高見山へは何度か足を運んではいますが
いつもと違うコースから登ってみる事にします
コースは 晩秋の高見山北尾根 冬山に向けて偵察登山♪をご参照下さい
たかすみ温泉駐車場
「明日は晴れます」…天気予報とは裏腹に
空は灰色の雲の覆われ すでに日も上がっているはずなのに
薄暗い重々しい朝です
駐車場にはちらほらと車の姿があります
すでにお山に入られている人がおられるよう…
さてさて…ヒンヤリとした
重い空気を感じながら出発の準備をしましょう…
駐車場には たかすみ温泉の左側の方におトイレがあり
使わせていただきます♪
まだ、閑散とした駐車場を斜めに横断するように
端にある高見登山口へと向かいます
登山靴で歩く舗装した道は歩きにくいと思うのは私だけでしょうか?
駐車場も どことなくギクシャクしてしまいます
高見登山口と書かれた看板を目にすると
一旦平野川へと下る階段が見えてきます
そこをギクシャクと下って 川沿いの遊歩道にでます
平野川沿いの遊歩道を歩くと すぐに赤い橋が見えてきます
その、赤い橋の横を登って 橋を渡ります
平野川 丹ノ浦橋?
橋には「ひらのかわ」とひらがなで書かれてあります
ひらのかわ橋かと思いましたが、丹ノ浦橋だとか…どっちなのでしょう?
また、私のこだわりが出てきますが
それはそれで、気にしないふりをして
赤い橋を渡り すぐの突き当りの民家を左に進みます
落ち葉がちらほら路面に転がり
時折風が掃除をするかのように吹き寄せています
熊の出没注意の看板
ここでも 熊が出るのですか…
冬眠準備で忙しいのでしょうか…?
お会いしたくはありません…
熊の出没注意の看板を横目に
電柱に張られた標識に手招きされるように
高見山登山道へと入山して行きます
うす嫌い樹林帯の道は 初っ端から 丸太の階段…
しばらく延々と続きます
この丸太の階段…私個人的には 苦手な道の一つ…
歩幅が 合いません…
出来る事なら もう少し狭く…などと
勝手な事を考えながら せっせこと登っていきます
比較的整理された道は 堰堤を渡って
ジグザグの急な階段の上りとなり続きます
湿気の多い風が樹林帯の中を抜けるように通り過ぎて行きますが
暑い…
今日は風が強いから寒いかも…
そう思っていたにも拘らず 暑いです…
服の選択を間違えてしまったかと…この時は思っておりました
やがて 道は少し平坦となり
歩く負担が少し楽になる感じを受けます
途中 鉄小橋を2~3個渡り 整備された樹林帯の道を歩けば
小さな避難小屋が見えてきます
高見杉避難小屋
ここで12~3分ほど休憩をし 水分補給をしておきます
うす嫌い山林の道に ひっそりと佇む避難小屋
中は真っ暗なイメージですが
薄明りが漏れ入り 山小屋らしい雰囲気は変わりません
小屋の横には鳥居があり
その後ろに大きな杉の木が寄り添って立っています
高見杉
御神体のように聳える高見杉は
輝かしいばかりに 威風堂々とした姿を見せつけます
樹齢何年なのでしょう…?
わしの年は 700歳じゃ~!
