ようこそ!奈良大学国文学科へ!!

奈良大学文学部国文学科の日々の出来事を綴っています。
特色ある授業の様子や、学生や教員の活動ををご覧ください。

海外研修@台湾(2)台北市内見学

2016-03-17 15:13:34 | 研究活動
今回は台北市内見学の模様をお伝えします。

【1日目】
台湾に到着し、ホテルに荷物を預けた後、一行は台湾最古の寺院・龍山寺へと向かいました。壮麗な建築が目を惹きますが、ひっきりなしに訪れる参拝客の多さに驚きました。また、色鮮やかな作り物も印象的でした。

↑龍山寺

その後、MRT(台湾の地下鉄)で「台湾の原宿」と呼ばれる西門へと移動し、西門紅楼を見学しました。1908年に建築された赤レンガ造りの西門紅楼は、日本統治時代の面影を今なお残している歴史的建造物です。1階には100年の歴史を物語る写真などが展示され、日本と台湾の繋がりを強く感じました。

↑西門紅楼


【2日目】
2日目の午前中は、台湾総統府を見学しました。ガイドさんの丁寧な解説に学生たちも興味深々で、台湾の歴史や文化について学ぶ貴重な機会となりました。

↑総統府の写真を撮る学生たち

【3日目】
3日目の午前中は、故宮博物院を見学しました。書画・陶磁器・彫刻など、中国歴代王朝のさまざまな文物が収蔵されており、すべての収蔵品を見るには数年かかると言われています。この日は早い時間に到着したのですが、すでに館内は観光客でごった返しており、人気の高さを実感しました。

↑東呉大学から見た故宮博物院

4日間を通して、天候には恵まれなかったものの、無事研修を終えることができました。よっぽど楽しかったのか、「また来たい!」と早速次のプランを練る学生もいました。

海外研修@台湾(1)淡江大学・東呉大学との交流

2016-03-17 13:56:52 | 研究活動
3月13日(日)から16日(水)まで、下記のスケジュールで、13名の学生とともに台湾へ行ってきました。
【研修日程】
 3月13日(日)関西国際空港(出国)―台湾桃園国際空港―龍山寺―西門周辺
 3月14日(月)台湾総統府―淡江大学―淡水周辺
 3月15日(火)故宮博物院―東呉大学―士林周辺
 3月16日(水)台湾桃園国際空港―関西国際空港(帰国)
海外研修は国文学科として初めての試みでしたが、想像していた以上に収穫が多かったように思います。まずは台湾の大学との交流についてお伝えします。

今回の研修の目的は、台北市にある淡江大学・東呉大学との交流です。両大学ともに日本語教育が盛んで、どの学生も流暢な日本語を話していたことが印象的でした。
2日目に訪れた淡江大学では、李文茹先生の授業で「台湾と日本の文化のちがいを探せ!」と銘打った交流会を企画しました。奈良大生と淡大生がグループに分かれて、それぞれの国の文化の違いを話し合い、グループごとに発表をおこなうというもので、普段はおとなしい奈良大生ですが、積極的にコミュニケーションをとっていたことには、大変驚かされました。

↑グループ発表の様子


↑記念撮影

翌日に訪れた東呉大学では、蘇克保先生のお力添えで、長田正民先生・後藤晃先生・内田櫻先生の授業で、それぞれ交流会をおこないました。今回は、奈良大生が3つのグループに分かれ、各グループが1つの授業を受けて、東呉大生との交流を深めるというものでした。

↑東呉大生との交流

同世代ということもあって、学生たちは生活習慣・趣味などの話で大いに盛り上がり、早速LINEで「友だち登録」をしていました。



非公式セルフビブリオバトルvol.1 開催!

