和気アルプスとは
岡山県和気郡和気町にある
和気富士~神ノ上山(こうのうえやま)山系のことだそうです(HPより)
中国地方のお山は初めてです
瀬戸内気候の温暖なお山は どんなお山なのでしょう~♪
とても楽しみです♪
標高こそ望めないお山の和気アルプス
その和気アルプスを愛する
和気アルプスのホームページの管理人兼総監督の藤本氏が
一般ルートだけでは満足しえなかったのでしょう…
和気アルプスの魅力を堪能できるように
新たに開拓していったバリエーションコースが多種多様に織り込まれて
どうも一日や二日では周れそうにありません
その中で、アルプスの名前が並ぶコースを選択して、
最初は表銀座ルート経由で 神ノ上山に登り
鵜飼谷北陵ルートで下山し、最初に停めた鵜飼谷温泉に直行する予定でした…が
人の縁とは不思議なもの…
ちょうど 観音山あたりで出会った年配の方と
抜きつ抜かれつしながらも途中 一言二言 声を掛け合い別れます
その方と神ノ上山から下山していく途中に再び出会います
お互い どこをどう歩いたのか…ちょっと驚いて言葉を交わします
この時にはどことなく知り合いの感覚になっており
最初の時より 親しみを込めた言葉で会話を交わすようになっています
そして…その年配の方から
鷹ノ巣からのチンネ・スラブの景色が良い と教えて頂いたのです
その絶景…見逃してはなりません
ならば、行かねば後悔します!
背中を押されるように 下りのコースを変更して
車を停めている方とは反対側のルートへと進むことに…
後からよくよく考えると…この時、チチも、私も
チンネ・スラブからの鷹ノ巣の景色が良い と
勘違いして聞いてしまっていたのです
これが…そもそも間違いといえば間違いだったのですが…
この下りのコースが、メインコースのようになってしまったのも事実…
そして…ここは、コースを誤ると
一気に難易度が上がるのだと知らされることになります
そういえば…チチが、頻りに
お前…下れるか…? 大丈夫…か? と 問いかけて来たのを思い出します
チチは色々なコースを調べていたようで
どんなコースかは あらかじめ情報として取り入れていたようです
しかし…チチの心配をよそに 大丈夫!大丈夫!と、
私はただ、絶景見たさに 浮かれておりました…
そんな私の姿を見ながらも
チチには、ある程度考えがあっての事だったようですが…
面白いコースながら 冷や汗を掻くことに…なりました…
色々なバリエーションコースなどの詳細は
和気アルプスのHPをご覧ください ←クリックしてください瓜坊が出迎えてくれます♪
まずは瀬戸内気候の温暖な景色を楽しまんと
岡山県和気町に向けて車を走らせることにします♪
コースタイム
8:00 和気鵜飼谷温泉駐車場 8:15 → 8:45 登山口(和気鵜飼稲荷神社鳥居前) 8:48 → 9:05 和気宮上城跡~和気富士 →
9:15 寺山 → 9:20 烏帽子岩 → 9:30 観音山(和文字焼き場) → 9:38 エビ山 → 9:45 岩山 9:55 →
10:00 前ノ峰 → 10:15 涸沢峰 → 10:30 ジャンダルム → 10:35 奥ノ峰 → 11:00 ザイデングラードの取りつき →
11:43 剣峰 → 11:56 神ノ上山 350.3m 12:15 ~ 裏銀座 ~ チンネ・スラブルート ~ 山の学校ルート →
13:08 登山口 ⇒ 14:05 和気鵜飼谷温泉駐車場
和気鵜飼谷温泉駐車場
帰りに温泉に浸かる事を前提に
鵜飼谷温泉の駐車場に車を停めていく事にしました
ここから 暫し舗装道路を歩き
和気町の歴史にほんの少しだけ絡んで歩く事にします
ビラカンサ(トキワサンザシ) ← ビラカンサの事については以前アップした記事へ…
私の近くにあるビラカンサは黄色いものが多く
紅いビラカンサを見たのは 不思議と今回が初めてです
一度見てみたいと思っていただけに その紅い豊かな実に ご挨拶
お会いしたかったのよ
このビラカンサの実を見つけた道は
今は廃線となった片上鉄道の軌道跡…
今は自転車道に生まれ変わり 観光の担い手となって
生活の中に溶け込んでいるようです
片鉄ロマン街道 軌道跡
廃線となった片上鉄道の歩行者・自転車専用道路を歩きます
きれいに整備されており
道を挟んでたてられている住宅も静かな佇まいで
ゆっくりと朝を迎えています
片上鉄道の面影
こうした片上鉄道の面影が所々に残っており
歴史の踏み跡が残されております
片鉄ロマン街道については、和気町のHPをご参照ください
片上鉄道←クリックしてください
有形文化財 永井家住宅
町内の道を歩いていると
町の情景からは 少し浮いた感じの
こじんまりとした白い洋館の姿が目を惹きます
