2017年8月16日(水) 金剛山 ワサビ谷経由
尾根に出た所からの続きです
杉林の痩せ尾根がつづきます
金剛山では珍しい自然林の道となり
杉林がどこかに消えてしまいます
ガスが立ち込め周りを包むと
神秘的な雰囲気と共に
ここが金剛山であることを忘れてしまいそう…
急な斜面は変わりありません…
黙って自然林の中を登れば
聞こえるのは 自身の吐息だけ…
ガンクビソウ 分類:キク科ガンクビソウ属
落とした目の先に まだ堅い感じのガンクビソウが
ひょっこり顔を出しています
その昔 タバコを吸うのにキセルという道具を使っておりました
そのキセルの先に 刻んだタバコの葉を詰めて火につける部分があり
その部分を雁首といい
花の姿と茎が折れ曲がっている様子が それに似ている事から
そう呼ばれるようになったようです
ちなみ 頭花の中心の黄色い部分を
火に見立ていたそうな…
そのキセルの先に 刻んだタバコの葉を詰めて火につける部分があり
その部分を雁首といい
花の姿と茎が折れ曲がっている様子が それに似ている事から
そう呼ばれるようになったようです
ちなみ 頭花の中心の黄色い部分を
火に見立ていたそうな…
私的には 正面から見ると
目玉おやじの睡眠不足の目に見えましたが…
ガンクビソウの花言葉:健気
決して派手なお花ではありませんが
よくよく見ると 個性的な姿をしております
それより… この急斜面 何処まで続くのでしょう…
尾根道に出たと思ったけど
それは甘かったと思いながら
地面とのにらめっこは続きます
雨が落ちてこないのが 救いに感じます…
…と
あれ…?
道は急に平坦に…
ここはどこ…
平坦になったことにホッとしながら
少し進むと すぐに見なれた道に出ます
セトからの登山道に合流したようです
そばに電柱があり 72番の番号が付けられています
ここは 通称 ルート72と呼ばれている所らしいのですが
この72という番号の電柱が分岐の目印になります
ここからは歩きなれた道です
頂上に向かって登山道を歩いてきましょう…
白いガスが前を覆うものの
何も気にすることはありません
道はしっかりと頂上へと伸びております
自然林の様相が普段と違って見えます
白ガスに光が透けて
ぼやける明るさが神秘な雰囲気を醸し出します
迷う事のない登山道を 何も考えずに歩くだけ…
自然林のたたずまい
杉林のたたずまい
自然林の醸し出す雰囲気と
杉林の醸し出す雰囲気…
そんな自然を味わいながらゆっくりと歩きます
どこか心が洗われるようで
下界の雑踏とした世界で苛立っていた神経が
癒される時でもあります
それも長くはつづきません…
頂上に近づくにつれて
鎮守の森に人の声が割って入り
今までの静寂さが消えていきます
現実に引き戻された所で
モニタリング終了!なぁ~んて
金剛山頂広場
ライブカメラの前の広場に到着!
人々はそれぞれに休憩と取っておられますが
9時ちょっと前にも拘わらず
ライブカメラの前で
撮影ポイントの位置取りをしている人は
まだ いません…
思っていたより 人は少なめ…
まぁ~一番多い時間帯は
10時~12ぐらいの時間と聞いておりますから…
9時の時間帯は こんなものでしょうか…
ただ中高年のいくつかのパーティーの話声は…
本当に元気元気
広場で賑わう様子は 変わりありません
その仲間入りをさせて貰って
隅のベンチで一休み 一休み
そよそよと 優しい風が吹いてきて
季節の移り変わりを知らせるように 耳元を通り過ぎます
緑の草地に生えるヤブカンゾウ
終盤のようだけどまだ現役そのもの!
嫌なこと ぜ~んぶ忘れさせてくれるほど
鮮やかな姿が目を惹きます♪
ヤブカンゾウの花言葉:悲しみを忘れる 憂いを忘れる 愛の忘却 宣告
腰を据えて休んだベンチの周りの草の中…
良~く見ると 葉の上に小さな小さな 足長おじさん発見…
実のところ 雌雄は不明ですが…
千と千尋の神隠しで一役かった脇役さん
こんなところで何してますか?
わしの勝手だろう…
じっと微動だにせずに 葉に止まったまま…
ちなみに その姿からクモの仲間と思われるそうですが
どちらかというと ダニに近いとか…
脚を盲人が杖でさぐり歩くように動かすのでこの名が付いたそうです…
座頭市ならず座頭虫ですか…
ザトウムシ(別名:メクラグモ) 千と千尋の神隠しの釜爺のモデルさん
ザトウムシを見ていると チチが声をかけてきます
コーヒーを入れてあげよう カップある?
ある♪ある♪
ある♪ある♪
久々に チチの入れるコーヒーが飲める~と
すぐにmyカップを取り出すと…
チチも軽量ザックから何かを取り出します
ペットボトル…?
はい どうぞ
ペットボトルから 黒い液体が カップに注ぎ込まれます
コーヒー入れたよ
それって…私が作った水出しコーヒー!
それって…私が作った水出しコーヒー!
そっ♪ 持ってきたの水出しコーヒー
入れるだけ~
入れるだけ~
…
すべて軽量化したチチ…
沸かす道具すら持ってきていない…
チチのコーヒーを飲めると思っていたのに…
ちょっとチ~ンとなる私…
それでも お山で飲む チチの入れてくれたコーヒーは
自分で作ったものでも 美味しい~
喉を潤し お腹も満たされ
汗も引いた所で 帰ることに…
シシウドの花言葉:健康美
キツリフネの花言葉:私にさわらないで、期待、安楽、じれったい
えっ…
この時期に キランソウ?
良く似ています… 本当にキランソウ?
今頃でも 葉の下で ひっそりと咲いているの?
不思議…
そのキランソウ?を覆い隠すように
幅を利かせていたのが ミヤマタニソバの群生です
地味~な 小さなお花だけど
群生になると目を惹きます
私が初めてミヤマタニソバの群生を見かけたのは
バリゴヤの頭を登りに行った時のこと
それに勝るとも劣らない群生が
ここにありました…♪
ミヤマタニソバの花言葉:調和
ミッキーマウスか仙人か…
息の長~いつゆ草が
夏と秋を渡るように咲いています
オトコエシの花言葉:野生味 慎重 賢明
つゆ草の花言葉:尊敬 小夜曲 なつかしい関係 恋の心変わり 敬われぬ愛 わずかな楽しみ
つゆ草の花言葉:尊敬 小夜曲 なつかしい関係 恋の心変わり 敬われぬ愛 わずかな楽しみ
今日は来た道を往復する形となりました♪
同じ道でも その時々で違うお顔を見せてくれます
山は飽きることなく 受け入れてくれるということでしょう♪
最後に開いてお見送り♪
サルスベリ
駐車場にあったサルスベリの木
花も終盤近くになってもなお
見事に咲いて 渾身の力で自己主張♪
そして来年もまた
つづくように その時を待っているのでしょう♪
サルスベリの花言葉:雄弁 愛嬌 不用意
高いばかりが山でなし
身近な山にこそ 山の魅力が詰まっているのかも…
今日も金剛山という 身近なお山で
楽しいひと時を過ごさせていただきました
感謝♪感謝♪
最後までお付き合いありがとうございます
終
終
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