ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

日本語能力試験聴解問題対策動画「教えて!チロ先生」

2021-02-13 | 日本文化情報センター

 2021年7月の日本語能力試験のミンスク会場での実施は中止になり、ベラルーシ人日本語学習者の受験機会がまた失われてしまいましたが、日本文化情報センターはまさに、コロナにも負けず雪にも負けず日本語能力試験中止にも負けず、授業を続けています。

 日本文化情報センターもYouTubeチャンネルを持っていることもあり、日本語能力試験の聴解問題対策方法をロシア語で解説した動画を作成して公開することにしました。

 レベル別に「N5」「N4」「N3」そしてN2とN1は内容を一つにまとめましたが、聴解問題自体がこのレベルになると長くなるので、動画も前編と後編分けました。全部で5本の動画「教えて!チロ先生」シリーズです。

 日本文化情報センター日本語教室の生徒を対象に作った副教材、あるいは動画形式の参考書のようなものです。ロシア語で説明をしているので、日本の方が視聴してもよく分からないと思いますが、ロシア語話者で日本語能力試験を受験希望している友人・知人の方がいましたら、この動画をご紹介ください。合格のお役に立てるかもしれません。

  こちらのベラルーシ人向け日本文化情報センターサイトで、動画リストを公開しています。こちらです。

 日本文化情報センター日本語教室の生徒たちも、今年の試験中止に落ち込むことなく、動画を見て聴解対策を事前に初めて、将来の合格につなげてほしいと願っています。


ベラルーシのコロナウイルス感染者数26万7029人。死者数1840人

2021-02-13 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月13日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数267029人になりました。1日の新規感染者数は1745人です。この数が減らないのは、ベラルーシ国内にコロナウイルスの変異種が入っていて、それも並行して感染拡大が広がっているのではないかと思います。ただベラルーシは変異種があるかどうか全く発表をしていません。コロナウイルスの細かい種類もちゃんと検査していないと思います。

 死者数は1840人です。

 255980人が回復しました。

 466万件の検査数となりました。1日の新規検査数は約1万9000件です。


2021年2月13日。雪の上に旗

2021-02-13 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月13日、雪が降り積もったベラルーシでは除雪後の雪の山に白赤白の旗を立てたりやっぱり雪だるまデモ隊を作って反政府活動を続けています。

 

 ベラルーシ野党のラトゥシコ氏は、「すでに1090人の役人がルカシェンコ大統領の辞任を求める公開書状を提出することに支持表明した。」とロシアの独立系メディアで発言しました。

 つまりルカシェンコ大統領に近い位置にいるはずの人物1000人以上が、実はもう早く大統領をやめてほしいと願っているということです。

 ベラルーシ政権内に歪みが生まれているということでしょうか。

 一昨日、昨日と全ベラルーシ国民会議で大統領が演説をして、選出メンバーは万雷の拍手を何度も送っていましたが、その人たちの中にも実は辞任してほしいと思っている人が混ざっていたかもしれません。

 

 反政府活動は大統領の強権によって抑えられ、ルカシェンコ大統領も安泰(少なくとも新憲法改正までは。)という見方をされていますが、実際には、今国外にいる野党は5月までに帰国する、刑務所で服役中のババリコ氏は、自分は新生ベラルーシの大統領になる準備ができている、などと最近も発言し意気盛んです。

 昨日の全ベラルーシ国民会議の席上でルカシェンコ大統領は、ババリコ氏に唾を吐きかけたかった、経済は政治に首を突っ込むものではない、と発言しました。ババリコ氏が元銀行総裁で、経済の専門家だからでしょう。

 ババリコ氏が昨年の大統領選挙に立候補しようとしていたのを大統領に阻止されたのは、逆に言うと、最も有力な候補だったからです。どうして最も有力な候補だったかと言うと、経済の専門家だからという理由です。ババリコ氏に一票入れようと思っていたベラルーシ人は、つまり人権云々より、ベラルーシの経済状況(終わらないインフレ、経済格差、不景気)などに終止符を打ってくれるのではないかとババリコ氏に期待していたのです。

 ババリコ氏は立候補手続きもできないまま、逮捕されてしまいましたが、チハノフスカヤ氏のことは、ただの英語教師、ブロガーの妻、女性、ということでルカシェンコ大統領は甘く見ていたのです。そうでなかったら、チハノフスカヤ氏も立候補すらできないようにしていたでしょう。その後チハノフスカヤ氏は野党のシンボルとして世界的に有名になり、ノーベル賞候補にまでなっています。大統領の誤算ですね。

