呑んべぇおやじでもいいじゃないの

最近ちょっと方向性変更気味です

ぐんまワンデーパスで大前に行く

2011年09月25日 | 鉄道小旅行&B級グルメ
9月23日(金)

7月に始まった大型観光キャンペーンぐんまDC(デスティネーションキャンペーン)も今月末で終わりです。

そのぐんまDCの企画の一つに群馬県内の鉄道、JR・東武鉄道・上信電鉄・上毛電鉄・わたらせ渓谷鉄道を一日乗り放題で1900円と言う格安のワンデーパスが発売されました。



色々なコースを考えてはいたのですが、切符はJRのみどりの窓口か一部の旅行代理店へ行かないと買えないことや他のイベントも沢山あってなかなか出かけるチャンスがありませんでした。

でも、このお彼岸の連休が最後のチャンスです。

いま八場ダム本体を作る作らないともめていますが、ダムができた場合吾妻線の一部が水没するためすでに新路線の工事が始まっています。



ダムができると湖に沈んでしまう川原湯温泉駅です。

もう30年以上も賛成だ!反対だ!と街を二分し、そしていまだに結論がでてないわけです。

新しい吾妻線になる前に長野原・草津口より先は乗ったことがないので今の吾妻線を一度全線を乗っておきたいと思い終着駅大前に行くことに決定ましました。

ところが問題がひとつ、大前まで行く電車は1日に5本しかないのです。

上電の始発に乗っても朝大前に着く電車には乗れないし、次の1時過ぎに着く電車では帰りがまた3時間以上ないし、1時過ぎの電車でそのまま往復するのも詰らないし、色々なパターンを考えてみました。

そこでたどり着いた結論は、1駅前の万座・鹿沢口止まりの1本前の各駅停車で行き景色を見ながら大前まで歩くと言うものです。

それにしてもこの間が4時間以上あります。

またさらに考え万座・鹿沢口のまた1駅前の袋倉で下車し歩くことにしました。



朝9時に袋倉の駅に到着、無人駅で周りに家が数件あるだけでほかに何もありません。

降り立ったのもお彼岸で帰省らしい女性一人と自転車を持った男性一人、地元の人らしい老人と私の4人だけでした。

秋晴れの中、吾妻川を挟んだ国道の反対側の道を一人ポチポチと歩き始めました。



こんな山村の中を歩くこと30分ほどで吾妻側の対岸に流れ落ちる大きな滝が現れました。



落差45mの瀬戸の滝です。国道のすぐ脇に落ち込んでいます。

この滝は今回予定外でしたが先週の台風の影響で水量も多く十分目を楽しませてくれました。



景色を眺めたり滝を楽しんだりしながら1時間ほど歩くと万座・鹿沢口手前の陸橋からちょうど特急草津1号が通過するのを見ることができました。

万座・鹿沢口でしばし休憩です。

でも、まだ10時少し過ぎです。朝早かったので小腹も空いてきましたがまだ喫茶店も食堂も開いておらず駅のベンチで休んでウォーキング再開です。

万座・鹿沢口からは国道を歩きます。ところどころ歩道のない区間があり大型貨物が頻繁に通る街道は道幅も狭く時折車をよけて待つこともあり、ちょっと歩くには適さない場所です。





袋倉を出て2時間半、ようやく大前に到着です。駅周辺には温泉宿が1件と町営住宅だけで何もありません。

お腹もすいたし帰りの電車までまだ2時間以上あるのでまた上の国道まで戻って食堂を探しました。

大前の集落の中に1件ありました。大前食堂です。ちょうど開店したばかりです。



さっそくビールをいただき、ほんとは昼はソースかつ丼がワンデイトリップの定番なのですが群馬県でも北のほうはソースかつ丼がないのでとじかつ丼にしました。

食堂のおかみさんと話をしながらゆっくりといただきました。

さすがに早起きしたのでビールで眠くなり、あと1時間ちょっと駅の待合室で昼寝です。



ひと眠りして起きるとやっと電車の到着です。

乗客などいないと思っていたらなんと30人くらい乗ってます。しかも、ホームには出てきたものの誰も駅から出て行かずまた電車の中へ戻ってしまいました。

そうです。みなワンデーパスを使って電車に乗りに来た人ばかりです。

私が一番芸のないと思っていた、そのまま折り返すパターンです。





そして、万座・鹿沢口で折り返す電車は1時間に1本くらいあるので小野上温泉で途中下車、50分後の次の電車までの間に温泉入浴です。

この区間を通常に乗車券を買っていると3800円以上かかります。半額で朝6時過ぎに家を出て帰宅が夕方5時半ごろ、電車に乗って歩いて写真撮ってビール飲んでかつ丼食って温泉入って丸1日楽しんできました。


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