ようこそ!奈良大学国文学科へ!!

奈良大学文学部国文学科の日々の出来事を綴っています。
特色ある授業の様子や、学生や教員の活動ををご覧ください。

奈良近代文学散歩9

2009-06-11 21:59:57 | 授業をのぞいてみた
猿沢池近辺には文学関係の史跡がたくさんあります。
池そのものも芥川龍之介の小説「竜」(1919年5月『中央公論』)の舞台になっています。

そのほとりに建つ会津八一(秋艸道人)の歌碑です。
彼は奈良を愛し、生涯に何度も奈良を訪れた歌人でした。



「わぎもこが きぬかけやなぎ みまくほり 
         いけをめぐりぬ かささしながら」

〔歌意=天皇の愛を失った采女(うねめ)が入水の前に衣を掛けたという、その衣掛柳を見たいと思って猿沢の池をめぐり歩いた。おりからの雨に傘をさしながら。〕


今回の文学散歩は雨に降られっぱなしでした。
でもそのおかげで、八一と同じ風情が感得できたかも。

そしてもちろんこの池のほとりには、歌の示すように「衣掛け柳」が植えられています。

 

奈良近代文学散歩2

2009-06-11 20:33:30 | 授業をのぞいてみた
2009年4月25日、朝10時。
あいにくの雨模様。

それでも集合場所の近鉄奈良駅前・行基像附近には、約40名もの国文学科学生がわんさかと集合!
さすが、熱心☆

ちなみにこの行基像、奈良の待ち合わせスポットの定番です。

まずは駅前の市内案内図を使ってのルート紹介。

実地踏査・奈良近代文学散歩(09年4月25日)

2009-06-11 20:09:04 | 授業をのぞいてみた
このブログの記念すべき最初の記事は、奈良大学国文学科の名物授業、実地踏査の様子をご案内!

この「実地踏査」は、年間10回程度行われるさまざまな課外授業に参加し、レポートを提出すると単位が付与される授業なのです。

どこかに出かけたり、名物を食べたり…そうした体験を通じて、教室や書物では学べない〈感性〉を身につける授業でもあります。

今回は奈良公園周辺にある近代文学ゆかりの場所を訪ねました。

案内は元奈良大学国文学科教授・浅田隆先生です。
奈良を愛し、近代文学を愛する浅田先生の名調子、聞きほれます☆

それでは一緒に文学散歩に出かけましょう。