 一方でチハノフスカヤ氏は、自分が大統領になったら半年以内に大統領選をやり直す、としています。そのときにはババリコ氏が立候補できますから、チハノフスカヤ氏よりババリコ氏が選ばれる可能性が高く、チハノフスカヤ氏が大統領に就任していた期間は1年もないのでしょうか。

 来年初め、国民投票により憲法が改正されたら、辞任するとルカシェンコ大統領は表明しています。実際そうなるとして、次の大統領はどのように選ぶのか、まだ明らかではありません。

 ルカシェンコ氏が現時点ではっきり言っているのは、ベラルーシは大統領制共和国という政治体制を継続する、という点です。憲法改正後、ルカシェンコ氏の辞任に伴い、大統領選挙をするという流れになるでしょうが、野党からの立候補は認めない(チハノフスカヤ氏もババリコ氏も立候補できない。)大統領の側近の中から立候補者が数名出て、その中の1人が選ばれるという結果になりそうです。

 辞任に際して、ルカシェンコ大統領は新しい規則「大統領職にあった人を保護する法令」を作成するでしょう。内容は「元大統領にはこれこれの額の年金が支給される。」「大統領時代に得た財産、特に不動産をずっと持ち続けることができる。」「死ぬまでボディーガードがつく。その経費は国家予算から出す。家族も同様。」「元大統領を逮捕することはできない。当然裁判にかけることもできない。何の罪にも問われない。」・・・とまあ、政治について素人の私でも、すぐにこれだけ出てきます。要するに死ぬまで特権を保持しようとするでしょう。自分の側近が次期大統領になったら、裏で政治を操る黒幕政治家になり、「ベラルーシのトップは今もやっぱりルカシェンコ前大統領なんだよね。」とみんなが噂する・・・そんな国になるかもしれません。

 来年の憲法改正後のベラルーシはどうなっているでしょうか。今からおよそ1年後ですね。

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者数26万5284人。死者数1830人

2021-02-12 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

2021年2月12日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は265284人になりました。1日の新規感染者数は1733人です。結局また1700人台ですね。

 死者数は1830人です。

 254032人が回復しました。

 464万件を超える検査数となりました。1日の新規検査数は約1万8000人です。やはり2万件近く検査すると、感染者数は1700人ぐらいになるという計算ですね。

 検査数が少ないと新規感染者数も減るので、何だか第二波が収束しつつあるように見えるのですが、表面的な数字に惑わされたらいけませんね。


2021年2月12日。全ベラルーシ国民会議閉会

2021-02-12 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月12日、ほぼ1日中雪で除雪作業が続いています。

 全ベラルーシ国民会議第2日目(最終日)閉会の演説で、ルカシェンコ大統領は、今年、つまり2021年末までに新憲法の草案を完成させ、来年初めに憲法改正の是非を問う国民投票を行う。憲法改正後に大統領を辞任する。」と表明しました。

 この会議のメンバーは大統領によって指名された(選ばれた)人たちなので(政府お抱え歌手も含まれます。)決定に反対する人は誰もいません。

 全ベラルーシと言いながら野党メンバーは誰も招かれていません。

 そのベラルーシ野党ですが、国外に脱出した人や国外に強制退去されたメンバーが多いですが、今年5月までに帰国する、と声明を発表しました。

 入国した途端に全員逮捕されないか心配です。

 

 大型スーパー「Green」のトップ経営者が身柄拘束されました。従業員3000人を抱えるチェーン店を持つのですが、(政府により)閉店させられる、という噂が飛んでいます。


今夏の日本語能力試験、ベラルーシでは中止。代わりに「私たちのテスト」独自作成

2021-02-11 | 日本文化情報センター

 ベラルーシ日本語能力試験実行委員会から、今年7月に予定されていたミンスクでの試験実施が、コロナウイルス感染拡大のため中止と決定したという連絡が来ました。

 昨年7月の試験は全世界全ての会場で中止。12月はそれぞれの地域の状況により、実施された会場と中止になった会場といろいろでしたが、ミンスクはもともと1年に1回だけ、それも7月だけの実施と決められているのです。