私なんて赤子どころか…卵にも満たないのですね…
高見杉の根元にある小屋と 小さな石碑
何処となくその周りには森の番人たちが集まって
井戸端会議でもしていそうな雰囲気が漂っています
そんな高見杉に別れを告げて
薄暗い樹林帯の平野道を 再びゆっくりと登って行きます
壊れた作業小屋
避難小屋から尾根道を外れ 小沢にでます
途中 無残にも壊れた作業小屋が道をふさぐ形で現れます
その脇を通り抜け 尚も小沢沿いに登っていくと
小さなこぶの左から分岐の道に出ます
杉谷・平野分岐に出ます
杉谷・平野分岐
以前 この先の杉谷から伊勢南街道を通って歩いたのを思い出します
その時も人は少なく 薄暗かったイメージが残っています
まだまだ、整備された尾根道がつづきますが
所々 伐採されたままの木が横たわっていたり
荒れているとは言えませんが
避けて通らなければならない所もあります
ガスは 高度を上げれば上がるほど濃く広がり
何やら重い雰囲気が濃くなっていきます
今日はどうもお天気には 恵まれそうもありません・・・
植林と原生林の混生した樹林帯の中
所々で、秋の忘れものを発見する事が出来ます
暗い中にも華が付けられたように 目を惹きます
落葉と紅葉…この時期ならではの光景でしょうか…
お天気はもう一つですが
そんな紅葉と落葉の風景を もっともっと
味わう事ができるかもしれません…
折れた木もまた オブジャのように道を飾っています
こうした自然の造形は 至る所で見られます
自然の成せる技は 一つの芸術的感覚で楽しませてくれます
濡れた木の根と落ち葉が 薄暗い樹林を一層重いものにしています
頭上で吹く風が 木々を揺さぶり
この葉に付いた滴を飛ばしてきます
冷たい!…です
苔のついて岩が所々姿を見せ始めます
近畿自然歩道の標識
ここから岩が目立ち始めます
濡れた落ち葉の 木の根…そして苔のついた岩
それらは相まって 人の足を掬わんとしているかの様に よく滑ります
奈良の山らしい雰囲気が
より一層濃くなってきます
蠢くガスは 晴れることなく 付きまとって離れません
そのガスが幻想的な雰囲気を醸し出し
神秘さの中で…
何か得体のしれないものが潜んでいる感じがしてなりません…
国見岩
このあたりから 謂れのある大きな岩がお目見えしてきます
濡れた国見岩の横を通りすぎると 看板があり
神武天皇が国見をしたと云われる国見岩なのだと確認できます
その先に息子岩と書かれた看板を目にしますが
岩が見当たりません
「左約100米 沢の処にあり、此処より小石を投げてこの岩に命中すれば男子授かる」
看板にはそう書かれており
上から覗いてみますが ガスに包まれている事もあり
それらしきものが見えません
まぁ…
この歳になってもなおも 子供が欲しいか というと NO!
なので 素通りしていきます
揺岩
「多武峰 大職冠 藤原鎌足公」と三度唱えれば 揺るぎ出した と云われる岩です
この…重々しい雰囲気…
もし揺るぎ出したら…
とても三回唱えるなんてできません…
怒りを買う前に…
サッサとお別れを云って 先に進みます
ガスが不気味に広がり
風も出てきて 登り始めの暑さがどこかに消えてしまっています
何か 向こうから手招いていそう…
森の番人が出てきそうな雰囲気…
この木のトンネルを過ぎると 山頂はもうすぐのはず…
ガスの中から浮かび上がってきたのは 避難小屋
高見山山頂が見えてきました
高見山 1248.4m 高見山避難小屋
10分ほどの休憩をします
この時二人の壮年の男性にお会いします
展望台
誰もいません
高角神社
高見山は古くは高角山(たかつのやま)と呼ばれ
山頂の高角神社は神武天皇東征の時に
道案内を勤めた八咫烏建角見命(ヤタカラスタケツノミノミコト)が祀られています。
そしてもう一つの名前は 去来見山(いざみやま)
万葉集の歌が本になっているといわれます
我妹子を いざ見の山も高みかも 大和の見えぬ 国遠みかも
高角神社の裏に小さく三角点が設置されております
三角点
今日は生憎のお天気で
灰白色のカーテンに覆われ 何も見えません
折角置かれてあるルーペが役立たずで悲しげです…
ここから先が北尾根へと進むわけですが
初めてのルートです
ドキドキ ワクワク♪
あざ笑うかのように吹く風もまた 冷たく冷ややかに過ぎていきます
景色がない代わりに
幻想的な姿で迎えてくれそうです
つづく
いつもと違うコースから登ってみる事にします
コースは 晩秋の高見山北尾根 冬山に向けて偵察登山♪をご参照下さい
たかすみ温泉駐車場
「明日は晴れます」…天気予報とは裏腹に
空は灰色の雲の覆われ すでに日も上がっているはずなのに
薄暗い重々しい朝です
駐車場にはちらほらと車の姿があります
すでにお山に入られている人がおられるよう…
さてさて…ヒンヤリとした
重い空気を感じながら出発の準備をしましょう…
駐車場には たかすみ温泉の左側の方におトイレがあり
使わせていただきます♪
まだ、閑散とした駐車場を斜めに横断するように
端にある高見登山口へと向かいます
登山靴で歩く舗装した道は歩きにくいと思うのは私だけでしょうか?
