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7月2日(水) 13時より
国文学科特別講義として作家の諏訪哲史氏をお招きしました。
「小説のうまれる時 創作の現場で起こっていること」という題目で講演していただきました。
まず、作家の仕事としては、小説を書くこと以外に、エッセーや随筆を書くことがある。そして、あたりまえの文章ではなく、様々な文体を試みているーーとのこと。
その例として、二つの文章を朗読されました。
一つは、作家の生活を詠みこんだ貧窮問答歌のパロディー、もう一つは全部漢字で書いたという「蝦原友里礼賛」。
文体と内容のギャップに、学生さんは報復絶倒。笑いがとまりませんでした。
もともと、作家になろうと思っていらっしゃらなかったという諏訪さん。言葉がうまく話せなかった小学生時代から、文字に親しむなかで、数多くの本を読むように。
そして、高校時代、一生の師匠となる種村季弘の本と出会います。
親を説得して、種村先生の所属する国学院大学へ進学。しかし、種村先生はゼミを持っていないことを知り、愕然。しかし、そこからがすごかった。
「ストーカー」という言葉がまだなかった時代、あたかも「ストーカー」の如く、種村先生に卒論指導をしてもらうため、「ラブレター」を送り続ける。
そして、ようやく、希望が叶うが・・・ここから、種村先生の話を拝聴するという贅沢な経験とともに、白い「豆腐」と透明な「液体」の日々がはじまる・・・
学生さんの感想を見ると、自分の決めたことにひたすら邁進する諏訪さんの姿に、今の自分を重ねあわせて、何かやらねばと触発された人も。
また、小説を書くとは、小説を読むことなしにはありえない。また、「本とは、古今東西の人の世界の見方が書かれている」との言葉は、国文学科の学生さんたちの心に大きく響きました。
講演後、数名の学生さんと奈良町を散策、そして食事会にもおつきあいくださいました。
とても気さくで、学生さん思いの諏訪先生に、奈良大国文学科一同感謝です。
国文学科特別講義として作家の諏訪哲史氏をお招きしました。
「小説のうまれる時 創作の現場で起こっていること」という題目で講演していただきました。
まず、作家の仕事としては、小説を書くこと以外に、エッセーや随筆を書くことがある。そして、あたりまえの文章ではなく、様々な文体を試みているーーとのこと。
その例として、二つの文章を朗読されました。
一つは、作家の生活を詠みこんだ貧窮問答歌のパロディー、もう一つは全部漢字で書いたという「蝦原友里礼賛」。
文体と内容のギャップに、学生さんは報復絶倒。笑いがとまりませんでした。
もともと、作家になろうと思っていらっしゃらなかったという諏訪さん。言葉がうまく話せなかった小学生時代から、文字に親しむなかで、数多くの本を読むように。
そして、高校時代、一生の師匠となる種村季弘の本と出会います。
親を説得して、種村先生の所属する国学院大学へ進学。しかし、種村先生はゼミを持っていないことを知り、愕然。しかし、そこからがすごかった。
「ストーカー」という言葉がまだなかった時代、あたかも「ストーカー」の如く、種村先生に卒論指導をしてもらうため、「ラブレター」を送り続ける。
そして、ようやく、希望が叶うが・・・ここから、種村先生の話を拝聴するという贅沢な経験とともに、白い「豆腐」と透明な「液体」の日々がはじまる・・・
学生さんの感想を見ると、自分の決めたことにひたすら邁進する諏訪さんの姿に、今の自分を重ねあわせて、何かやらねばと触発された人も。
また、小説を書くとは、小説を読むことなしにはありえない。また、「本とは、古今東西の人の世界の見方が書かれている」との言葉は、国文学科の学生さんたちの心に大きく響きました。
講演後、数名の学生さんと奈良町を散策、そして食事会にもおつきあいくださいました。
とても気さくで、学生さん思いの諏訪先生に、奈良大国文学科一同感謝です。