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スプリング・エフェメラルを求めて 孫太尾根からの藤原岳 2

2018年03月31日 | 山登り 近畿 霊仙 伊吹 藤原
2018年3月25日☀ 藤原岳 孫太尾根経由



丸山からの続きです


丸山は団体さんで賑わっており
早々にスルーして先を急ぎます





丸山を通り過ぎて まもなく
石灰岩の目立つ登山道でいおを見つけます



ミスミソウ


花言葉:あなたを信じます・信頼・期待・和解・自信・優雅
    内緒・はにかみや・悲痛・少年時代の希望



ミスミソウが岩陰から顔をだしています
ここから 白い花のオンパレードです

人々が足をとめ カメラを片手に
白い妖精たちを撮ろうと奮闘する姿が目に留まります



 スマハソウ



【特徴】
 根際から映える花三角形で 浅く3つにさける 先は丸い
 花色は白が基本だが ピンク 薄紫 ブルーなど多彩
 なお 花弁の様に見えるの萼片である
 萼片の数は 6枚から15枚くらいと幅がある 




白い妖精たちの群生を目にします


よ~く見てみますと あらま~
名前の違う雪割草のお花が混ざっています

親類同士仲良く咲いているのでしょう♪



 ミスミソウ




【特徴】 三つに避けた葉の角が尖っている


花弁に見える萼片も 6枚だったり 10枚以上あったり
それぞれに雰囲気が違って 全く別のお花かと思うほど…

何とか葉を確認してみますが
葉を隠してわかりにくい子もいます…




 セツブンソウ


花言葉:気品・ほほえみ・光輝・人間嫌い



 根曲り杉




ちょ~っと腰の曲がったおばあさんの様で笑ってしまう…


笑っていると 
いずれは お主もこうなるんじゃぞ…
そういわれそう

思わず背筋を伸ばしてみるけど 腰が痛い!
私の腰も曲がってしまいそう…




  藤原岳の削られた姿…
 石灰岩のごろつく斜面
 鳥兜を隠れ蓑にしたヒロハアマナ
 P715 モミの巨木




石灰岩のごろつく山道の中
トリカブトの若芽が群生を成して地面を覆うほど

ここはトリカブトの群生地でもあるよう…

そのトリカブトの葉を隠れ蓑に咲く
アマナの花姿が また面白い…


さて のんびり景色なんぞを見て…とはいきません
モミの木を過ぎると 再びな登りへと変わります





斜面から見える藤原鉱山




藤原鉱山を見ながら 急な斜面を登っていきます
その先がもう一つのピーク 草木…でしょうか



 明るい急斜面登れば…
 梢の向こうの藤原岳が見えて…
 ピークを下る…けど…



地図上では この辺りがどうも草木のはず…


草木を示す標識は 何処ですか~!


しかし 標識を見つけることは出来ず 
この時は名もないピークと思い そのまま通り過ぎます



 明るい尾根が続きます

ブナの大木



我ここにあり!
その存在を誇示しているようにすら思えます
誇り高きブナの木よ…



 この数字は…?



幹に記された印は…
何を意味しているのでしょう?







気になりながらも 先の藤原岳に向かって進みます

ここもまた 穏やかな尾根道もつかの間
再び 急な斜面が待ち構えています

飴と鞭だと ふと思ってしまいます




 エ~ンヤコ~ラ
…と



まだ続くか この急斜面!
飽きずに 続くか この急斜面!


足で踏ん張って 踏ん張って
ただ只管登り続けます…



 



ふと 傾斜が緩くなって 
ホッとしたところで目にしたもの…


およっ!

木が塒巻いて座っているよ!