 昨年申し込んで受験料を支払ったベラルーシ人に対して、すぐに返金あるいは1年後(2021年)の受験料に振り返るかどちらか選んでください、と言われ、返金手続きが面倒なのと、全額返ってくるわけではない(銀行の手数料が引かれる)さらに来年必ず受験するから、と返金手続きを取らなかった人もいるのです。

 その受験希望者(すでに受験料支払済の人)に対して、また中止になったから、今回は全員返金します、とミンスクの実行委員会から日本語教師に生徒さんに説明しておいてくださいねというメールが届いたのです。

 ベラルーシでは建国以来ずーっとインフレが続いているので、1年前の80ルーブルで買えていた物が、もう今年は買えないのですよ。再び中止する可能性も考慮に入れて、去年申込者全員に一律に返金するべきでしたね。結局は時間差で全員返金になって、去年返金だった人と今返金になったベラルーシ人の間に不公平感が生まれています。

 

 1年前に授業料支払済みの人がいるのですから、もうちょっと実施に向けて進めてほしかったです。コロナウイルス感染がベラルーシで拡大しているから、というの理由も弱いです。

 なぜなら、ベラルーシでは非常事態宣言も出ておらず、ロックダウンも営業時間短縮も外出禁止令もありません。

 冬の今、感染者が増えるのは当然ですが、実際の試験は夏なのでその頃にはコロナだけではなくさまざまなインフルエンザなどの病気も感染者数が少なくなっているはずです。

 また日本ではまだ始まっていないコロナウイルスワクチン接種もベラルーシではすでに先月から始まっています。

 そうであるにも関わらず、またすでに受験料を支払っている人もいるのに、日本語能力試験の公式サイトを見た限りでは、ベラルーシが世界で一番早く今年7月の試験中止を決めた会場のようです。悲しいですね。(コロナウイルスだけが中止の理由なんでしょうか。)

 1年に1回しか実施されない会場なので、2年連続中止になると、影響が出てきます。日本語の勉強をやめてしまって、別の外国語に切り替える人もいますし、認定証をもらって、日本への進学や留学、就職を考えていたベラルーシ人の人生計画が狂ってしまいます。

 

 私としては今まで受験勉強を続けてきた日本文化情報センター日本語教室の生徒たちが不憫です。そこで日本語能力試験の代わりになる日本語テストを独自に作成することにしました。

 出題形式やレベルは本物の日本語能力試験と全く同じで、問題の内容は私が自力で作成します。合格の基準なども日本語能力試験と同じ条件です。

 公的な認定証は発行できませんが、受験することによって、将来の合格に役立つ模試にしたいと考えています。このテストの結果により今年9月の新学期以降のクラス編成を行います。

 このテストの名称は「私たちのテスト」で、チロ基金の支援により作成・実施します。(何のひねりもないネーミングですね。(笑)分かりやすいほうがいいかと。)

 受験料はチロ基金の支援のおかげで、全員無料です。会場は日本文化情報センターで、5月末にN3レベルのテストを、9月初めにN4とN5のテストを行います。8月には直前特訓授業が予定されています。

 実は「私たちのテスト」は昨年7月の日本語能力試験が全世界中止になったので、その代わりとしてN3,N4,N5レベルは実施しました。その後その結果によりクラス編成を決定し、今年の受験を目指して勉強していたのですが・・・

 この「プレ・私たちのテスト」ですが、コストカットのために表紙は省いたり、いろいろ工夫した結果、いかにも簡易版・・・という感じでした。しかし、今年の「私たちのテスト」は、もっと本物の日本語能力試験に近づけようと考えています。

 いつもベラルーシでの日本語学習を応援してくださっているチロ基金支援者の皆様には、今年ミンスク会場が現地の実行員会の独自の判断で中止になったこと、ご報告するのも心苦しく感じています。

 代わりに「私たちのテスト」で、ベラルーシ人の日本語学習者の情熱が冷えないようにしたいと考えています。ご協力くださっている日本の皆様に感謝申し上げます。実際に「私たちのテスト」が実施されましたら、改めてご報告いたします。


ベラルーシのコロナウイルス感染者26万3551人。死者数1820人。

2021-02-11 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月11日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は263551人になりました。1日の新規感染者数は1692人です。ほとんど1700人で、減った感じはありません。1日の新規検査数は17000件なので、やはりこれぐらい多く検査すると陽性結果数も増えますね・・・。