2016-03-17 11:40:05 | 研究活動
2016年2月13日(土)ウエル・エイジング・プラザ 奈良ニッセイエデンの園 高齢者総合福祉センターふれあいプラザにて 光石ゼミ4回生による、ビブリオバトルが開催されました。 卒業論文で扱った作品を4名の勇士が、熱く語りました。 エデンの園の入居者さん、近隣の方々含め、世代を交流ができました。

教職懇談会

2016-02-12 12:03:57 | 研究活動
2月11日 教職懇談会を開催しました。

卒業生で、現在、教職大学院、高校の先生をしていらっしゃる、杉原先生、菅谷先生、森田先生、姫野先生をお迎えして、

教育現場の話、生徒指導の話、教員採用試験の話、大学院の入試などについて、お話をしてもらいました。

来年から教壇に立つ4回生、来年教育実習に行く3回生、そして、2回生、または、大学院志望の学生さんなどから、たくさんの質問が出ました。

卒業生の先生方も、ちょっとした同窓会で盛上り、在学生も教職志望の志を新たにしたようです。

金閣寺ツアー

2016-02-12 11:55:11 | 研究活動
1月11日 光石ゼミの「金閣寺ツアー」を行いました。

演習Ⅰで三島由紀夫『金閣寺』を読んだので、現実の「金閣寺」を有志で見に行きました。

そのあと、哲学の道を歩き、谷崎潤一郎のお墓、南禅寺(『金閣寺』にも出て来る)をめぐりました。

吉例顔見世興行

2015-12-14 23:38:17 | 研究活動
12月13日(日)、少し肌寒い師走の京都にて、吉例顔見世興行を鑑賞しました。
近世演劇鑑賞の一環として行っているものですが、聴講生や大学院生も参加して、賑やかな舞台を堪能できました。
演目は『碁盤太平記(ごばんたいへいき)』「山科閑居の場」、『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』「吉野山」、『心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)』「河庄」、『土蜘(つちぐも)』の四幕でした。
なかでも、「河庄」で四代目中村鴈治郎演じる紙屋治兵衛のコミカルな演技に対して、客席から何度も笑いが起きていました。
生の舞台で体感することの大切さを、あらためて認識したところです。

来年の1月10日(日)には、近世演劇鑑賞のトリとして、前進座公演「夢千代日記」を観劇いたします。
より多くの参加者が集まることを願うばかりです。






特別講義 文献資料の語学的な着眼点

2015-11-25 17:01:36 | 研究活動


11月25日(水)、国語学研究者の柏原卓先生をお招きして、「文献資料の語学的な着眼点」と題した特別講義を開催しました。
柏原先生は語彙や方言の研究を長年続けられ、韓国語にも精通されています。
講義では、近松門左衛門の代表作『冥途の飛脚』について、国語学的視点から解釈するという試みをお話しいただきました。
一語一語を丁寧に読み解いていくことの大切さを、あらためて学ぶことができました。
学生の質問にも気さくに答えていただき、先生の穏やかで暖かいお人柄に触れることができました。

特別講義 大橋崇行先生 書く愉しみ、 読む悦び

2015-11-10 15:33:57 | 研究活動
現役ライトノベル作家であり、国文学研究者である大橋先生より、小説を読むこと、書くことについて講義していただきました。
純文学とエンタメの違いとは? ライトノベルを書くには、企画書が重要!!など、作り手ではないとわからないさまざまなお話が伺えました。
途中、実際に、創作する時間もありました。
学生のみなさんの出来栄えは如何!?


秋のオープンキャンパス

2015-11-07 12:39:30 | 研究活動

11月1日(日)、青垣祭と同時開催でオープンキャンパスが行われました。
国文学科では「版本で楽しむ江戸文学」と題した展示を企画しました。
今回の展示では、江戸文学に親しんでもらうため、奈良大学図書館に所蔵されている版本(江戸時代に印刷された本)を紹介いたしました。
展示したなかでも、曲亭馬琴の小説『南総里見八犬伝』は、全106冊が(2セット!)所蔵されており、大変貴重なものです。
ただ、版本は実際に手に触れてみないと、紙質や重さなどが実感できないので、訪れた方には自由に手に取って見ていただきました。

これからも、こういった展示を続けながら、江戸文学の魅力を発信していきたいと思います。