歴史のお勉強タイム♪
■和気町和気の権現山のふもとに建つ。木造の歯科診療所兼住宅である。
大正5(1916)年、赤坂町出身の25才くらいの棟梁によって新築されたという。
当時東備地域には洋風建築は珍しく、また歯科診療所としても、いわゆる
旭東4郡(和気、邑久、上道、赤磐郡)でも2番目の開院と、
いろいろな意味で時代の先端をいく建物であった。
■江戸切り仕上げ(目地を掘り込む加工法)の石を積んだ
基礎、外壁の下見板張り、木製の上げ下げ窓、塔屋をもつ瓦葺屋根など、
建物の随所にその当時の進取の気風が表現されており、
近代社会の充実に意欲を燃やしていた20世紀初頭の様子を物語っている。
石の基礎が、つまりは同じく
登録有形文化財・佐伯ふる里会館の石壁に用いられている
「ルステイク積」と同様であることも興味深い。
(和気町H・Pより)
大正時代の女性が白いキャップに白い洋装姿で現れそうな感じも…
和気富士健康づくり路 最上稲荷神社鳥居 登山口
町内の道を進むと どこが登山口になるのかわからず
地図で探し探し歩きます
すると 後ろから一台の車が傍で停まり
中から女性の方が降りて来られて声をかけて下さいます
「和気アルプスに登られるのですか?」
地元では親しまれているのでしょう
この先の和気富士健康づくり路への看板を右に曲がっていくと、
登山口であります と
丁寧に教えて下さいました
見知らぬ人に 気軽に声をかけて教えて下さる自然な心遣い
日本人らしい優しさに触れて 心和む気持ちです
軽く会釈をし お礼の言葉を伝えて出発です
女性の方は すぐ車に乗って通り過ぎます
わざわざ 車を停めて教えて下さったことに
改めて その自然にできる親切な行動に感謝せずにはをれません
和気富士健康づくり路への看板に従って左に曲がると
突き当りに鳥居が見えてきます
さて…ここからいよいよ 和気アルプスへと入山していく事になります
道は落ち葉の絡む 階段状の坂で次第に角度を変えて迎えます
およっ!
初っ端からこんな表示が…
ここは狩り場でもあるのでしょうか…
罠に注意!
決っして! 脇道には! 入りません!
入りませんよ~
入りませんけど…
おトイレしたくなったら…どうしよう…
最上稲荷神社
「最上さま」は、この世の人々を救済するために応現(相手に応じて姿を現す)されたのですから、
縁起でもおわかりのように天皇の病気平癒も叶えてくださいますし、
家内安全や合格成就など、その人に応じた願いを叶えてくださいます。(HPより)
その人に応じた願いをかなえて下さると聞くと
貪欲の私…不浄な心で拝んでしまいそう…
キツネ様の怒りに触れそうです…
健康づくり路の案内図 和気アルプスの案内とお知らせ
案内とお知らせの表示を読んで納得です
猟銃を持った方と出会いませんように…
…もうちょっと 派手な服装の方がよかったかな…
間違われませんように…
小心者の私…変な所で 変な気を遣ってしまいます…
そんな私を チチは いつも冷ややかに見ているよう…
大岩
落ち葉を踏みしめて
山腹を撒くように ゆっくりと高度を稼いでいくと
次第に岩が姿を現します
片方が開けて町並みを見下ろします
大岩からの金剛川
のんびりとしたたたずまいの街並み
流れる川と広がる田畑
そして集まる街の姿が
長閑というにふさわしい趣が広がります
落ち葉の道をゆっくりと歩き さらに高度を稼いでいきます
分岐右へ
ここから鷲ノ巣への標識が現れます
地図で見ると…遠巻きのような感じもしますが…
まずは 表銀座の入り口の峰 和気富士へと進みます
和気北曽根城跡
鉄塔?電波塔の前に和気北曽根城跡の標柱があります
城跡の形はほとんどなく 案内板の看板が添えてあります
案内板の活字の中で 歴史の語りべとして
伝えつがれるていくのでしょう
鉄塔?と案内板の間に小さな登り坂があり
それを超えると 和気富士の山頂にでます
和気富士 住吉さん
山頂には樹木の根元にひっそりと祠が祀られており
神名は住吉さんのようです
住吉さんの祠を通り過ぎ
尾根道へと進んでいきます
尾根道は下ったり登ったり…
細やかな起伏を越えて進みます
吉井川
開けた部分から見る景色は開放的で
吉井川に集まる集落の雰囲気がまた 長閑で素晴らしい♪
道は変化に富んでおり
花崗岩の風化によるものと思われるような戯れた岩場であったり
落ち葉の下で 折れ枝や根っこと石ころが
隠れん坊をして絡んで来たり
小さいながらも 楽しめる尾根道です
寺山
尾根上の寺山は 瓜坊の標識がなければ
正直どこが山頂なのかわかりません…
藤本氏の手作りの瓜坊の標識が 道案内を続けてくれます
烏帽子岩
樹林の間から出てくれば
大きな岩のてっぺんに…♪
此処がエボシ岩 見晴抜群!