 死者数は1820人です。

 252068人が回復しました。

 462万件を超える検査数となりました。

 


2021年2月11日。全ベラルーシ国民会議始まる

2021-02-11 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月11日。今日から二日間の予定で、全ベラルーシ国民会議が始まりました。そのため、町のあちこちに国旗や、赤と緑色の旗が掲げられました。警戒体制下のミンスクのメインストリートは一部が一時的に閉鎖されました。また中心部に警察車両や軍車両、護送車が多く見られました。

 会議には2700人のメンバーが全国から集まりました。メンバーは大統領の指名によって選出された人たちです。マスクをしている人もいることはいます。

 会議ではルカシェンコ大統領は3時間40分に及ぶ演説をしました。特筆すべきは、ベラルーシとロシアが強い同盟関係にあり、ロシアと協力しあっていれば、全てうまく行く。ロシアは立派な大国であり、我々(ベラルーシ人)はロシアのために命を捧げよう(死んでもいい)と発言したことで、さらに、そのとき議会では万雷の拍手が鳴り響いたという点です。

 さらにドイツやフランスなどの西側諸国については、感染症(コロナウイルス)の暗闇に包まれた(あわれな)国と表現。その点、ベラルーシは・・・と言うところです。

 またネットなどに依存することはよくない、反政府の色が濃かったベラルーシ大学も国会議長自らが対話した結果、今では学生・教職員の55%が現政権を支持している・・・などなど、多方面に渡る長い演説でした。途中ひどい咳が出て演説が中座しましたが、がんばれ!という意味での応援の拍手も起きました。

 ベラルーシには(日本人が命名したところでは)ニート法があることで有名ですが、大統領は現在ミンスクに、まだ年齢的、健康的にも働けるのに無職という人が6万8000人もいるとし、改めて、この人たちに対して、働かないといけない!と強い口調で繰り返しました。

 育児休暇中ではない専業主婦もこの中に入るのですが、日本人の私からすると、え、たったの6万8000人しか無職がいないの? と感じてしまいます。ミンスクの人口はおよそ200万です。日本は全国でニートだけで70万人います。専業主婦の数も入れるとどうなるのか・・・

 またルカシェンコ大統領は、ベラルーシの公用語は二つ、ベラルーシ語とロシア語であり、ロシア語を公用語から外すことはない。それはロシア語が偉大な国(ロシア)の言語であり、偉大な人物、レーニンが使った言語だからだと理由を説明しました。

 さらに自動小銃を持っていた様子が報道されたことを受けてか、自分が英雄になりたかったわけではない。私はベラルーシを誰にも渡さない!・・・といういつもの決め言葉を言い、会場は再び割れんばかりの拍手で満ちあふれました。

 ベラルーシを誰にも渡さない、ということですが、結局ロシアに依存していることも演説中に話しています。確かにロシアの軍事力がついていないと、ベラルーシは弱小国ということを話しているのと同じなんですよね・・・。ええ、そうですよ、弱小国ですよ、だからこの国父に任せなさい、という状態がずっと続いています。

 また新しいベラルーシ憲法の草案は今年末までに完成すると話しました。どうなるのか・・・。 

 

 オクレスチナ収容所で今年初めて、差し入れが許可されました。今日の午後5時までに持ってきなさい、ということですが、急に言われても・・・という人も多かったでしょう。

 

 スイス国籍で現在更生施設に収容中の女性を解放するよう、スイスの国会議員87人がベラルーシ外務大臣に宛てに公開状で訴えました。スイスとベラルーシ間の関係が悪化していると指摘されています。

 日本国籍の男性もまだ刑務所内ですが、早期釈放を日本の国会議員がこんなに大勢ベラルーシ外務省に求めてくれるでしょうか・・・。 


2021年2月10日。小雪が降り続く。

2021-02-10 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月10日。週間天気予報では今日が大雪だったのですが、明日にずれたようです。

 平日は裁判のニュースが多いですね。

 大統領選挙の翌日と翌々日にミンスク市内で反政府デモに参加し、治安部隊に対抗して、道路にバリケードを作った罪で逮捕されていた24歳の男性の裁判では、4年間の更生施設(日本で言うと刑務所と少年院の間にある施設)入りの判決が出ました。だいたいこれが目安のようです。

 

