権現山からの続きです
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権現山からは 縦走路を北に向かって尾根を進みます
枯れ枝と落葉の道から見える びわ湖は きっと壮大なのでしょうが
今日は霞の中でぼやけた姿を見せています
沖島や琵琶湖大橋も見えるのですが
目を細めて じっと見つめなければ 確認が難しいです…
それでも 解放感に満ち溢れた趣は変わりなく
この季節ならでは解放感が漂っています
冬に歩けばもっと解放感に溢れるのでしょう
霞んで見えるおぼろげな琵琶湖もまた
不思議な魅力を湛えて
優しい雰囲気で 目の前に広がっています
ルンルン気分で チチに
夫婦の会話も穏やかに弾みます…?(^m^;)
冬枯れした樹林帯の尾根を時々潜りながらも
開けた展望を楽しみます
そんな 緩やかなアップダウンの尾根道を
繰り返し歩いていく途中
道を譲ってもらった登山者に 声を掛けられます
「何か落ちましたよ」
えっ?
ザックに取り付けてあった
クマよけのベルが取れて落ちたようです
あっ…
お礼を言って 落ちたベルを受け取ると
壊れてしまっています
突然に どうした事でしょう
その矢先に見つけたもの…
どうも 先住者のマーキング…?
熊さんの爪痕?
此処もまた 例外なく 熊さんの縄張り地帯であり
その場所を歩いている事に気付かされます
ベル 壊れてしまいました…
このタイミングで…
悲しい現実が手の中で転がっています…
大丈夫!
今日は熊さん休息日
出てこない… 出てこない… 出てこないと思う…
出てきたって こんな脂肪の塊
不味くて襲いもしないわよ…
わけのわからない独りごとを言いながら
自分を励まします
此処は 風当たりが強いのでしょう
木々が逞しく生き延びた証の 芸術的な姿…
その間を 抜ける様に歩きます
木々が途切れると 丸坊主
遮るものの無い稜線が 天と手を結んで迎えます
こんもりした丘の上
チチの姿が既にあります
チチに追いつけと頑張ります
ここが ちょっと急な登りです
またまた ファイトでございます
ホッケ山 1050m
なだらかな稜線の尾根のピークが ホッケ山
360度の展望が広がります
ホッケ山のホッケは法華なのでしょうか…
私のこだわりがムズムズします
だけどなぜか 魚のホッケが頭を過るのは…なぜ…?
南側方面 北側方面
北の稜線を追うと 琵琶湖バレイスキー場の山頂駅が見えます
南の稜線を振り返ると 霊仙山 権現山 折立山の山並みを望みます
霊仙山と権現の間に見える 一番奥に 双耳峰の比叡山が見えます
霊仙山と歩んできた北方面の稜線
稜線を歩いて来られる登山者の姿が見られます
あの開放的な稜線を たった今 歩いてきたのだと改めて見直します
ここでも、霊仙山の後ろに 比叡山が姿を見せてくれています
紅葉は終盤ではありますが
落葉の季節で 錆色の渋い味わいもまた
来る銀白の無の世界を迎え入れる下準備のようでもあり
哀愁漂いながらも 深い趣があります
だだっ広い尾根道です
遮るものがありません
ホッケ山方面を振り返ると たおやかな…
女らしい曲線を描いた尾根が 後に続きます
草稜の尾根が続きます
笹原の道は どこか 竜ヶ岳にも似て懐かしく感じます
笹原から望む琵琶湖
なんだか引き寄せられる気持ちで
そのままダイブして 笹原を滑ってみたくなります
そんな衝動に駆られる私は 変ですか?
再びちょっとした登りになって
小高いピークにつくと そこには小さな石仏が…
地蔵石仏
小さな広場のピークの隅に並べられた石仏の地蔵さん
その前を通り過ぎると 鞍部に向かって下ります
その先の鞍部が小女郎峠です
左側に 団体の列が並んで見えます
小女郎ヶ池を目指して 列をなしているようです
子女郎池 小女郎峠
振り返ってみる小女郎峠
チチの顔を見合わせて
池の周辺の渋滞状況を考えると、立ち寄らずに先を急ぐ事にします
後から…立ち寄っておけばよかったと後悔するのですが…
小女郎峠からの登りはたおやかに見えても
意外に根性が要ります
時々 景色を見るふりをして 休みます
南側にはホッケ山と地蔵石仏のピーク
頂で休む人の姿が見えます
冬枯れし始めた色が渋く深く
枯れ枝の木々の根元を飾ります
一旦緩やかになって
色づいた尾根道とでも言いましょうか
赤毛のアンといった感じの道を歩きます
蓬莱山への尾根道は
意外に急な角度を表してきます
石仏のお地蔵さんにご挨拶をして 脇を通って進みます
ちょっとの距離ですが
シビアな登りが蓬莱山へと続きます
ほれ もう少し
ガンバ ガンバ
この緩やかに見える尾根歩き…
登り始めはいつもしんどい
だけど チチも同じ…久々のお山にしんどそう…
ふと…これは チチに追いつけるかも…
なぜか闘志を燃やしてついていきます
すごいね…
そう言わしめんと頑張ります…
だけど 中々 追いつきません
道は角度を変えて急な登りになります
余計 呼吸が乱れ 汗が吹き出します
あれ… チチしんどそうだったと思ったのに…
追いつけない…なぜ?
