「3.11」
大切な日に
想いを馳せて
奏でました。
(編集に時間がかかり
日が変わってしまいすみません)
大地震の後の大津波、
数えきれないほどの余震、、
大変なことをたくさん
乗り越えてこられた皆さんの心に
少しでも寄り添えますように
犠牲になられた皆さんに
届きますように…
❇️
あの日、息子を妊娠中で
神戸でテレビを泣きながら
見ることしかできず
阪神淡路大震災がフラッシュバックして
何もできない自分を責めていた時
おなかの中から
「ママ、大丈夫。守ってあげる」と
生きる力をくれた息子ももう10歳に。
毎年、この日は東北の復興を願い
「Twinkle memory&Bright future~きらめく想い出・輝く未来」(阪神淡路震災復興の為作曲) を
ずっと弾いてきたけど
今年の3月11日に即興した曲は
「3.11」と命名させていただきました。
(クリックで流れます)
曲は即興で生まれましたが
10年もの月日がかかりました。
心の復興はそれぞれで時間がかかり
今でもあちこちで苦しい想いを
抱えておられる方もたくさんおられると思います。
私が震災を初めて人前で語ったのは
被災して10年が経った2006年でした。
転勤で初めて神戸を離れ
四国愛媛のカフェでBGMとして
初めて弾いた時
お客様が聴きながら涙を流して
何の曲だったんですか?と尋ねられ、
震災復興の為に作った曲だと伝えたら
「あの時たくさん救援物資持って
助けに行ったんです。それで涙が出たのかしら。不思議です」
こんなに遠くからも助けに来てくれてたことに驚き、
神戸はみんなに助けてもらったことに気付き お客様といっぱい一緒に泣きました。
こんな優しい人たちが、もう二度と
私たちのような悲しい想いをしないように
どんな事があっても生きていけるように
あのときはありがとうあのときはありがとう、と震災、防災
自分なりの乗り越え方等を
ピアノ曲と共に伝え始めました。
話すこと、聞いていただくこと
最初は泣いてしまうこともありましたが
(今もたまに泣いちゃいますが)
伝えることで、私はかなり浄化されたので
これまで聞いてくださった皆さんには
感謝の気持ちでいっぱいです。
「話すことは放すこと。」
でも、話したくない方、話せない方も
たくさんいると思います。
心のままに奏でてもらう即興連弾は
言葉にできない想いを吐き出せて
スッキリするとよく言われていて
音楽療法にもなるから
いつかお役にたてたらいいな…
コロナ禍でなかなか会って話すことも
足を運ぶことも難しくなりましたが
自分にできることを改めて考えてみたいと思います。
必要な方に届きますように…
即興作曲家・震災語りべピアニスト
中谷幸代