 また今日もベラルーシの学校で、思想教育が続いています。どこかの中学校(学校名は伏せるようメディアは情報提供者から依頼されたとか。)9年生(中学3年生)の授業の音声が隠し撮りされています。中学生たちはおとなしく聞いているだけではなく、活発に教師と議論しています。「白赤白の旗はどうしてダメなのか。」などです。それに対して教師は、白赤白の旗は間違っている、このような旗を持っているデモ隊から中学生のみなさんを守るために治安部隊は存在している。ソ連の国旗が表現しているのは豊かさと自由です・・・など話しています。(ソ連が国旗の通りの国だったら崩壊してないはず。)

 

 ボブルイスク市役所は7階建の建物の屋上から長さ35メートル、幅10メートルの国旗らしき巨大な布がぶら下げられています。

 

 

 

 

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者26万1859人。死者数1811人。新規感染者数ほぼ1800人

2021-02-10 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月10日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は261859人になりました。1日の新規感染者数は1799人です。ほぼ1800人ですが、昨日はこの数字が561人だったんですよ。また元どおりです・・・。

 1日の新規検査数が約1万3000件だったので、新規感染者数は1800人。昨日は検査数が約7000件だったから、新規感染者数は561人・・・ということです。この1日の新規感染者数は、◯◯人でした、増えた減ったと一喜一憂するのではなく、検査数に左右されることも考えて、表面上の数字だけで第二波が収束しつつあるとか判断してはいけないということですね・・・。

 死者数は1811人です。こちらのペースも落ちません。

 250078人が回復しました。

 460万件を超える検査数となりました。


ベラルーシのコロナウイルス感染者数は26万60人。死者数1801人。新規感染者数500人台

2021-02-09 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月9日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は260060人になりました。とうとう26万人台です。1日の新規感染者数は561人です。500人台と激減です。しかし1日の新規検査数がたったの7000件なのです。1日で2万件検査する日と、7000件検査する日と差があるので、新規感染者数も変わるのでしょう。

 死者数は1801人です。とうとう1800人台です。

 248064人が回復しました。

 459万件の検査数です。

 


2021年2月9日。大統領選挙から半年

2021-02-09 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月9日、雪がほぼ1日降っていました。そんな中、反政府デモ活動は続いています。今日であの大統領選挙からちょうど半年です。

 イギリスの調査機関Chatham Houseによると、ベラルーシ人の4人に1人が、ルカシェンコ大統領は2025年にベラルーシ大統領でなくなる、と予測していることが分かりました。どうして2025年なのかというと、2020年の選挙で再選し、その就任期間が5年だからです。そのときには71歳になっているルカシェンコ大統領。ベラルーシはどうなっているでしょうか。

 

 コロナウイルス感染拡大の影響が大きいのですが、ベラルーシ各地で、レストランやカフェなど飲食店の閉店が相次いでいます。

 それだけではなく、銀行の支店数が減っています。私の自宅から1番近かった銀行の支店がつい最近、2番目に近かった銀行の支店が去年なくなってしまいました。一箇所は空っぽですが、何か店舗が入るみたいです。

 

 夕方、犬の散歩のため自宅の団地内にいた男性が身柄拘束されました。寒いから犬に白と赤の服でも着せていたんでしょうか???

 

 ミンスク地下鉄の車内広告用のスペースに、検察庁からの広報が掲示されています。大勢が集まってイベントを行うことは法律で禁止されていると書いてあります。これはコロナウイルス感染防止策ではなく、反政府活動をするのは禁止、ということです。政治とは無関係の楽しいイベントは開催していいのです。一つの場所に大勢人が集まって密になってもいいということです。

 

 政府お抱えテレビキャスター、グリゴーリー・アザレンカ(STV)が、ベラルーシのアウシュビッツなどとも呼ばれるあのオクレスチナ収容センターに取材。檻房の中に入り、拘留されている人たちが普段食べているという食事を出され、「ほら、量は十分ありますよ。」と言いたげな顔で写真に収まり、その写真を自分のテレグラムチャンネルで公開しました。

 ぱっと見て、ペンキが塗りたてのような壁、金網格子の入った窓。二段ベットに薄っぺらいマットレスが敷かれ、その前に傷一つ汚れ一つない細長いテーブルが二つ。その上に昔の学校給食で使われていたアルマイトの食器。一つにはスープ(日本の味噌汁より一回り大きいサイズ)、もう一つにはおかゆらしきものが半分、残りの半分にはビーツで作られたように見えるサラダらしきものが入っています。おかゆの上にはハンバーグらしきもの(魚ハンバーグかもしれません。)が一つ乗っています。

 私が食べたらこれだけでお腹いっぱいになりそうな量です。しかしベラルーシ人の若い成人男性だと少なすぎますね。

 さらに紅茶か何か入っているらしい金属製のカップ、さらに半斤のパンがラップにくるまれたものが付いていましたが、これが「1人1食分として」支給されているのか「1人1日分として」支給されているのか、この檻房(何人収容できるのかベッドが全部写っているわけではなさそうなのでこの画像からは分かりません。)に収容されている人全員に対して半斤のパン・・・なのかよく分かりませんでした。

 このほかスプーンも一本ついていました。このキャスターが詳しく説明を画像につければいいのですが、ないです。というかこのテレグラムへの投稿自体が、後日放映されるテレビ番組の番宣のようです。詳しくはテレビを見てね、というところでしょうか。

 あくまで見た目の印象ですが、そんなに味はまずくなさそう・・・に思えました。しかし、サワークリームなども添えられていないので、ベラルーシ人が食べたら、おいしくないのでしょうね。

 それから、これはあくまで昼食メニューです。そしてベラルーシでは昼食の量が1日3食の中で一番多いのです。ということはここには写っていない昼食と夕食はもっと量が少ないということですね。

 ・・・やっぱり若いベラルーシ男性からすると、これでは少ないと思います。やせそう・・・。一方でこの収容センターは留置所としての性格が大きく、懲罰(懲役つまり刑務所内の作業)もないので、とにかく閉じ込められているばかりで運動もしないので、多くのカロリーも消費しなさそうです。

 それどころか、完全に定員オーバーで詰め込まれていてぎゅうぎゅう詰めだったらしいし、やはり生活の条件は非常に厳しい(非人道的)と思います。

 最近はコロナウイルス感染拡大防止のため、食べ物の差し入れもできないので、この食生活は若い人は辛いと思います。

 さらに、留置中に出た食事は、1日いくらで計算して、後から食費を請求されるんですよ・・・。起訴されて有罪判決が出て刑務所に入った後の食費は払わなくていいということになっていますが、罪状によっては「◯年間の禁固刑に加えて◯◯◯ルーブルの罰金」が課せられる場合があるんですが、この罰金の中に留置所と刑務所にいた間の食費が含まれていると思います。

 ともかくこの画像はテレビ局の取材のために一番きれいな檻房を選んで、実際によりずっといいように作った情景という気がします。

 よく見ると檻房の暖房がすごく小さい! 通常の暖房(セントラルヒーティング)の3分の1ぐらいの大きさです。こんなので冬の寒さはしのげるのでしょうか。

 さらにその暖房器具の上に、本来壁にかける温度計が、ぽんと放置されています。檻房の中の室温が低すぎるのが撮影されたらやばいと思って、取り外して暖房で温めてみた、ということでしょうか。

 


2021年2月8日。気温は下がり、物価は上がる

2021-02-08 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月8日。今朝の気温はマイナス20度でした。昼間は気温が上がってマイナス10度ぐらいです。

 ベラルーシの物価が上がっています。食料品で価格が上がったのは、砂糖(ベラルーシでもいわゆる砂糖大根が栽培されているので、砂糖も生産されていますが、ロシアからの輸入も多いです。ちなみに私は黒砂糖派。黒砂糖は全て輸入なので、値段上昇は苦しい・・・と言いたいところですが、我が家の砂糖消費量はベラルーシの一般家庭と比べると、とてもすくないと思います。)

 ひまわり油(ベラルーシの家庭で最も広く使われているのはひまわり油です。ウクライナからの輸入がほとんど。我が家でも使っていますが、やっぱりベラルーシの一般家庭と比べると、消費量は少ないと思います。)

 野菜(輸入野菜は当然全て値上がりしました。果物もです。)

 これからどうなることか・・・。ベラルーシ・ルーブルはやや値を持ち直しましたが。

 

 今年のアイスホッケー世界選手権大会のスポンサー企業の一つ、ニベアが会場がミンスクのままなら、スポンサー下りる、と明言していて、その後会場がラトビアだけにまとめられたのを受け、スポンサーとして復活しました。

