山に癒されて…♪

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一人歩きの花の金剛山2

2017年05月25日 | 山登り 近畿 金剛山 岩湧山
2017年5月21日(日) ☀ 金剛山



今回の山歩きは 一人で放浪歩きのようなもの
コースタイムも関係なく ふらふらと地図を頼りに
お花探しの風来坊♪

金剛山のお花…
ブログ縦走で見るお花に引き寄せられ
今度は自分ので見てみたくなりました

時期過ぎようとしているニリンソウ
時期真っただ中のクリンソウ
一面を覆う黄色のヤマブキソウお花畑

チチと歩く山歩きとは違い
自由奔放に散策します♪


ですので…今回は コースの表示はなしという事で…スミマセン




 高城茶屋 まつまさからの続きです


まつまさ の正面に高城茶屋がまだ 
閉店したまま迎えてくれます

茶屋に向かって左右に延びる道を左にとって
カトラ・セト方面へと進むことにします


まだ残っているかしら…白い妖精
時期を過ぎて 会えるかどうか不安ながらも
まずはカトラへとを進めていきます



沢の音が心地よく耳に伝わり
小鳥の囀りが耳をくすぐり
静かな沢沿いの林道を歩いていきます

道すがらに見かける小さなお花たち…
緑豊かな森林のアクセントになり
愛らしい姿が目に留まります



 キケマン  ラショウモンカズラ  ウワバミソウ 

 ハルジオン


ハルジオン…
最近よく見かえるようになり 冬がはるか彼方に通り過ぎ
今度は夏を迎える季節なんだと感じます

ハルジオンの学名は フィラデルフィカス… 
名前から察するに 
北アメリカのフィラデルフィアに咲く野花のようです

大正の時代に 園芸用としてアメリカから連れてこられたようですが
いつしか 雑草として広がり 帰化植物となったようです
 
今では 貧乏草 貧乏花などと
喜ばしくないお名前がつけられています…

繁殖力の強さが
荒れた庭や土地にもすぐに生えて 
落ちぶれた感じになることからつけられたらしいのですが

そのうえ…折ったり、摘んだりすると 
貧乏になる とも言われているそうで…
そんなに嫌われるような名前を付けなくても…


清楚な美しさを見せてほほ笑むハルジオン
なんだか気の毒に感じます



 浄水場の青いフェンスと階段 

 木の根の階段




浄水場まで来ました この脇道に入ると
ここからは 自然の山道になります



 ミヤコアオイ?


カンアオイなのか迷いましたが
調べてみますとミヤコアオイのようです…?


 タニギキョウ  ウワバミソウの群生  キクムグラ 
 ヤマグワ お花は見損ねたけど 果実発見(^^♪


 梯子の代わりに木が増えている
 カトラとセトへの分岐の標識

 右がカトラへ 左はセトへ


今日は 迷わずカトラへ向かいます


 ツクバネウツギ もう…終わりかけ?

 オウギカズラ



今年 お初にお目にかかります


 谷の道は小さな滝がお目見え 横の梯子をお借りします♪





久々の金剛山
身近に感じながらも 遠のいてしまうお山
どうしても 人が沢山いるお山では 
人の少ないような道を選んで歩きますが
こうして 一人で歩くとまた 感じが違います


以前見かけなかった所に踏み跡発見!
いつの間にか 道となって誘っています

何処に続くのでしょう…?

行きつくところは同じでも
ルートによっては厳しい顔を見せる金剛山…
容易に踏み入れる勇気はありません…

チチがいればまた、違うのでしょうけど…


久々に訪れると
新たな道ができているような…

これから先…いくつできるのでしょうか

ちょっと複雑な気持ちになる私です…







小さな滝がいくつもあり
その中でも 目を惹く滝が…

音を立てて存在を示します



 ツルカノコソウ  ミツバチグリ


カトラ谷の道が崩れていると聞いていましたが
すでに 整備されて
ある程度修復し 歩きやすくしてくれています

しかし、油断は禁物 
足元に注意して歩きましょう…


 最初の梯子   崩れた斜面…

 ロング梯子



いつの間にか梯子が立派になっています

崩れても 補強したり 
整備をして下さっていることに感謝です


しかし…ちょうどこの危険なところに
奇麗なおは 咲いております…

ちらっと見ていると 後ろからがかかります


ここはよく…滑落するところよ
お花の写真を撮っていて 立ち上がり時にふら付いて…

ドクターヘリがこの前も来たわ


ぎょっ!

だ…大丈夫です 
 私 危険なところでは 写真は撮らないので…



顔を見合わせています




 


更に谷間を進むと 谷の分岐に出ます
右…左…どちらに進みましょう…




素直に ペンキに従って の谷に進みます



 エンレイソウ  ユキザサ


道は急だけど
周りにお花が姿を現し 時期遅くとも 
ニリンソウがまだ残っていました 


 一輪でも ニリンソウ 

 ニリンソウの群生…?


ニリンソウの片割れが先に萎んで
一人たたずむ姿が健気に感じます

片われを無くしたニリンソウが 終盤を告げているよう…



 イチリンソウ



ニリンソウの群生地も終盤をむかえ
ちらほらと閑散としつつある中 写真を撮っていますと

後ろから来られたご婦人に声をかけられます

振り返ってみると
先ほどのドクターヘリのお話をして下さったご婦人です


ニリンソウはもう終わりだけど
 今はクリンソウが見ごろよね

その言葉に 即反応してしまう私です

迷う所です 
今いるところから 少し戻らねばなりません…
クリンソウを取るか
このまま頂上を目指すか…


な~に 5分ほど戻った分岐を
 右に行けば クリンソウよ(^^♪
 その方が早いわよ!


その言葉が私の背中を押します


分岐だったところまで引き返し
クリンソウの谷へ向かいます




谷の斜面を赤紫色に染めたクリンソウが迎えてくれます


クリンソウ



九段になったクリンソウは なかなかお目にかかる事はありませんが
3~4段のクリンソウが気持ちよさげに咲いています

今年も色白のクリンソウに出会えました





雨の日には 色白さんのクリンソウ
透きとおって なんとも神秘な姿となるのですが
今日は愛らしい姿で微笑んでいます




クリンソウの谷に別れを告げて
分岐まで戻ろうかどうしようか迷いつつ
このまま上り詰めることにします…

ちょっと お会いしたいおもありまして…



しかし…どうしてでしょう…きれいな花は
危険なところに よく咲いているのでしょう…





お花探しの山歩きはもうしばらく続きます
お付き合い頂けると幸いです♪

つづく



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