駐車場も どことなくギクシャクしてしまいます
高見登山口と書かれた看板を目にすると
一旦平野川へと下る階段が見えてきます
そこをギクシャクと下って 川沿いの遊歩道にでます
平野川沿いの遊歩道を歩くと すぐに赤い橋が見えてきます
その、赤い橋の横を登って 橋を渡ります
平野川 丹ノ浦橋?
橋には「ひらのかわ」とひらがなで書かれてあります
ひらのかわ橋かと思いましたが、丹ノ浦橋だとか…どっちなのでしょう?
また、私のこだわりが出てきますが
それはそれで、気にしないふりをして
赤い橋を渡り すぐの突き当りの民家を左に進みます
落ち葉がちらほら路面に転がり
時折風が掃除をするかのように吹き寄せています
熊の出没注意の看板
ここでも 熊が出るのですか…
冬眠準備で忙しいのでしょうか…?
お会いしたくはありません…
熊の出没注意の看板を横目に
電柱に張られた標識に手招きされるように
高見山登山道へと入山して行きます
うす嫌い樹林帯の道は 初っ端から 丸太の階段…
しばらく延々と続きます
この丸太の階段…私個人的には 苦手な道の一つ…
歩幅が 合いません…
出来る事なら もう少し狭く…などと
勝手な事を考えながら せっせこと登っていきます
比較的整理された道は 堰堤を渡って
ジグザグの急な階段の上りとなり続きます
湿気の多い風が樹林帯の中を抜けるように通り過ぎて行きますが
暑い…
今日は風が強いから寒いかも…
そう思っていたにも拘らず 暑いです…
服の選択を間違えてしまったかと…この時は思っておりました
やがて 道は少し平坦となり
歩く負担が少し楽になる感じを受けます
途中 鉄小橋を2~3個渡り 整備された樹林帯の道を歩けば
小さな避難小屋が見えてきます
高見杉避難小屋
ここで12~3分ほど休憩をし 水分補給をしておきます
うす嫌い山林の道に ひっそりと佇む避難小屋
中は真っ暗なイメージですが
薄明りが漏れ入り 山小屋らしい雰囲気は変わりません
小屋の横には鳥居があり
その後ろに大きな杉の木が寄り添って立っています
高見杉
御神体のように聳える高見杉は
輝かしいばかりに 威風堂々とした姿を見せつけます
樹齢何年なのでしょう…?
わしの年は 700歳じゃ~!