思わず足を止めて見入ってしまいます
呼吸の乱れも 噴き出す汗の事も一瞬忘れた感じ

思わず ってしまいました・・・








同じ風景…
同じ坂道…

見えていたピークは 近づいているのでしょうか…

もうすぐだと 言って…
まだまだ 遠い三つ目のピーク…



だけど…不思議と 若いころのように
来なければよかったとは思わない


ただ しんどいと 根を上げそう…


足が前に出れば何とかなる
足が前に出るからまだ歩ける

大丈夫 大丈夫 まだまだ っている…よね



そういって自分を励まして 
足を止めずに 前に出しながら進みます




 多志田山 965m




やっと着きましたよ 多志田山!
大した山ですよ 多志田山…

965mなんて思えない


ここまでの道のり 半端なく長~く感じて
辿り着いてみれば もうヘロヘロ



ちょっとここで休みましょう


鈍っている体には堪えました…
すぐにザックを下ろして体を休めます


展望のないピークだけど
この時期ならではの明るさが尾根にはあります


多志田山までの道のり…
想像していたよりしんどかった…
だけど嫌な感じはしません…
ただ…しんどかっただけ…




あともう一つの急斜面を越えれば 藤原だ…

うっすらと浮かぶ藤原岳の陰が目の前に…


藤原岳さん…あなたは近いのか…遠いのか…
今は 疲れています…

梢の向こうで無言で見つめるお山の陰が
春の優しいベールを隠れ蓑に 
かすかに笑っているように感じます



 このあたりにはまだ残雪が残る




あの斜面を登り切れば 藤原岳
思いはへと飛んでいくのに
身体は鉛の様で なかなか前に進めません…



 コルまで下り
 土で滑りそうな急斜面をホッチラコ!
 治田峠分岐に出る



さぁ もうひと踏ん張りだ!



 バイケイソウ
 セツブンソウ




小さな花が岩陰から覗き
夏の準備をするかのように芽を出す草花も…

喘ぎながらも この小さな妖精たちが
慰めと癒しで 励ましてくれます


足元の緩い急坂を踏ん張って登っていると…
先行者に追いつきます…


あれ…?
何かが変…



尾根というよりも広い山腹を 
それぞれのパーティが 
それぞれに…広がるように登る先行者たち…






登山者が詰まってきて 
次第に大勢の人が山肌を飾りだします


その足元には…


あらぁ~





フクジュソウ



花言葉:祝福・幸福・幸せを招く・永久の幸福
    回想・思い出・悲しき思い出





黄色い天使 フクジュソウが…


なんで君たちはこんな急な斜面に咲くの…

ゆっくり見ろうと 一苦労…
簡単にその姿を見ることは許されないのかしら・・・

足元は緩く 急な斜面で滑りやすい…


それでも人々は 写真に収めようと必死



 フクジュソウを踏まないように…

フクジュソウの群生





フクジュソウのお花を踏まないように歩くのもまた一苦労
そしてその花に釣られて 人は右に 左に…

ルートを外れて 斜面にへばりついて歩いています


それが広がって歩く原因のよう…?




 


