標高 1125mの金剛山は
奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境目にある山です
かつては高間山・高天山(たかまやま)や葛城嶺(かづらきのみね)と言われていたそうです
この 金剛山地の主峰である金剛山へのルートは
1000m級のお山にしては 沢山あります
千早本道をはじめとする、主なルート以外にも
いくつもの道ができており
その一つ一つを確認するように登ってみようと計画を立ててみました
その道は、地図には載っていないものもあり
そのため、地図を頼りに 踏み跡などを探して
登山道を見つけて行かなければなりません
植林の山服には仕事道や獣道?
複数の踏み跡もあり、しっかりと見定めなければ
どれが登山道なのかわからない事もあります
ただ、上に行けばどこかに出る!
迷う事はないはず…
基本は尾根を歩く!
そうして歩いたはずの 釜谷尾根…
標識も確認したのに…
どうも雲行きが怪しくなりました…
そして…チチの「松の木ルートだよ」に愕然とし
再び、やってきました…金剛山!
今度こそは…と 地図を片手に
目を皿のように光らせ 探します…
何処を間違えたのかを 見定めるために…
いざ…参りましょう!
気負いの私を送り出すアジサイのお花…
今日はお日様を沢山浴びて、眩しそうです
行ってきますね♪
いつものまつまさに駐車して
いつものように 長谷線の車止めまで進みます
千早浄水場の脇を通って 山道にはいって砂防ダム方面へと向かいます
砂防ダムの堰堤にかかる、頼りない梯子を下り
川沿いの道を進むと 見えてきます…例の入り口…
目印の青いマンホール
釜谷への入り口
釜谷への入り口
鬱蒼と茂った樹林帯の奥へと進むと
すぐに谷道の開けた場面に変わります
…さて…ここからです
ここを谷沿いに進み引きかえし、右手に見える踏み跡へと進んでしまいました
これがそもそもの間違い…
本来ならばツツジオ・タカハタ道へと進む道から登るはずの 松の木道を
釜谷入り口から登る形になり、
一つ尾根を間違えたことになります
今度こそ、踏み跡を探します
チチは落ち着いて 人の様子を見ています…
入り口からすぐの所に
わかりにくいけど 踏み跡が…
確かなる踏み跡が 急な山腹に見えます
もたもたしていると…
行ってみようか?
…と チチの声…
やった~!見つけたわ♪
倒木に張り付いた標識が
こちらよ~と誘います
釜谷入り口に入ってすぐの左側に登り口はありましたが
本当によく見ないと、谷筋に伸びる踏み跡の方が目に入り
見落としてしまいます
見上げるように山腹に目を向けると
確かに道らしきものがあるのです
さ~ここから一気に高度を稼ぐかのように
急な登りに取りつきます♪
急な登りに取りつきます♪
一旦なだらかな尾根に出ます
しかし 甘いです…
再び、急な登りは木の根を張って迎えてくれます
試練の登りです
でも、今度こそ 釜谷道を歩いているはずです
分岐
左手に小道と合流します
地図で確認しますと
これが釜谷中からの合流点のようです
尾根道にはしっかりとした道があり
急ではありますが安心して登れます
鳥の声のみが響き 自然の中に抱かれている気分です…が
汗は容赦なく服を濡らし、 濡れ鼠のようになってしまっています
間違いなく 釜谷道です
確認OKです♪
松の木ルートとの合流(分岐)
先週はこの…松の木ルートを歩いてここに出ました
左側から合流する道が気になっていましたが
漸く…納得です
丁度、松の木ルートを整備している方をお見かけします
まだ、真新しい丸太の階段が、目を惹きます
一人で作業されておられるのに…驚きました!
おかげで、急な斜面の歩きにくい山道が
歩きやすくなっています
ありがとうございます…
目礼して、先を急ぎます
ハエドクソウ(ハエドクソウ科ハエドクソウ属:多年草)
ここで、漸くハエドクソウに出会う事ができました
目立たないお花ですが
集団で咲いていると あれ…という感じで見つかりました♪
このハエドクソウの事が気になっており、
根の汁が、ハエ取り紙の原料であると知ってから、一目お会いしたいと思いつつも
今まで、見過ごしてしまっていたお花です
名前の由来は、
明治時代に西洋の生物学書などが日本に入ってこられるまでは、
日本史上最高峰の生物学書として一級の資料であった大和本草の中に、
このハエドクソウの事が記されております
その資料の中では、蝿取草と書かれており
「茎葉は柔軟で、葉を飯に押し混ぜて蝿(はえ)に与えると死す」という記述が残されております。
この事から、ハエドクソウの名前で呼ばれるようになったとか…
明治時代に西洋の生物学書などが日本に入ってこられるまでは、
日本史上最高峰の生物学書として一級の資料であった大和本草の中に、
このハエドクソウの事が記されております
その資料の中では、蝿取草と書かれており
「茎葉は柔軟で、葉を飯に押し混ぜて蝿(はえ)に与えると死す」という記述が残されております。
この事から、ハエドクソウの名前で呼ばれるようになったとか…
ならば、 もし…私が、植物ならば
周りを振り回す 毒舌草とでも…名がつけられたのでしょうか…ねσ(^^;…
あはは…
所で、ハエドクソウは…
地方では、ハエトリグサ、ハエコロシ、ハエノドクなど多くの呼び名があり、
ハエ取り紙の原料として知られておりましたが、
近年、化学は発達で 色々な殺虫剤が開発され
環境的にも、ハエが飛び交くような環境でなくなり、
現在に至っては、ハエ取り紙も余り見かける事がなくなりました…
昔は、天所や電気の紐からぶら下がっていたのが当たり前でしたが…
昭和初期のころの風景を思い出します
殺虫効果を持つというハエドクソウ…
地味ではありますが、近づいてみると小さなお花が縦に並び
清楚なお顔をされております…
因みに薬草としても重宝されており
乾燥したハエドクソウ約20グラム、水0.4リットルを半量まで煎じて、患部を洗うと
疥癬、水虫に効果があるとか…
これは見逃せませんね…(^m^)v
道は見慣れた尾根道にかわり
歩き慣れたその道を どんどん進んでいきます
分岐の標識
タカハタ道との分岐
お地蔵様にお会いすると
もうすぐ山頂です
いつもの山頂広場です
キリンソウ
山頂付近の売店兼茶屋で休憩を取ります
しかし、お店の中は、やはり喫煙者に占領され、入れません
外のベンチに座って
キリンソウを見ながら休憩を取ります
しかし…
ここでも、近くの風上でタバコを吸われ
追い立てられるように、その場を離れて下山する事になります…
ゆっくり きれいな空気でも吸いながら
下っていきましょうか…
ムラサキニガナ
俯いて迎えてくれたのは
背高のっぽのムラサキニガナのお花です
今度こそ、間違えずに釜谷に行ってきましたよ♪
それはよかった おめでとう…
ひっそりと喜んでくれているよう…♪
長谷線への分岐に出ます
そこは少し広くなっており、左が 長谷線の林道
まっすぐに進めば 砂防ダムから千早浄水場へと向かいます
そして、右側に鬱蒼と茂った谷をみます
釜谷中入り口
ここが、釜谷中の入り口です
先ほど尾根道で合流していた小さな道が
ここからの道のようです
今度は、ここから登ってみて
確認せねばなりません…ね♪
息の長いお花がまだ、残っています
これからお花が 入れ替わっていくのでしょうね…
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます