ようこそ!奈良大学国文学科へ!!

奈良大学文学部国文学科の日々の出来事を綴っています。
特色ある授業の様子や、学生や教員の活動ををご覧ください。

国文科へ行こう!

2011-05-19 15:36:12 | 研究活動
国文学科へ進学を考えている方、そして、いまひとつ乗り気でないあなた。
そんなみなさんにおススメの本が出版されました。

その名も

『国文科へ行こう!―読む体験入学―』

です。

編者は、我らが奈良大学国文学科の上野先生。


以下は上野先生からのメッセージです。

この本の企画の話が、わが奈良大学文学部国文学科の上野研究室にもたらされた時、私は「はっ」として「ぎょっ」として、そのあと苦笑した。
「はっ」としたのは、近年人気減少の諸大学の国文科、国文学科に対して応援してやろうという奇特な出版社があったことに「はっ」としたのである。
次に「ぎょっ」としたのは、その編者に上野誠がなるということを聞いたからである。なんで、俺が…。上野は国文学界の異端児なのに。まぁ、いいか。異端児なりにがんばれば、とそこで思いなおした。
そう思うと、この本の企画のドンキホーテぶりに笑ってしまったのである(明治書院の人、ごめんなさい)。
なんといっても、帯のキャッチがいい。「斜陽学科、反撃開始」というのだから。
簡単にいうと、読む国文科、国文学科の体験入学だ。授業の口調を生かした文体で書かれている。
国文学の今を知りたい人には、お勧め!!!



ぜひ一度手にとって見てください。


『国文科へ行こう!―読む体験入学―』

【編著】上野誠 【著】神野藤昭夫・半沢幹一・山眞紀子
【発行】明治書院

ISBN978-4-625-68607-8
定価 1,260円(本体1,200円)
判型 四六判 256頁
発売年月日 2011年4月27



国文学科キャラクター・文くん

2011-05-07 14:50:01 | 国文学科の毎日



実は奈良大学国文学科には公認キャラクターが存在します。

名前は「文くん」

手に持つ筆は誕生日にお父さんに買ってもらったもの。背中の巻物は現在勉強中の「竹取物語」です。
国文学科らしい向学心にあふれたキャラクターです。

生みの親は2回生・浅野光穂さんです。

今後あちこちでお目にかかることと思います。
どうぞよろしく!


※写真右は文学散歩でみんなを先導する文くん。

恒例・春の奈良近代文学散歩

2011-05-07 14:29:24 | 授業をのぞいてみた
4月24日(日)、国文学科春の恒例行事、奈良近代文学散歩が実施されました。

当日は雨の予報もあったものの、午後にはすっかり快晴となり、穏やかな陽春の奈良を満喫することができました。

案内は浅田隆・奈良大学名誉教授です。
奈良の文学と風土、文化を知り尽くした先生の名調子に導かれ、奈良公園周辺の文学史跡を1日たっぷり歩きました。
全行程13キロ!

入学して間もない1回生たちも、奈良の文化の奥深さに魅了されたようでした。
奈良の歴史と文化にどっぷり浸る、奈良大学国文学科生としての生活がいよいよ本格化します。


写真① 猿沢池の会津八一歌碑にて。浅田先生の名講義の様子が伝わってきます。
写真② 東大寺裏から二月堂へ。春の穏やかな雰囲気を楽しみます。
写真③ 奈良国立博物館旧館前で。森鴎外ゆかりの場所です。この後森鴎外が暮らした博物館官舎跡へも行きました。
写真④ 二月堂の上から。みんなの目線の先には奈良大学の校舎があります。奈良大学は、まさに目と鼻の先に歴史が満ちているのです。