花に釣られて遭難しそうな感じ…


チチは冷静に右の方にルートを見つけて 
団体さんから離れるように登っていきます

先行する人と違う方向に進むと 少し不安だったけど
確かにチチの言う通り ルートらしき跡があります









急な岩稜に出て 一気に岩場を登っていきます
この岩場の方が 樹林帯の中の径より歩きやすい

そして 急な岩稜を登りきると 
山頂台地の一角に出ます





 山頂台地の一角




振り返ると 登って来た孫太尾根が見えます


なだらかな残雪残る山原をたどると
藤原岳展望台に出ます



 ブジュブジュの残雪…

藤原岳の展望台の様子



ギョッ!
目的のおは 人の…となっております



 藤原展望台

藤原岳 1140m




最期の石灰岩の岩稜を登ってからは
もう 疲れもどこかに…

恵まれた日に感謝しつつも
人の多さに驚きは隠せません





御池岳

竜ヶ岳

藤原岳避難小屋





春特有の霞んだ空は 景色をぼやけさせます
それでも 鈴鹿の山々が四方に顔を出して
春らしい雰囲気を漂わせて鎮座しています


頂上からはすぐに離れて 肩当たりの
草原のような尾根の途中で休憩します

人はどんどん登ってきます
この季節 藤原岳は賑わい 華やかになるのですね




 ゆっくりしたぞ さぁ~帰ろう
 の~びりと下ろう~
 来た道を下ろう~



振り返ると藤原岳の姿が…

さらば 藤原岳よ また来る日まで… 






もう一つの残雪箇所
ジュクジュクの残雪を渡りますが 油断すると 
小さな小さな 隠れクレパス?に足をとられ
踏み抜きそうになります


ご用心 ご用心






多志田山も余裕で越えていきます



当たり前の事だけど…
下りだったところは 登りとなり
急な登りだった処は 急な下りになります

帰り道となると俄然元気な私…







穏やかな道は 帰りも穏やか♪







あれ…?こんな木あったかしら?
しな垂れてきているみたい… 

私の目には まるで甘えているようにも見えます







往路に時には気付かなかった草木への標識
こんなところにあったのね



 草木の道のりもじゃない!


だけどね…
登り返しだけど いい事も…♪



 セリバオウレン

セリバオウレン(芹葉黄連)




早春になると姿を見せてくれるセリバオウレンですが
その葉は 年間通してつけているのが確認されています…

なので スプリング・エフェメラルではないそうです
お姿は春の妖精そのものですが…


花言葉:揺れる心



 オニシバリ

オニシバリ(鬼縛り)
別名:夏坊主(なつぼうず) ナニワズ(長野県の方言)



樹皮が堅く、鬼を縛ることもできるとのことが名前の由来だけど
よく見ると お花も頑固そうな感じ?


花言葉・・・贅沢



 岩稜の尾根を下って…
 穏やかな樹林帯をのんびりと…
 変わらず愛らしいその姿
 丸山への急登 登らねば帰られぬ…
 丸山の標識をみてホッとする

ヒロハアマナ


アマナの花言葉:運が向いてくる


綺麗な姿のヒロアマナ…
私は汗で濡れネズミ状態よ…




 セツブンソウにもお別れを…
 いなべ市が見えてきた…
 もう少しだ頑張ろう…
 まだあった急坂 もう怠いぞ!





いなべ市が 近づいてきましたよ!

往路はしんどく
復路は怠い!

そんな孫太尾根も終わりが近づいています




 配水池のフェンスが見えてきた!




無事に帰ってきました
思う以上にロングに感じた 孫太尾根…
お花が無かったらギブアップしていたかも…

だけど…
だけど…

この時期になったら また訪れたくなるのかも…
 

久々のお山は そんな
優しくも厳しいお山でした









最期までのお付き合い有難うございます








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2 コメント

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のんびり夫婦の山遊び様 (nanekobi5963)
2018-04-01 22:09:59
こんばんは♪
お花のお山として有名になり 人も多く訪れるようになっていました

ミノコバイモは残念ながら 見過ごしてしまいましたが
他のお花は沢山お会いできてうれしかったです

今回はマイナーなルートだったのですが
知られて メジャーになってしまったようです(笑)

色々なルートがあり 本当にルートによって楽しめます
これからが ますます楽しみです

コメントをありがとうございます♪
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スプリングエフェメラル (のんびり夫婦の山遊び)
2018-04-01 20:27:06
nanekobi5963さん、こんばんは!
藤原岳を歩かれ、沢山のスプリングエフェメラル
に出逢え、また、眺望も得られ、最高でしたね。
NHK「にっぽん百名山」で藤原岳を見ました
が、フクジュソウにミノコバイモなど色々な花が
咲き、さらに石灰石の鉱山もあるので、セツブン
ソウも咲く花の百名山ですね。
ここもルート取りにより、歩き堪えがある山です
ね。
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