18歳の頃 僕は
岡林信康の「山谷ブルース」にあこがれて
飯場でアルバイトを
はじめたのです
寝泊りしての肉体労働
大きな部屋で大勢寝ていて
いびき、寝言、オナラ
それはとてもにぎやかでした...
ご飯は食べ放題
特にカレーの日は嬉しかったな...
仕事はホテルのビル建設、
日本中からいろんな人が集まっていました
夜は ひとつの部屋へ集まって
花札賭博のご開帳..
酒を飲んで騒ぐ人、
刃物を持った怖い人も居たり
☆****☆
僕は建設中の
ビルの屋上へ上がって
いつも詩を書いていました
沈む夕陽がとてもきれいで
ずっと眺めていた...
でもあの詩、どこへ行ったんだろう..