山に癒されて…♪

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気分転換高じて京都観光?

2016年07月13日 | お出かけ
お腹が満たされて
通り抜けを歩いて門を出ると 蓮の池が…



放生池の蓮


花は終盤を迎え
見頃は過ぎてしまっていますが
まだ残された蕾が 
池の中で咲こうかどうしようか迷っているよう…


 蓮  池の鯉  永明院



蓮の葉の陰で
鯉がゆっくりと泳いでいる姿が
何とものんびりとして
微笑ましく感じます


西山艸堂の前の通り抜けを通り
妙智院の門を出たところが
世界遺産の天龍寺
このまま帰るのは 勿体ない気持がします


ちょっと行ってみましょうか…

観光も悪くないかな?






天龍寺
後嵯峨天皇の亀山離宮があったところに
暦応2年(1339年)足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため
夢窓国師を開山として創建した禅寺
現在世界遺産となっています





庫裏(くり)


庫裏は七堂伽藍の一つで
台所兼寺務所の機能を持ちます
方丈や客殿と棟続きで、
切妻造の屋根下の大きな三角形の壁を
正面に見せています



大本山天竜寺 諸堂参拝入口でもあり
拝観料を払って 中に入ると
玄関の正面に置かれている大衝立の達磨図が 
存在感を示して迎えてくれます




大衝立の達磨図


この達磨図は前管長である平田精耕老師の筆によるもので、
達磨宗である禅を象徴しており、天龍寺の顔ともいえるそうです




四方を巻く様に廊下があり
さて…どちらから回りましょうか…

西の回廊には人の山…
まずはの正面から回る事にしましょう♪



東面の座敷


案内板より

禅宗様式伽藍の一つで 住職の居室であります
中央に祀られている 本尊様は藤原時代の作
釈迦如来像です
天龍寺は創建以来六百五十年間に八回の火災がありましたが
このお釈迦様は その火難を蒙らず現存されている
天龍寺に祀られている佛様の中で 最古の尊い佛様です





大方丈の正面の「方丈」の扁額

関牧翁老師(天龍寺第8代管長)の筆


大方丈の東面が正面になり
その正面に方丈の扁額が飾られております
方丈を丈方と読まない様に…



南側の回廊


意外に表には人が少なく
回廊にも まばらに見かける程度です

庭園見学の方が この南側の庭園から奥へと
進む感じで歩かれている姿を見掛けるだけ…


しかし 突き当りを右に曲がると
西面の庭園を見る 多くの外国の方が
廊下に腰を落して休まれています


その様子は…
カメラのアングルからは外す事に…しかし…



  大方丈の西側 曹源池庭園


東西を仕切る襖の雲龍の絵


この襖絵は 昭和32年に物外道人によって
描かれたものだそうです

物外道人とは若狭物外といい、
明治20年秋田県に生まれ、
東京芸術学校を卒業後、
山元春拳に弟子入りするも自ら絶縁し、
富岡鉄斎門下の山田介堂に学んだ
富岡鉄斎 唯一の孫弟子だそうです


HPより抜粋



その前の 西側の廊下には 
多くの観光客が腰を据えて休まれております

そして ガラス張り?の長~い襖絵には
その姿が映し出されております…



私の方としては 庭をゆっくり楽しむ前に
まずは多宝殿に行ってみる事にしました

大方丈から多宝殿に続く渡り廊下は長く
その廊下からは 借景式庭園の一部を楽しむ事ができます




大堰川を見立てた庭の向こうに祥雲閣(茶室) 
 お茶を頂きたくなる雰囲気です
 石畳のつづく道 その先の堂はなんでしょう…



大堤川とは、桂川の上流の保津川のさらに又、上流の川の名称です

長い渡り廊下の付きあたりに
多宝殿があります


 後醍醐天皇を安置する多宝殿

後醍醐天皇





 渡り廊下




今度は この借景式庭園の全貌を散策して見ましょう





方丈裏になる曹源池庭園は
嵐山、亀山を背景とした池泉回遊式庭園で、
貴族文化の伝統と禅好みの手法が溶け合い、
四季折々の美しさを見せる事で有名ですが
今回は少し時期外れのようで お花の数は少なくなっております
それでも 青々と茂る苔や木々の姿は
神秘さを持って往時の面影を今に伝えているようでした




曹源池庭園(そうげんちていえん)

中央の曹源池を巡る池泉回遊式庭園

大堰川を隔てた嵐山や庭園 西に位置する亀山を取り込んだ
借景式庭園でもある

曹源池の名称は 国師が池の泥をあげたとき
池中から「曹源一滴」と記した石碑が現れたところから
名付けられたそうです


HPより引用




 キキョウ

 半夏生(はんげしょう)




苔むした庭は 嵐山や亀山と一体化していて
日本本来の雰囲気を濃くして楽しませてくれます

日本庭園とは その地に溶け込んで
そこの日本の風情を現してできるものなのでしょうね…


 破傘(やぶれがさ)

