまた 変わって見えます
今回は 前回よりも少しロングに歩いてみようと
台高山脈の薊岳に行く事にしました
薊岳は 以前に 大又~大鏡経由と
大股林道終点 明神谷経由のコースでは
お邪魔させて頂いております
ですので、今日は 北コースの一つ
石ヶ平谷右尾根を登ってみる事にしました
大又林道 駐車場
駐車場にはすでに9台の車が停まっておりました
側を流れる大又川の沢音を聞きながら
準備をしていると
後から車が上がってきます
今日の天気予報は快晴!
来ないはずがありません…
早々に準備をした人が
明神谷へと向かって出発していきます
さて…私たちもそろそろ出発しましょうか…
私たちは 他の人とは反対の方向に向かって…
大又林道を少し下って行きます
冷たい風がそよ吹きながら送り出してくれます
西向きに出発! 明浄にして粧うが如く…
黄葉
まだ、晩秋の彩に賑わう山肌が
どこか冬の面影を潜め始め
艶やかさの陰に 渋みを添えて
秋の終わりを告げ出しております
それでも その華やかさに 目を奪われます
赤い橋通過
取付き
大又川を渡る小さな赤い橋を 右手にみて
それを通り過ぎると
少し右カーブした 分岐の左手前側に
取り付きの入り口を見つけます
何も標識らしきものは確認できませんが
踏み跡はしっかりとしているよう…
急な取り付き 滑る木の渡橋
振り返って取付き
初っ端から 急な斜面の杣道を
ジグザグに登って行くのですが…
確か…チチは言いました
人も使っている一般道だよ…と
急な道は納得するのですが
これが…一般道?
どう見ても バリエーションルートの端くれのよう…
急斜面 矢印 枝尾根に出る
振り返って…
見落としそうな矢印は
木に細々と残っている程度…
それを辿って急な斜面を登って行くと
枝尾根にでます
枝尾根を振り返ってみますと
丁度Lの字に曲がっており
下山に使うと ここは そのまま直進してしまいそう…
注意しなければならない箇所のようです
間伐材の中のテープ
尾根芯は間伐材が無造作に散乱しており
その隙間を弄る様に登ります
道はあるようでわかりにくく
あってほしい 標布は 間伐材の中で
ひっそりと隠れているよう…
それでも 次第に伐材も少なくなりだし
整然とした植林の間の尾根を
進めていきますが やはり…急です
道を塞いでいる倒木はバッサリ!
ジャンクションピーク
急な杣道を登って行くと
薄暗い樹林帯の先に明るさが甦り
黄葉が目印のように誘うピークがJ・Pのようです
やや広くなった尾根道は 右にクッと曲りますが
左側の北東の尾根が続いております
それを見送って ここでは 右側の尾根を進みます
J.Pを右方向の尾根に進む
少し下り気味の尾根は なだらかな直線ですが
尾根は狭くなってきます
そして まっすぐ伸びる尾根の角度は
容赦なく 急になって行きます
不似合いな岩が見え始め
斜面の角度に喘ぎながら登っていると…
正面に巨大岩が通せんぼ!
右側に迂回 植林帯の中の踏み跡を探します
見上げれば 突き出た巨大岩が…!
樹林帯から抜け出て見れば 伐採跡の解放感ある急斜面
おお~!巨大岩が 引っ掛かっている?
豆腐岩
その先には 白い巨岩が立ちはだかっています
通せんぼしていた正体は 豆腐岩
私は石鹸岩かと思いましたが
包丁で切った様な四角四面の大岩は豆腐そのもの…?
この豆腐の角で頭をぶつけたら 大変な事になりそう…
チョッと上に乗って見ましたら
昼寝にちょうどよさそうな感じでしたが…♪
先はまだ長ご~ございますので
さっさと降りて先を急ぎます♪
ここからも喘ぎの急登は続きます
マツカゼソウ
落葉
混生林は 部分的に落葉の絨毯が敷かれて
ひらりと落ちた葉が 静かな眠りに入ろうとしています
その傍らに マツカゼソウが息長く
咲き乱れているのもまた 不思議な光景…
青い苔
そして 青々とした苔に包まれて
季節が遡ったような錯覚も…
ヤセ尾根
岩が目立ちだし
木の根が張り出し
狭い尾根が続きます
狭い尾根は 木々に囲まれて高度感は無いにせよ
切り立った斜面が谷へと落ちています
落葉の絨毯 影
落葉と苔のコラボ
目を移すと あらぁ~!
なだらかな曲線を描いた広場にでます
落葉の絨毯に 苔がアクセントとなり
光の陰影が芸術的に伸び
今までの急な斜面とは裏腹に
穏やかな時が流れ始めます
薊岳の主稜線に出た時です
主稜線上のランドマーク
薊岳主稜線と樹間の向こうに 木ノ宮矢塚
赤いランドマークが目印になります
ここからは なだらかな稜線を歩きながら
樹間から見える景色を楽しみます
北側から冷たい風が吹きつけ
南側から太陽の日差しを 心行くまで浴び…
体半分は ポカポカ陽気
その半分は 冷たく毛穴も縮むほどに…
妙な感覚を味わいながらの尾根歩きです
主稜線 前方に薊岳
逸早く辿り着いたチチと薊岳
ブナやカエデの木漏れ日の明るい尾根道
山の深い味わいを実感しながら
薊岳を追う様に歩く事10分ほど…
薊岳を捉えます
この頃はお空の雲が
微妙な動きを見せて 湧き立ちながら流れ
気分屋のお空にむかって
突きあげる薊岳の頂が 勇ましく感じます
薊岳山頂
立枯れの木に印された 薊岳山頂の印
その木立の向こうに 台高の山並みが
水墨画の様な演出で広がります
薊岳の頂は狭い岩峰で
その眺望は360度ちかく
圧巻の展望が開けています
中央左手前に伊勢辻山と赤ゾレ山
その間に高見山
右手に国見山と水無山
遥か彼方に浮かぶ 葛城山脈
コザクラ 白鬚岳 峰山 高見山 伊勢辻山 赤ゾレ山
釈迦ヶ岳 仏生ヶ岳 大普賢岳
圧巻の展望を楽しみます
恵まれた天候と言うほかありません
女神様の微笑みは
本当に幸せを齎せてくれます
冷たく吹き付けていた風がぴたりと止みます
ここで小休憩を取りながら
北部台高山脈のほとんどを堪能し
遠くは葛城山系を眺め ゆったりとします
体力回復リハビリ登山第2弾としては
申し分のない登山日和です
時間を忘れそうですので
そろそろ腰を上げて
薊岳を後にします…
さて…まだ お昼前…
どこまで歩きましょう~♪
今日はこれで帰るのは
ちょっと勿体ないですから…
つづく
コースタイム
8:10 大又林道駐車場 8:30 → 8:38 取付き → 9:53 豆腐岩 → 10:32 薊岳主稜線 10:35 →
10:50 薊岳(雄岳) 1406m 11:05 → 11:55 前山 1414m →
12:00 三ツ塚分岐 → 12:12 明神岳 1432m → 12:35 判官平 →
12:55 桧塚奥峰 1420m 13:30 → 14:27 明神平 → 15:17 林道終点 → 15:40 大又林道駐車場
歩行距離:13.79Km
山行時間:7時間16分
歩行時間:6時間50分
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