夏季休暇の最終日は金剛山で

2017年8月16日(水)　金剛山　ワサビ谷経由

何処に行く機会がなくても

ちょっとお出かけ気分で

時にリハビリを共にする場所として

近くにお山がある事は　嬉しい限りです

夏季休暇の最終日

近場のお山で　生気を取り戻しに出かけます

　豊田駐車場
　まつまさ通り　正面の高城茶屋を左に進みます

いつもの駐車場から

いつもの道を通って

いつものお山に向かいます

平日という事もあるのでしょうか…

駐車場も　まだ空きがあり

混雑はないような感じ

静かな山歩きができそうです

最近はライブカメラがTV放送されて以来

賑わいを見せていますから…

人の少ないタイミングをみていますが

今日は大丈夫なようです

まつまさ前の通りの路肩には

紫陽花の花が終わりを見せて

次はシュウカイドウの花が出番を待ちかねている様子

びっしりと詰まった葉の間から

ピンクの顔をのぞかせ始めています

　シュウカイドウの葉

 咲き始めたシュウカイドウの花　分類：シュウカイドウ科　シュウカイドウ属

シュウカイドウの花言葉：片思い　可憐な欲望

季節の移り変わりを知らせるお花たち

今回はどんなお花たちが待っていてくれるのでしょう♪

ヘクソカズラ

初っ端にお出ましは　ヘクソカズラ

またの名をサオトメバナ

他の植物や木に絡んで咲いています

愛らしい花に似つかわしい名前と

相応しい名前を持つ花です

もう一つはヤイトバナ　

真ん中の赤い所が　灸の痕のようだからとか…

お名前がこの小さなお花に　

いくつつけられたのでしょう…

ヘクソカズラについては　
 参考までにこちらをクリックしてくださいませ♪

　ヌスビトハギ　果実が爪先歩きの盗人の足跡に似ている萩　マメ科ヌスビトハギ属
　フシグロセンノウ　節が黒いセンノウの事　ナデシコ科センノウ属
　アキノタムラソウ　シソ科アキギリ属

秋に咲くタムラソウが良く目に留まります

一群れの軍隊を屯(タムラ)と呼び

一群れで咲くこの花の様子を屯草(タムラソウ)となり

いつしか…田村草（多紫草）となったとの事ですが

秋に一群れで咲く事から　ついた和名だそうです

ヌスビトハギの花言葉　　：略奪愛　ストーカー
フシグロセンノウの花言葉：転機　恋のときめき
 アキノタムラソウの花言葉：善良　自然のままのあなたが好き

 どう見ても…ヤマブキ

葉はヤマブキ…その葉と一緒に　一輪の黄色い花が…

季節外れの気ままなヤマブキなのかしら？

…って二度咲きするの？

そういえば我が家の近くにも　

ヤマブキの花が一輪咲いていますが…

これも　気候変動の表れなのでしょうか…？

見慣れた　いつもの舗装道路を

タカハタ・黒栂・ツツジオ・カトラ方面に進んでいきます

　キンミズヒキ（別名：リュウゲソウ）分類：バラ科キンミズヒキ属
　咲きかけのゲンノショウコ　分類：フウロソウ科　フウロソウ属

 車止め　

手前右が　タカハタ方面　

ゲート越えの直進は　セト・黒栂方面

今日はどちらに向かいましょう…

キンミズヒキの花言葉：感謝の気持ち　感謝の心
 ゲンノショウコの花言葉：心の強さ

　