離されても…追いつく事ができません
時折 振り返てみるチチと 目が合います
思わず にっ♪と笑い返します
疲れた様子は見せられません
余裕を見せて 笑顔を返したつもり…
それを見たチチが 意味ありげに笑い返します…
(ーー;)クチョー…
敵う筈もないチチに
張りあってどうなるものでもないけれど…
なぜか 張りあってみたくなる私…
だけど…結局根を上げて
自分のペースに戻ってしまうのですが…
所で…この道…
やはり 似ています 竜ヶ岳に…
以前登った竜ヶ岳の雰囲気がそのまま蘇ります
この時も
チチでは無かったけど…
若者と張り合ってしまった自分がいました…っけ?
無理してもいい事無いのに…
なぜでしょう…
見えてきました 丘の上♪
もうすぐそこが 蓬莱山♪
あれ…
急に 遠くなった丘の上…
折角 同じ目線まで登ったのに
ピークを過ぎると…下って行かなければなりません…
なんだか だまされた気持ち
まだまだ歩かねば…
今度こそ 蓬莱山の上に着くと信じて…
つづく
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権現山からは 縦走路を北に向かって尾根を進みます
枯れ枝と落葉の道から見える びわ湖は きっと壮大なのでしょうが
今日は霞の中でぼやけた姿を見せています
沖島や琵琶湖大橋も見えるのですが
目を細めて じっと見つめなければ 確認が難しいです…
それでも 解放感に満ち溢れた趣は変わりなく
この季節ならでは解放感が漂っています
冬に歩けばもっと解放感に溢れるのでしょう
霞んで見えるおぼろげな琵琶湖もまた
不思議な魅力を湛えて
優しい雰囲気で 目の前に広がっています
ルンルン気分で チチに
この尾根は 冬に歩くと楽しいでしょうね♪
そうだね 強風に煽られ 吹き飛ばされるかも
(ーー゛)…ムッ!
そうだね 強風に煽られ 吹き飛ばされるかも
(ーー゛)…ムッ!
夫婦の会話も穏やかに弾みます…?(^m^;)
冬枯れした樹林帯の尾根を時々潜りながらも
開けた展望を楽しみます
そんな 緩やかなアップダウンの尾根道を
繰り返し歩いていく途中
道を譲ってもらった登山者に 声を掛けられます
「何か落ちましたよ」
えっ?
ザックに取り付けてあった
クマよけのベルが取れて落ちたようです
あっ…
お礼を言って 落ちたベルを受け取ると
壊れてしまっています
突然に どうした事でしょう
その矢先に見つけたもの…
どうも 先住者のマーキング…?
熊さんの爪痕?
此処もまた 例外なく 熊さんの縄張り地帯であり
その場所を歩いている事に気付かされます
ベル 壊れてしまいました…
このタイミングで…
悲しい現実が手の中で転がっています…
大丈夫!
今日は熊さん休息日
出てこない… 出てこない… 出てこないと思う…
出てきたって こんな脂肪の塊
不味くて襲いもしないわよ…
わけのわからない独りごとを言いながら
自分を励まします
此処は 風当たりが強いのでしょう
木々が逞しく生き延びた証の 芸術的な姿…
その間を 抜ける様に歩きます
木々が途切れると 丸坊主
遮るものの無い稜線が 天と手を結んで迎えます
こんもりした丘の上
チチの姿が既にあります
チチに追いつけと頑張ります
ここが ちょっと急な登りです
またまた ファイトでございます
ホッケ山 1050m
なだらかな稜線の尾根のピークが ホッケ山
360度の展望が広がります
ホッケ山のホッケは法華なのでしょうか…
私のこだわりがムズムズします
だけどなぜか 魚のホッケが頭を過るのは…なぜ…?