 しかし、巷ではベラルーシにニベア製品は輸入されなくなる(ベラルーシ政府側が輸入を拒否するから)という噂が飛んでいます。政府筋は否定していますが・・・。愛用者である私は今のうちに買い置きしておこうかなどと考えています。ちなみに日本ではニベアクリームは、高品質なのに高価格ではない、ということで庶民の味方のようですが、ベラルーシでは製造している工場が国内にないので、(ポーランド工場で生産された商品がベラルーシへ輸入されている)国内生産されているクリームと比べると、高いクリームという認識です。

 

 ベラルーシでは趣味としてのハンティングが盛んです。その猟銃なのですが、所有するには許可が必要で、いわゆる「精神的に健康であること」を証明する医者からの証明書を警察に提出しないといけません。審査を通過すると所有許可書がもらえます。それを提示しないと購入ができません。さらに保管するときには特別なケースに入れる、ケースに入れていても手に持って街中をぶらつくのは禁止。運ぶときには車のトランクに入れるなどして、人目につかないようにする。普段の保管場所は鍵付きの猟銃用金庫の中。金庫の鍵は所有許可された人が所持する、あるいは隠す。(家の中の金庫で保管してて、その鍵を家族が勝手に持ち出せるようにしていると、ありえるパターンでは、父親の猟銃を息子が持ち出し、犯罪に使う・・・ということが起きるのを防ぐため。)・・・とこのようにいろいろ厳しい決まりがあります。

 ここ数日の間、警察が猟銃所有者の元へ抜き打ち検査に来ているようです。人によっては規則違反だ、と言われて、猟銃を没収されたそうです。(一揆が起きるのを防ぐために農民に対して刀狩りをするようなものでしょうか。)

 ちなみにS夫はスポーツ銃の修理が仕事なので、当然銃を所持できる許可書を持っています。しかし、実際には自分は猟銃を所有していません。(他人の銃の修理ばかりしていて、自分は試合には参加しないし、ハンティングの趣味もないです。)だから、警察の抜き打ち取り調べも、来ないでしょうね。

 

  ベラルーシのKGBは、ベラルーシ各地の主要都市で同時多発テロを起こそうと、ウクライナから武器や爆発物などを持ち込もうとしていたテログループの動きを完全に止めた、つまりテロ発生を未然に阻止した、と発表しました。

 

 2月3日の報道によると元首相のルマス氏が所在不明になっており、身柄拘束されたのではないかという噂が飛んでいましたが、妻もKGBも逮捕など否定。おそらく2月2日には所在不明、音信不通になっていたと思われます。

 今日、2月8日になってルマス氏自身がジャーナリストの取材に答え、

「私は生きている。逮捕などされていない。今息子が居住している(ベラルーシではない)とある国にいる。詳細はこれ以上語れない。」と自分は無事であることを公表しました。

 ちなみにベラルーシでは首相は大統領による任命制です。

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者25万9499人。死者数1792人。新規感染者数800人台

2021-02-08 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月8日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は259499人になりました。1日の新規感染者数は808人です。800人台に減りました! しかし、1日の新規検査数は約9000件です。(日曜日になると県する人が休日で検査数も減るのかなと思ったのですが、過去を振り返ってみて、必ずしもそうは言えないと思いました。)とにかく検査数が少ないので、感染者数も少なかったとは言えますね。

 死者数は1792人です。

 247703人が回復しました。

 

 今日からミンスク・モスクワ間の列車運行が再開され、またロシアとの行き来が増えますね。

 切符の予約率は70%以上だそうです。

 

 


2021年2月7日 国際連帯の日

2021-02-07 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年2月7日、ベラルーシ野党の呼びかけに応じて、この日がベラルーシとの国際連帯の日と決められました。

 それに呼応して、世界の都市でベラルーシ反政府派を支持する人たちのデモ活動が行われています。

 アメリカ、ドイツ、エストニア、フランス、ポーランド、ウクライナ、オーストリア、リトアニア、イタリア、ロシア、台湾、ノルウェー、イスラエル、ハンガリー、カナダ、オーストラリアなどです。

(日本は入っていないですね・・・。)

 ベラルーシ人の3人に1人はベラルーシに住んでいません。つまり世界中に散らばっています。その人たちが主体になって、各地で反政府デモを行っています。もちろん現地の人も参加しています。いろんな国の言葉で書かれたプラカードを撮影して、ネット上で公開しています。

 庶民だけではなく、一国の首脳自ら、ベラルーシの独裁政治を堂々と批判しています。