永井一彰先生が、源氏物語の注釈書として知られる「覚勝院抄(かくしょういんしょう)」の写本を発見されました。
「覚勝院抄」は室町時代末頃に成立した本で、源氏物語の全文を引用し、その行間に注釈を加えたものです。
今回の写本は、「覚勝院抄」の数十種ある写本の原本ともいわれる穂久邇文庫所蔵の本と酷似しており、「覚勝院抄」を見直す大きなきっかけを与えるものと期待されます。
ちなみに今回見出された写本は、京都市内の古書店が所蔵する版木の台帳に使われた紙の裏側(紙背)から見つかりました。
本屋が明治時代に台帳を作成する際に、古い本を価値あるものと知らずにリサイクルしてしまったようです。
こんなところにも国文学研究の面白さが詰まっています。
※今回の発見に関しては、「朝日新聞」「奈良新聞」「京都新聞」など多くの新聞に報じられました。
画像は9月28日に行われた記者会見の模様です。
資料を片手に説明する永井先生(左)と滝川先生(右)
「覚勝院抄」は室町時代末頃に成立した本で、源氏物語の全文を引用し、その行間に注釈を加えたものです。
今回の写本は、「覚勝院抄」の数十種ある写本の原本ともいわれる穂久邇文庫所蔵の本と酷似しており、「覚勝院抄」を見直す大きなきっかけを与えるものと期待されます。
ちなみに今回見出された写本は、京都市内の古書店が所蔵する版木の台帳に使われた紙の裏側(紙背)から見つかりました。
本屋が明治時代に台帳を作成する際に、古い本を価値あるものと知らずにリサイクルしてしまったようです。
こんなところにも国文学研究の面白さが詰まっています。
※今回の発見に関しては、「朝日新聞」「奈良新聞」「京都新聞」など多くの新聞に報じられました。
画像は9月28日に行われた記者会見の模様です。
資料を片手に説明する永井先生(左)と滝川先生(右)