南側方面 北側方面
北の稜線を追うと 琵琶湖バレイスキー場の山頂駅が見えます
南の稜線を振り返ると 霊仙山 権現山 折立山の山並みを望みます
霊仙山と権現の間に見える 一番奥に 双耳峰の比叡山が見えます
霊仙山と歩んできた北方面の稜線
稜線を歩いて来られる登山者の姿が見られます
あの開放的な稜線を たった今 歩いてきたのだと改めて見直します
ここでも、霊仙山の後ろに 比叡山が姿を見せてくれています
紅葉は終盤ではありますが
落葉の季節で 錆色の渋い味わいもまた
来る銀白の無の世界を迎え入れる下準備のようでもあり
哀愁漂いながらも 深い趣があります
だだっ広い尾根道です
遮るものがありません
ホッケ山方面を振り返ると たおやかな…
女らしい曲線を描いた尾根が 後に続きます
草稜の尾根が続きます
笹原の道は どこか 竜ヶ岳にも似て懐かしく感じます
笹原から望む琵琶湖
なんだか引き寄せられる気持ちで
そのままダイブして 笹原を滑ってみたくなります
そんな衝動に駆られる私は 変ですか?
再びちょっとした登りになって
小高いピークにつくと そこには小さな石仏が…
地蔵石仏
小さな広場のピークの隅に並べられた石仏の地蔵さん
その前を通り過ぎると 鞍部に向かって下ります
その先の鞍部が小女郎峠です
左側に 団体の列が並んで見えます
小女郎ヶ池を目指して 列をなしているようです
子女郎池 小女郎峠
振り返ってみる小女郎峠
チチの顔を見合わせて
池の周辺の渋滞状況を考えると、立ち寄らずに先を急ぐ事にします
後から…立ち寄っておけばよかったと後悔するのですが…
小女郎峠からの登りはたおやかに見えても
意外に根性が要ります
時々 景色を見るふりをして 休みます
南側にはホッケ山と地蔵石仏のピーク
頂で休む人の姿が見えます
冬枯れし始めた色が渋く深く
枯れ枝の木々の根元を飾ります
一旦緩やかになって
色づいた尾根道とでも言いましょうか
赤毛のアンといった感じの道を歩きます
蓬莱山への尾根道は
意外に急な角度を表してきます
石仏のお地蔵さんにご挨拶をして 脇を通って進みます
ちょっとの距離ですが
シビアな登りが蓬莱山へと続きます
ほれ もう少し
ガンバ ガンバ
この緩やかに見える尾根歩き…
登り始めはいつもしんどい
だけど チチも同じ…久々のお山にしんどそう…
ふと…これは チチに追いつけるかも…
なぜか闘志を燃やしてついていきます
すごいね…
そう言わしめんと頑張ります…
だけど 中々 追いつきません
道は角度を変えて急な登りになります
余計 呼吸が乱れ 汗が吹き出します
あれ… チチしんどそうだったと思ったのに…
追いつけない…なぜ?
離されても…追いつく事ができません
時折 振り返てみるチチと 目が合います
思わず にっ♪と笑い返します
疲れた様子は見せられません
余裕を見せて 笑顔を返したつもり…
それを見たチチが 意味ありげに笑い返します…
(ーー;)クチョー…
敵う筈もないチチに
張りあってどうなるものでもないけれど…
なぜか 張りあってみたくなる私…
だけど…結局根を上げて
自分のペースに戻ってしまうのですが…
所で…この道…
やはり 似ています 竜ヶ岳に…
以前登った竜ヶ岳の雰囲気がそのまま蘇ります
この時も
チチでは無かったけど…
若者と張り合ってしまった自分がいました…っけ?
無理してもいい事無いのに…
なぜでしょう…
見えてきました 丘の上♪
もうすぐそこが 蓬莱山♪
あれ…
急に 遠くなった丘の上…
折角 同じ目線まで登ったのに
ピークを過ぎると…下って行かなければなりません…
なんだか だまされた気持ち
まだまだ歩かねば…
今度こそ 蓬莱山の上に着くと信じて…
つづく
特に木々のオブジェ、いいですね。
笹に覆われた山頂の何と伸びやかな。
とんだ物を発見したくだりは驚きと不謹慎にも笑いが・・・
アップダウンに泣かされそうですが
私好みな山です。
稜線は見晴らしがよくて
しんどさもどこかに飛んで行ってしまいます♪
たか様も好きですか?
私も大好きです♪
風あたりの強い所の木々は
本当に見事なオブジェとなって目を惹きますね
そうなんです
クマよけのベルが壊れて・・・
ドキドキ…
因みにクマよけのベルには
クマモンが描かれていたものだったのですが・・・(笑)
いつも コメントをありがとうございます♪