真ん中が赤い　日の丸ムクゲ　分類：アオイ科フヨウ属

季語となるムクゲ…

日の丸掲げて　秋を呼んでいます♪

そのムクゲの花を見ながら

真っ直ぐゲートを超え　橋を渡って林道を進みます

ムクゲの花言葉：尊敬　柔和　信念　デリケートな美　新しい美

　　右に砂防ダムを見て歩く林道

いつもは　下りに使う道を

今日は逆に登っております♪

林道の周りの木々たちの中には

早熟？　気の早いものもいるのでしょうか…

ほのかに色づき始めている葉を　見掛けます…

　最盛期のボタンヅル　　分類：キンポウゲ科センニンソウ属　
　まだ　寂しい…アキノチョウジ　分類：シソ科ヤマハッカ属　

 マタタビの果実（どんぐり型）　分類：マタタビ科　マタタビ族

両性花(雌花）からなった正統派の果実？とでも言いましょうか…

ここはタマバエの一種のマタタビバエの被害が少ないのでしょうか

どんぐり型が多く見られます

かぼちゃ型って…虫コブ（虫エイ）と呼ばれるもので

要は…虫に寄生されてできたもの…

割ってみれば幼虫が…いる…のよね…

だけど…薬酒としては　

かぼちゃ型の方が効能があるといいます…

そういえば　亡き祖父が　裏山によく収穫しに行ってました…

ふと懐かしくなります…

およ！

少し右奥に　かぼちゃ型の果実発見！

…とすれば…

これは　以前歩いた時の記憶が正しければ…

ご存じの方は…考える事は同じなのかしら…

いえいえ…
 ダメダメ…

ここは撮っても　採ってはダメ…

マタタビの果実を見ながら　悶々と考えていると

チチに置き去り状態！

ハタと気が付いて

急いでチチの後を追います

正面にカトラ谷を迎えた橋を渡り

只管　セメント舗装の道を歩きます

ボタンヅルの花言葉：休息
アキノチョウジの花言葉：秘めやかな思い
 マタタビの花言葉：夢見る心地・晴れやかな魅力

雨上がりのセメントの道が

濡れて黒光りがなんとも神秘的に…

　クサアジサイ　分類：ユキノシタ科　クサアジサイ属
　ノブキ　分類：キク科　ノブキ属

クサアジサイの花言葉：移り気　

草本植物なのに　紫陽花似♪　花言葉も紫陽花と一緒♪

ノブキの花言葉：長すぎた春

野に映える蕗似のお花だけど　食べられるんだって～♪

食用には春の軟らかい若芽をお浸しに…

　セメントの道を只管登っていきます
　手作りの道標

ここは右方面へと進みます

目の前にカトラ谷が見えますが

そこを　左の方へと曲がるように進路を変えるよう…

セト・黒栂方面へ進みます…

しかし…

普段は　金剛山では積極的に歩く事がないチチが

何かに導かれるようにさっさと曲がって進みます

いつもの逆コースを歩くものと

呑気に思ってついていく私でしたが…

何やら…言い知れぬ不安がわいてきて…

怪しげな雰囲気が伝わってきます…

チチ…もしかして…
 歩いた事のないルートを行こうとしていませんか？


あれ…わかった～♪
 すごいのね～

振り向きざまに　子供のような笑顔を見せるチチ

やっぱり…

進路を変えて少し道なりに歩くと

カーブの頂点ぐらいに　なにやら　怪しげな入口が…

もしかして…ここから？

そうだよ　ここだよ　地図上ではね♪

いつもの真っ直ぐ進む道は　

チチの中では終わりのようです…

　迷うことなく　草の生い茂る方へと進む父
　
 草に紛れていた道標

左は　黒トガ？
 右は　ワサビ谷？

黒トガ方面は…　ないわね…
 右のワサビ谷？


そう～　ワサビ谷だよ♪

矢印の指す右は…　草ぼうぼう！

さっさと草ぼうぼうの中に

姿を消す　チチ

　掻き分け掻き分け進むと…草むらの中に道発見！

道らしい跡を見つけて進むと…

なんと　待っていたのは

急な登り！

ヘイコラヘイコラと登っていきます

　頑張れ！頑張れ！と　ダイコンソウ
　通せんぼは止めて…倒木さん！

こ～んな　道…
あ～んな　道…

 おまけは…？

斜面の崩れたトラバース…

もう～　ご勘弁…

　それでも　諦めずに　登って　登って
　見下ろした下は　わさび谷…

上を見れば限がない？

　

見上げても何も見えない樹林帯

必死で登れば…

　オッ！平坦になった…？
　ちゃうちゃう…　ワサビ谷を横断！　滑りそう…
　サワガニ　ぷぷぷ…　へっぴり腰を見て笑った…

対岸に渡って…　(´▽｀) ホッ

緩やかな山腹の道…と　思いきや…

やっぱり　急な登りが待ってます

まだまだ登りが続きそう…

　今度は　わさび谷を左に見下ろしながら…
　植林の急登を　ただ只管登ります

地面とにらめっこ

根っことにらめっこ

ジグザグに杉林の間を登っていきます

　

あらっ　尾根に出ました！

　カトラ谷の枝尾根と合流

さて　ここから尾根歩きです♪

やっと急な登りから解放されたのかと　安堵する私♪

だけど…　周りは樹林帯で　何も見えません…

油断禁物…？　

まだ先はありそう…

張った木の根が導くままに

尾根をゆっくりと歩きだします…

つづく…