 竹林 


そういえば この天龍寺の北門からでると
有名な竹林の小径に行けます
竹林の静かな小径散策は…途中で中断しました

賑やかな 観光客の団体さんの騒動で
竹林は静寂を破って驚きに変わっておりましたから…


 白キキョウ




池のメダカ


小さな水路に小さな池があり
その中でメダカが泳いでおります
昔懐かしい風情があり ここには…
室町時代の日本庭園の様式がそのまま残っています。




大本山天龍寺



私は逆回りをしたのか
ここは裏門なのか…
どちらにしても 大きな立派な門を潜って
現代に戻ってまいりました


外は賑わい観光地としての華やかさが戻ります


でも…暫し…
日本の風情を感じていたいと思う私でした


そういえば…京都の町を
散策したのはいつの頃でしたでしょう?

渋滞・混雑するというイメージで 
遠ざかってしまうのですが
久々の京都…
やはり、良いところです


暫くお山から離れていると
自然が恋しくなりますが
チョッとだけ気分転換のできたひと時でした…






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6 コメント

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こんばんわ (たか)
2016-07-14 00:26:53
随分、色々と楽しまれましたね。
天龍寺は
修学旅行でも回りませんでしたし
雄さんとのプチ京都でも・・・・・あぁ残念な事をしました。
飾り気のなさが、どっしり感を強調してますね。
襖絵の雲竜図も素晴らしい。
実際に目にしたら私は暫く動けなくなるかもしれません。
ただ、ガラス張りと言うのが残念かな?

池と苔を写された大きなお写真
その場の雰囲気が伝わって私自身がそこに立っている錯覚を起こしています。
それほど迫力が有りましたよ。

今日はnanekobi講師による有り難い歴史の講義
ありがとうございました。
大変、勉強になりました。
こっそり只で・・・申し訳ない (^_-)-☆



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お早うございます (延岡の山歩人K)
2016-07-14 07:02:56
 >世界遺産の天龍寺…
自分は もちろん行った事ありません
威厳を感じます さすが名古刹ですね

京都の神社仏閣は
紅葉や 桜のシーズンには 大変な混雑でしょうね
今は静かさが伝わり
ゆっくり観光(ご参拝)が出来たことと思います

 >暫くお山から離れていると自然が恋しくなりますが
>チョッとだけ気分転換のできたひと時でした…
雨ばかりですね
自分も 青空のもと 山に向かいたいです(^^)/
ご一緒にご参拝させてきただいた気分になり
自分も気分転換になりました。

返信する
修学旅行で (hide-san)
2016-07-14 11:29:53
小学生の時と中学生の時の二回京都に行きました。
金閣寺、銀閣寺、天龍寺は、必ず入っていました。
哲学の道と竹林も歩きました。

その後ご無沙汰しています。
返信する
たか様 こんばんわ♪ (nanekobi5963)
2016-07-14 23:23:03
たか様の方では修学旅行では廻りませんでしたか…
シンプルに歴史を積み重ねて
落ち着いた趣を呈しておりますこの天龍寺・・・

庭の散策も 襖絵も見ごたえがありましたよ♪

>池と苔を写された大きなお写真…

その場にいた私も圧巻で
違う世界に引き込まれた錯覚を覚えました

よかった…たか様にそれを伝える事ができて…
嬉しいお言葉 ありがとうございます

>nanekobi講師による有り難い歴史の講義…

ありゃ~ お恥ずかしい…
口耳之学故に一知半解…な私・・・
穴があったら入りたいほどです

ブログという顔を見せない所で
何と厚かましい私なのでしょうね

それでも たか様のお役に立つ事が出来たのであれば
とても嬉しいです♪

いつもコメントをありがとうございます♪
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延岡の山歩人K様 こんばんわ♪ (nanekobi5963)
2016-07-14 23:29:57
>威厳を感じます さすが名古刹ですね

本当に 威厳があり重圧な趣もある所が…
日本庭園というには余りにも見事で
一つのお山を歩いている様に思えるほどでした

>紅葉や 桜のシーズンには 大変な混雑でしょうね

来週から 大変な事になりますよ
祇園祭が始まりますから
京都の町は一変に活気あふれ
落ち着いた雰囲気は暫し封印されそうです

私は 決して足を運ぶ事はしませんが…(笑)

時期を外した京都の町並み
気分転換して頂けたなんて
とても嬉しいお言葉
ありがとうございます

梅雨明けて 直にでもお山に入りたいですね
こちらは もう少し事態を見ての動きになるかもです

いつもコメントをありがとうございます♪
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hide-san様 こんばんわ♪ (nanekobi5963)
2016-07-14 23:34:52
hide-sanは修学旅行でも 行かれたのですね
その頃と比べて
どこか違った感じはありましたでしょうか?

天龍寺の北門を抜けて
竹林の細道に入りましたが
よそのお国の方の賑やかさに
早々にその場を離れてしまいました

今は哲学の道というより
雑学…雑騒の道になっています(笑)

昔歩いた頃が懐かしく感じました…


いつもコメントをありがとうございます♪
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