大きく深呼吸をして ヤホ~っと叫びたくなる感じです♪
観音山 神ノ上山 竜王山
今から向かうお山が整列して迎えてくれています
低山であることを忘れてしまうほどの景色です♪
烏帽子岩の後ろを巻くように進む登山道
さび色の落ち葉の道をさらに進んで 尾根歩きを楽しみます
分岐 左 観音堂へ
観音堂への下り分岐に着きます
直進して観音山に向います
サクサク いい音です
落ち葉とハラハラ舞い散る落ち葉の音が
耳元で心地よく囁き合います♪
観音山
尾根上のピークの長い頂が観音山です
ここでは 毎年 8月16日午後8時、京都の大文字の送り火と時を合わせて、
和の火文字が点火されるそうです。
この時には 河川敷に観客席が設けられ、
各種アトラクションも開かれ 賑わうそうです
和文字焼き様の竈?
その火付け役をされている一人でもある 藤本さんの話では
一度、強風が吹いて 火がつかなかったことがあったらしく
欠損した字になってしまったとの事…
場所は急な斜面に造られております… 急といっても
その斜面に立つことすら難しいほどのもの…
和文字焼きの竈の並ぶ斜面を覗き込むと
段があるとはいえ そのまま落ちてしまいそうな感覚に陥ります…
強風が吹けば… ぞ~っ
想像しただけでも 足がすくみます
そして…
ここで 年配の男性に出会います…
この時は ほとんど言葉を交わすことなく
ただ会釈をして「お先に」と声掛けて 先に出発します
吉井川と明神山の飯盛岩 左に和気橋
観音山から見る景色もまた
開放的で 素晴らしいものです
正面に吉井川を挟んで 明神山がもっこりとした形で鎮座しております
このお山も小柄ではありますが
中身は堂々たるもので 特に飯盛岩へのルートは
中々のものと聞きます…
それはどんなものか…ちょっと興味をそそられます
外から見る分には
優しげで こんもりとベレー帽のような感じですが…
そんなのんびりな事を考えていられなくなるなど
この時は想像だにもせず 先へと歩を進める私でした…
つづく…
麓には歴史的建造物あり要所要所に見晴らしの良い岩あり
心がホッコリとする出合あり
山城が有った事を示す看板あり
8月、和文字焼きが行われるという場所あり
中々盛りだくさんでは有りませんか。
山は高山、低山 関係ないですね。
今回のnanekobiさんの記事がそれを教えてくれました。
こんな山が近くに有ったら・・・
レスが遅くなってスミマセン
日々追われているのは同じですが
コメント欄を開示してみました
すぐにたか様のコメントが入ってきてくださって
とても嬉しかったです
ありがとうございます♪
この和気アルプス ユニークですよね
一人の開拓者が 頑張ってルートを作られているようです
見事にアルプスを表して面白いです
本当に低山でも侮れませんし
楽しめますね♪
うふふ
たか様がこちらの方面に足を延ばされる事があれば
一緒にきゃーきゃー言いながら楽しめそうですね♪
私の場合は、後から 腰が痛い、足が痛いと
泣かなければなりませんが(笑)
岡山県のお山も 面白いお山が沢山あるようです♪
コメントをありがとうございます♪