どうしても 行きたいお山がありました
どうしても 手の届かないお山がありました
どんなに計画を立てても
その計画は泡のように消え
登る機会を失い続けました
拒まれると余計に憧れが強くなり
いつの日か…と思いつづけましたが
年月だけが流れ
人生も半ばを過ぎて…
登るには限界を感じる歳になりました
いつの時だったか チチに
行きたいお山の話をしたことがありました
行けるよそう言ってくれたまま
やはり月日だけが流れ そんな話もどこか遠く
チチの記憶のかなたに 消えてしまった…と思っておりました
技術も体力も落ちてきだした頃
漸く 諦めという言葉が生まれだし
同時に その山への気力も失い始めていました
どうしても行ってみたいお山には
チチにはチチの思い
私には私の想いがあります
私の想いは 誰にでもある 初恋にも似たものかもしれません
その山で得たもの 失ったもの 様々なものがそこにあり
その頂に立つことを許されなかった私は ずっと片思いし続けて
これから先も片思いのまま終わるものと思っておりました
ちょっと大きな病気をしたりして
諦めが強くなり始めた頃の事
夏山の話しをている時に… 徐にチチが
今年 行くぞ
えっ…まさか…
半信半疑で チチの顔を凝視!
色々な山に連れて行った
準備はできたから…と
チチは忘れていたわけではなかったようです
ずっと考えながら 山行計画を立て
私の力や体調を見ていたようです
チチはその山には よく登り
色々なルートを歩いて経験をしています
その経験から 今の私の状態を把握しながら
漸く決行することを決めてくれたようです
今は誰でも登れるお山の様に 一般道が出来ています
しかし、私には決して軽んじることはできない
崇高なお山の一つです
年齢や自身の体調面からみても きっと これが
最初で最後のチャンスとなるでしょう
その愛しのお山は剱岳
漸く あなたの傍に行くことが出来そうです
うん十年前 内蔵助平から入山して
熊に襲われ BCの食料も荒らされた経験があり
今回は 室堂からの入山を考え
立山駅の無料駐車場に車を停めて
ケーブルとバスを利用して室堂へと向かう事にしました
何が起こるか分かりません
私が剱岳に登ろうとすると
天候や色々なアクシデントが起こり
どうしても拒まれ続けてきました…
だけど 最期と思うこのチャンスを
どうぞ失わずに私を受け入れて欲しいと願うものでした
つづく
今回も 自己世界の自己満足山行記となりますが
お付き合いくださいますと嬉しく思います
どうしても 手の届かないお山がありました
どんなに計画を立てても
その計画は泡のように消え
登る機会を失い続けました
拒まれると余計に憧れが強くなり
いつの日か…と思いつづけましたが
年月だけが流れ
人生も半ばを過ぎて…
登るには限界を感じる歳になりました
いつの時だったか チチに
行きたいお山の話をしたことがありました
行けるよそう言ってくれたまま
やはり月日だけが流れ そんな話もどこか遠く
チチの記憶のかなたに 消えてしまった…と思っておりました
技術も体力も落ちてきだした頃
漸く 諦めという言葉が生まれだし
同時に その山への気力も失い始めていました
どうしても行ってみたいお山には
チチにはチチの思い
私には私の想いがあります
私の想いは 誰にでもある 初恋にも似たものかもしれません
その山で得たもの 失ったもの 様々なものがそこにあり
その頂に立つことを許されなかった私は ずっと片思いし続けて
これから先も片思いのまま終わるものと思っておりました
ちょっと大きな病気をしたりして
諦めが強くなり始めた頃の事
夏山の話しをている時に… 徐にチチが
今年 行くぞ
えっ…まさか…
半信半疑で チチの顔を凝視!
色々な山に連れて行った
準備はできたから…と
チチは忘れていたわけではなかったようです
ずっと考えながら 山行計画を立て
私の力や体調を見ていたようです
チチはその山には よく登り
色々なルートを歩いて経験をしています
その経験から 今の私の状態を把握しながら
漸く決行することを決めてくれたようです
今は誰でも登れるお山の様に 一般道が出来ています
しかし、私には決して軽んじることはできない
崇高なお山の一つです
年齢や自身の体調面からみても きっと これが
最初で最後のチャンスとなるでしょう
その愛しのお山は剱岳
漸く あなたの傍に行くことが出来そうです
うん十年前 内蔵助平から入山して
熊に襲われ BCの食料も荒らされた経験があり
今回は 室堂からの入山を考え
立山駅の無料駐車場に車を停めて
ケーブルとバスを利用して室堂へと向かう事にしました
何が起こるか分かりません
私が剱岳に登ろうとすると
天候や色々なアクシデントが起こり
どうしても拒まれ続けてきました…
だけど 最期と思うこのチャンスを
どうぞ失わずに私を受け入れて欲しいと願うものでした
つづく
今回も 自己世界の自己満足山行記となりますが
お付き合いくださいますと嬉しく思います
人の人生とは どこでどのように変わるか分かりませんね
錫杖さんのブログはずっと傍にあるものと思っておりました
錫杖様の中で何が生まれ 何が起動したのか
暗愚魯鈍な私には計り知れない所ですが
なんだか憧れてしまいます
もし 来年の今頃 北穂に行くとお会いできるかも
秋に 裏剱に行くとお会いできるかも
なんだか楽しみが出来ました
来年の桜の咲くころ お会いしたいですね
コメントをありがとうございます
こちらは忙しくやってますが、nanekobiさんは、しっかり山に入られてますね それもバリエーション劔だなんて
わたしも来年の今頃は、北穂小屋で働いてるかも
秋は仙人池ヒュッテで働いてるかも
なんて状況です。
お便り 嬉しかったです。 また春にお逢いしましょう