私なんて赤子どころか…卵にも満たないのですね…
高見杉の根元にある小屋と 小さな石碑
何処となくその周りには森の番人たちが集まって
井戸端会議でもしていそうな雰囲気が漂っています
そんな高見杉に別れを告げて
薄暗い樹林帯の平野道を 再びゆっくりと登って行きます
壊れた作業小屋
避難小屋から尾根道を外れ 小沢にでます
途中 無残にも壊れた作業小屋が道をふさぐ形で現れます
その脇を通り抜け 尚も小沢沿いに登っていくと
小さなこぶの左から分岐の道に出ます
杉谷・平野分岐に出ます
杉谷・平野分岐
以前 この先の杉谷から伊勢南街道を通って歩いたのを思い出します
その時も人は少なく 薄暗かったイメージが残っています
まだまだ、整備された尾根道がつづきますが
所々 伐採されたままの木が横たわっていたり
荒れているとは言えませんが
避けて通らなければならない所もあります
ガスは 高度を上げれば上がるほど濃く広がり
何やら重い雰囲気が濃くなっていきます
今日はどうもお天気には 恵まれそうもありません・・・
植林と原生林の混生した樹林帯の中
所々で、秋の忘れものを発見する事が出来ます
暗い中にも華が付けられたように 目を惹きます
落葉と紅葉…この時期ならではの光景でしょうか…
お天気はもう一つですが
そんな紅葉と落葉の風景を もっともっと
味わう事ができるかもしれません…
折れた木もまた オブジャのように道を飾っています
こうした自然の造形は 至る所で見られます
自然の成せる技は 一つの芸術的感覚で楽しませてくれます
濡れた木の根と落ち葉が 薄暗い樹林を一層重いものにしています
頭上で吹く風が 木々を揺さぶり
この葉に付いた滴を飛ばしてきます
冷たい!…です
苔のついて岩が所々姿を見せ始めます
近畿自然歩道の標識
ここから岩が目立ち始めます
濡れた落ち葉の 木の根…そして苔のついた岩
それらは相まって 人の足を掬わんとしているかの様に よく滑ります
奈良の山らしい雰囲気が
より一層濃くなってきます
蠢くガスは 晴れることなく 付きまとって離れません
そのガスが幻想的な雰囲気を醸し出し
神秘さの中で…
何か得体のしれないものが潜んでいる感じがしてなりません…
国見岩
このあたりから 謂れのある大きな岩がお目見えしてきます
濡れた国見岩の横を通りすぎると 看板があり
神武天皇が国見をしたと云われる国見岩なのだと確認できます
その先に息子岩と書かれた看板を目にしますが
岩が見当たりません
「左約100米 沢の処にあり、此処より小石を投げてこの岩に命中すれば男子授かる」
看板にはそう書かれており
上から覗いてみますが ガスに包まれている事もあり
それらしきものが見えません
まぁ…
この歳になってもなおも 子供が欲しいか というと NO!
なので 素通りしていきます
揺岩
「多武峰 大職冠 藤原鎌足公」と三度唱えれば 揺るぎ出した と云われる岩です
この…重々しい雰囲気…
もし揺るぎ出したら…
とても三回唱えるなんてできません…
怒りを買う前に…
サッサとお別れを云って 先に進みます
ガスが不気味に広がり
風も出てきて 登り始めの暑さがどこかに消えてしまっています
何か 向こうから手招いていそう…
森の番人が出てきそうな雰囲気…
この木のトンネルを過ぎると 山頂はもうすぐのはず…
ガスの中から浮かび上がってきたのは 避難小屋
高見山山頂が見えてきました
高見山 1248.4m 高見山避難小屋
10分ほどの休憩をします
この時二人の壮年の男性にお会いします
展望台
誰もいません
高角神社
高見山は古くは高角山(たかつのやま)と呼ばれ
山頂の高角神社は神武天皇東征の時に
道案内を勤めた八咫烏建角見命(ヤタカラスタケツノミノミコト)が祀られています。
そしてもう一つの名前は 去来見山(いざみやま)
万葉集の歌が本になっているといわれます
我妹子を いざ見の山も高みかも 大和の見えぬ 国遠みかも
高角神社の裏に小さく三角点が設置されております
三角点
今日は生憎のお天気で
灰白色のカーテンに覆われ 何も見えません
折角置かれてあるルーペが役立たずで悲しげです…
ここから先が北尾根へと進むわけですが
初めてのルートです
ドキドキ ワクワク♪
あざ笑うかのように吹く風もまた 冷たく冷ややかに過ぎていきます
景色がない代わりに
幻想的な姿で迎えてくれそうです
つづく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます