克服したい

最近急に寒くなり、風邪をひいてしまいました。

私が何より苦手なものは粉薬・・・。

同じく粉薬の嫌いな妹に進められて

これを使ってみました。

 

『おくすり飲めたね』という名前でかわいいおさるさんがついてて

お子様用のものだとおもいますが味の付いているゼリー状のオブラートなんです

粉薬嫌いを救うとってもいい商品が出てるんですね

考えた人はきっと優しいひとだろうな　

 

ピーチ味がおいしいらしいと聞いていましたが、品切れらしく

チョコレート味しかなかったけど　ドキドキしながら購入

 

ゼリーでお薬をくるんで飲み込むのですが

なぜか横からはみ出したりでうまくいかず・・・、

量を減らして2回に分けてみたり工夫してみましたが

口の中に入れたとたん、粉薬が爆発しちゃう。

すこぶる苦い・・・

妹は上手に飲めるらしいから、私が不器用でやり方が間違ってるのかなぁ。

最終兵器のお薬飲めたねでも失敗してしまうなんてショックすぎる 

 

どう克服しようか、食後の粉薬がストレスになってよけいしんどくって悪循環です。

 

好きなものと組み合わせたら克服できるかなって思って

好きなお菓子を横にご褒美に置いてみたりしてみても

どうしても克服できないんです。。。

みんなどうやって飲んでるのかなぁ

粉薬に頭を抱える日々です・・。

粉薬の味を感じずに飲めるような、

いい裏ワザ知ってるかたは是非教えてください

 

すっかり寒くなり、風邪やインフルエンザも流行っているようなので

皆さんも手洗いうがいをしっかりして　元気に今年を乗り越えてくださいね

学校・施設での講演コンサート、行きます！

最近また辛いニュースが多く心が痛みます。

 

先日、愛媛県西条市の中学校の先生から、ありがたいメールが届きました。

 

以前から私の活動に興味を持ってくださっておられたそうで、

このブログを見て、先月行かせていただいた済美高校の先生にもお電話されて

講演コンサートの詳細を聞かれたそうで、うちの学校にもぜひと

早速、来月行う父兄参観での講演コンサートのご依頼をいただき本当にありがたく思います。

一人で地道に始めた活動でしたが、お客様からの口コミなどで多くの方々に知っていただけて

皆さんのおかげでたくさんのあたたかい方々と繋がれて、本当に感謝しています。

 

そして、先日たまたまお子さんのいらっしゃるお客様とお話していた時、

次のコンサートを子供と共に心待ちにしています♪　と言ってくださり、

学校等でも講演コンサートをしている話をすると、来てもらうことができるなんて、

と　びっくりされたので、もしもご興味をもたれた方や、

今悩みを抱えている生徒さん達に少しでもお役に立てることがあるのなら

ぜひ色々な所に行かせていただきたいなぁ・・と思い、今日は改めてここに書きます。

 

松山では、３年ほど前から松山市教育委員会からのご依頼で

『いじめ問題を考える学習会』の講師としてお招きいただき

（他にも個人的に呼んでいただいた学校もあり）

愛媛だけでも30校程のたくさんの小中学校等で　いじめや自殺を防止するための　授業として

自分の経験談からのお話とオリジナル曲や生徒さんとの即興連弾も取り入れて

講演コンサートをさせていただきました。

 　　　

 

NHKや新聞を見てお問い合わせを下さった和歌山や大阪、神戸など色々な地域でも

講演コンサートをさせていただきました。

 

内容はご依頼いただいた学校によりテーマを決めて行っています。

命の大切さ、逆境に負けない強さを持てる心作りとか、みんな個性を認めて仲良く暮らせるようにとか、防災についてとか

最近は感動できる機会が減っているからと、「感動講座」として呼んでいただいたこともありました。

本当に様々ですが　基本的に生徒さんを見ながらインスピレーションで進めていっています。

 

ピアノや私の震災時の実話の絵本や、色々な映像も用いて行うからか、

コンサートでは小さな２歳の子供さんとかでも一生懸命聴いてくれたり

小学生でも長い時間でも集中力が切れることもなく

皆さんとても真剣に一生懸命に聴いてくれて、即興連弾コーナーも共に笑顔になって

あたたかい時間を過ごすことができて、控室や校長室まで挨拶に来てくれる生徒さんもたくさんいて

本当に嬉しいことです。

　

 そして普段、不登校で学校には来れないという生徒さんがこっそり体育館の上のみんなから見えない場所で

この時間だけどうしても見たいと先生に話して勇気を出して見に来てくれていたり、

当日来られなかった生徒さんの為に先生がビデオで一生懸命撮影してお渡ししてくださった学校もあって

どの学校の先生も　一人ひとりの生徒さんのことをとても大切に想っていることが伝わってきました。

 

授業の後からは　今あたりまえにみんなで過ごしていることが奇跡だと気付き、

友人や家族に感謝するようになったり、

地震で急に亡くなった友人の話に涙する生徒さんもたくさんいて

災害などの話も聞いて、いじめてる場合じゃないと感じた、いじめている人がいたら注意したい、

いつ死んでもいいと思っていたけど命を大切にしたいと改めて思った　

という生徒さんからのお手紙もありました。

障がいのある生徒さんとの即興連弾をした時、

その場で素晴らしい曲が生まれ、みんなからの初めての大きな拍手に生徒さんも興奮を隠せない様子でした。

後日、親御さんから感動のお手紙をいただき、その後ピアノに興味を持ち始めたそうでとても嬉しく思います。 

 

災害、事故、挫折、人間関係のことなど今までの色々な経験から、

こうやって乗り越えてきたというようなお話をさせていただいたりもしていますが、

自分が変わったら周りも変わることを感じるようになった生徒さんも多いようです。

 

物事に対する見方や人生が変わったというお手紙までもいただき、

先生方も涙されたり、PTAの方用にももう一度お願いします、と再度呼んでいただいた学校もあり

まだまだ未熟な私ですが、こんな私の体験談で、

少しでもみんなが希望を持てる未来になるのなら・・と　私も生き甲斐のように感じています。

 

今は神戸に住んでいるのですがまだあまり公開していないからか　

この間まで住んでいた愛媛に呼ばれることが多くて

また自然豊かな愛媛に行けると思うとあたたかい気持ちになりパワーをもらっています。

 

これからは神戸も含め、色々なところでも続けて行けたらいいな

 

もし、うちの学校や施設、保育園等にも来てほしい・・という方がいらっしゃいましたら

 下記のメールまでお気軽にお問い合わせいただけたらと思います。

 piano_hearts@yahoo.co.jp

※HPからも受け付けます⇒中谷幸代オフィシャルHP http://sachiyonakatani.web.officelive.com/default.aspx

 

毎日色んな想いを抱えてがんばっている生徒さんからの声も受け付けます。

学校名とご連絡先を明記してください。（秘密は守ります）学校にはこちらからご連絡させていただきます。

 

いろんなことがあるけど、大雨の日でも雲の上はいつだって晴れていて、

角度を変えてみると悩みも、自分をさらに成長させて輝かせてくれるチャンスと信じて　私もがんばります！

 

今日も　にこにこ笑顔で　みんなが幸せな気持ちで過ごせますように 

届きました＆工場見学

松山から帰ると・・宮崎県秘書広報課のかたから

口蹄疫の記録DVDの”完成版”が届いていました。

 

『畜魂安らかに』と書かれた慰霊碑や、追悼のお花の映像も加わり

より一層　考えさせられる大切な映像になっていました。

BGM著作：演奏　中谷幸代様 とお名前まで載せてくださっていて恐縮です。

震災時に助けてもらって恩返しコンサートのつもりで行った宮崎で生まれた曲で、

今度は神戸の私が　宮崎の方たちの大切な牛さんや豚さんの命の記録に

音楽で想いを残すこととなり、とても不思議な気がしています。

また宮崎の地でも、牛さんや豚さん達にも聴いてもらえるように頑張ろうと思います。

 

そういえば牛さんや豚さんとは、昔もご縁があったことを思い出しました。

短大時代、ミュージカルの作曲などもさせていただき、

音楽療法の歌を作ったり　たくさんバイトもしてとても充実した日々でしたが、

卒業後の進路を考えた時、このまま音楽の道に進んでいいのだろうかと悩み

疲れた人の心に本当に届く、疲れが癒えるような音楽を作りたい！という想いがずっとあり、

きっと今一番大変で疲れているのは社会人の人たちだから、

自分も社会人になって想いを感じて精いっぱい働こう、と

卒業後はあえて全くの畑違いの食品会社の正社員として入社しました。

研修後、本社の貿易営業事務として配属されたのですが、入社当初は工場見学もあり、同期に

「あれ、なにか分かる？」と聞かれ、

私「さっきの説明で　タンって言ってたよ。」

「そうやで。あれ、大きいけどあれが牛の舌なんやで～！」

あまりに大きくて　スライスされていく様を見ていてわからなかったけど

じー・・・っと見て自分の中で理解できたときには、涙が溢れていました。

何も悪いことしてないのに舌をスライスまでされてなんてひどい！かわいそうすぎる！

・・今まであたりまえに焼き肉で食べてたくせに　あまりにリアルな姿を見て

この会社に来たことを一瞬後悔しました。

 

でもその後、社長にも提出する研修日誌を書かないと行けなくていろいろすごく考えました。

 

私はこの会社で扱うホルモンも大好きで、落ち込んだ時もいつも元気をもらっていました。

今まで捨てられていたような部位まで捨てずに隅々まで無駄にしないように

大切な命のことを考えたからこそ、初めてホルモンを開発されたのだろうと気付き、

この会社に来た意味を改めて感じ、社長を尊敬するようになりました。

毎月、社長は会社の敷地内の神社で牛さん達の魂を拝んでもらっていました。

 

少し話はそれますが先日、友人が今流行りのファーのことで、

動物がかわいそうなことになっていると、涙ながらに語っていました。

リアルファーの場合、ファッションだけの為に生きたまま、うさぎさんなどから皮を剥ぎ取って

剥ぎ取られた体はそのまま捨てる業者もあるのだとか。。。

その現実を知りとてもショックでした。そこまでしなくてもフェイクファーで十分なのに・・。

 

いろんな命から毎日の生活をいただいて生きていることに今日も感謝です。

いつも食べているお肉の原形を見たあの時は本当にショックでしたが、命の現場を見た気もして、

それからはどんなものも好き嫌いなく残さず食べようと心掛けています。

なんでもたやすく手に入る時代になったからこそ、食育もとても大事だと思うし、

いろんな現実を知ってきちんと物を選びたいと思います。

 

そして宮崎では、口蹄疫のことを忘れないよう、毎月同じ日に皆さんで想いを込めて消毒などをされているそうです。

天国の牛さんや豚さん、そして畜産の方々が大変辛い大きなお役目を果たしたからこそ、

今のこの平和があるので　いつまでも感謝の気持ちを忘れないでいたいです。

 

Happy Weddingにて即興演奏♪

先週末は　松山で大切な結婚式がありました

 

新郎D君は、私が松山で活動を始めた当初に出会い

コンサートで使用する映像作りやCDのジャケットデザインをしてくれたり

Dくん率いるバンドのサポートメンバーとしてキーボードでも参加させていただいたこともあり

あたたかく懐かしい想い出をたくさんくれた人

 

そして　新婦Yちゃんは　D君に誘われて昔コンサートに来てくれて

その後も　優しいお母さまと一緒に応援してくださり、

Dくんと一緒に神戸のメモリアルコンサートにも来てくれたこともあり

今ではプライベートでも仲良しの大切なお友達です

 

白水台のグリーンカーメルにある素敵なチャペルでの人前式 

二人の幸せそうな姿や綺麗なドレス、大切なゲストの方々のあたたかい笑顔からインスピレーションをうけて

お式の最初から最後まで　各シーンで音を選びながら即興させていただきました。

昔、神戸で結婚式場で弾くお仕事をしていたこともありましたが、

その時は電子ピアノでパイプオルガンの音色を出したり、生ピアノだったので

今回は、腱盤が二段+足の腱盤もあって　パイプオルガンのような感じで

ピアノ人間の私は少し心配もありましたが　前日入りしてもう一度オルガンと仲良くなって

二人の幸せオーラとみんなのエネルギーのおかげでいいメロディが生まれてほっとしました 

（当日はチャペル内の撮影禁止だったので打ち合わせ時の写真）

 

披露宴では新郎の友人としてアラスカ写真家の松本紀夫さんも来られていて

新郎が新婦の為に特別に作ってもらった感動的なオーロラ等の映像もあって

さらに学生時代にアカペラグループもされていたDくんの熱唱も聴けてすごく感動しました。 

打ち合わせ当初は　新郎やみんなにも内緒で　新婦Yちゃんから心を込めて演奏ということで　

サプライズ即興連弾をしようかという案も出ていましたが、

お母さまがいつも私の音楽を好んで聴いてくださっていたらしく

”母への手紙”に合わせてBGMを即興してほしいと言って下さり、

大切なシーンを音楽で彩ることができてありがたかったです。

 

2次会は懐かしいスタジオOWLであり、ケーキ入刀で急遽

新婦のリクエストで中島みゆきさんの「糸」を弾かせていただきました

 

結婚式って　参加したこちらまで大きな幸せを分けてもらえて嬉しいです。

スピーチのお言葉で、「どんな時も　”思いやりの心”というフィルターを通して相手を見てください」

という 素敵なお言葉も胸に響きました

 

あったかい二人ならではの愛が溢れる優しい結婚式で

二人の幸せそうな笑顔とみんなが心から祝福している姿が印象的でした。　

新しく誕生した夫婦の姿を見て、改めて私も初心に戻れるいい機会になりました。

 

ちなみにその日は新月の日で新しい事を始めるのにぴったりの日だったそうです

いつまでも仲良く　これからもしあわせな笑顔をたくさん見せてくださいね

Dくん、Yちゃん、感動をありがとう

 

 

 

 

自分でできるプチ音楽療法♪

最近　寒くなりましたが　皆さんお変わりありませんか？

体調や心の調子を崩されている方もおられるようで、少し心配です。

そんなこともあって病院関係や色々な地域の方々からもCDの注文をいただき、

早く中谷さんのピアノが聴きたいので次のコンサート情報を待っています！

というあたたかいメールもたくさんいただいていて　とってもありがたく、

こんな私の音楽でも少しでもお役に立っているのかと思うと、本当に嬉しいです。


早くコンサートできたらいいなと思いつつも　

松山で譲っていただいたマイピアノは、神戸の新居には置けなくて

今も変わらず松山市一番町のベティ・クロッカーズさんに置いていただいていて

神戸ではピアノのある気軽にコンサートをできそうな所をまだ見つけられていなくて・・

何の役にも立てない自分にすごく悲しくなって・・・　

昨日は実家のピアノで10年ぶりくらいに　自分の為にピアノを弾きました。


最後に『Twinkle memory & Bright future～きらめく想い出・輝く未来～』を弾くと

天国からたくさんの方々の声が聴こえてくるようでした。

そういえば以前、あるお客様に、

「震災で亡くなった方々があなたの音楽を楽しみに聴いてくれていて、

ありがとうありがとうってすごく喜んでくれているのが分かります。みんなで応援してくれていますよ。」

と言われたことがあったので　またこの地に帰ってきたので　

みんなの分まで精いっぱいちゃんと生きて行かなくちゃと改めて思いました。



顎や体調を気にしてゆっくりしていたものの、やっぱり私はピアノを弾かないと、

そして皆さんの笑顔に会えないとだめみたいです

アンケートでは勇気や希望をもらったという声をたくさんいただいていますが、

たくさんの勇気や希望をもらっていたのは私の方です。

私の音楽を大切に聴いてくださるあたたかいお客様に囲まれ、恵まれた環境の中にいたことに

あらためて感謝しています。


これからは関西でも気軽にコンサートの出来そうなピアノのある場所があるといいな・・・。

（もしご存じの方は教えていただけたら嬉しいです。）

今のこんな想いもきっと無駄じゃなくって、また皆さんにお会いできた時は

今までよりもっと心に届くいい音楽をお届けできるはず！と信じてがんばります。


あと最近よくお問い合わせをいただいている件で、

コンサート以外にも、結婚式やセレモニーなどシーンに合わせた即興演奏や即興連弾、

ホームパーティやお誕生会、福祉施設、学校、保育園、

イベントなどでの出張演奏やミニコンサート、実話絵本の読み聞かせに合わせて即興演奏、

思いに合わせた作曲、簡単ピアノレッスン、耳コピレッスンなど　

現在も変わらず行っていますので

興味のある方はpiano＿hearts@yahoo.co.jp　までお気軽にお問い合わせ下さいね。

（※詳しくはHPにて⇒http://sachiyonakatani.web.officelive.com/default.aspx）



それでは最後に　自分でできる簡単な音楽療法をご紹介


季節の変わり目でしんどくなったり　寒くなると人恋しくなったり、

なんとな～く家から出るのがおっくうになったり

落ち込んだりしてる人もいるかもしれませんが　そんな時は

今の気持ちにあった曲を聴いて　どっぷり浸っていっぱい感じて泣いたりして感情を出し切ったら・・・

少しずつ前向きな曲や明るい曲に切り替えていくといいそうですよ♪

（切り替えるタイミングは人それぞれなので調整してみてくださいね）

ぜひお試しくださいね。


今日もみんなの笑顔が輝きますように

ピアノも変身☆

松山でいつもお世話になっていた　ピアノの妖精のような　心の綺麗な調律師・塩見浩和さん


愛媛の砥部や西条でのピアノリレーコンサートのゲストとして呼んでいただいた時、

ピアノを解体して説明するコーナーを塩見さんが担当されていて

ヤマハもカワイもスタインウェイもベ―ゼンドルファーもいろんなピアノの説明もすごくおもしろくて興味深くって、

そして私の手の怪我のこともご存じで、好みの音色をよく知ってくださって

お忙しい中わざわざお客様としてコンサートにも駆け付けてくださったり

新潟や宮崎のコンサートの時もピアノの調律に行きますよと言って　いつも応援してくださっているあたたかいかたなんです。

そんな優しい塩見さんが愛媛からわざわざ神戸の実家のピアノの調律に来てくださいました


塩見さんは愛媛のほとんどのコンサートホールを担当されるような素敵な感性の調律師さんなので大人気

この日も朝から神戸の北区で一本調律を終えてから　我が家のピアノに取りかかってくださいました。





解体していろいろ説明もしてくださいました。

調律って本当に奥が深い・・・。

中学時代、吹奏楽部でコンサートマスターをしていたこともあって、ピッチには敏感だったので

一時は調律師さんになりたい！と思ったこともありましたが

当時、女性の調律師さんに「車の運転も出来ないと大変だし力がすごくいるのよ～」

その一言であっさりあきらめたのを思い出しました。

こんなに緻密で繊細な作業は私には無理だったと思うので　我ながら賢明な判断でした。


そしてこのピアノの弦1本1本がやっぱり凄い力だということも学び、

だから私たちは震災時にピアノが家の下敷きとなって支えてくれてたんだなっていうこともよくわかりました。



調律を終えてから最後に塩見さんの為に一曲弾かせていただくことに

即興かなぁ何がいいかなぁと思って　リクエストをきくと

『時のしずく』と答えてくださいました。

愛媛に行ってまだ間もないころ、見知らぬ街で寂しい日々で泣いてばかりいたころ、

毎日窓の外の綺麗な夕日に感動して　愛媛の素晴らしい自然をイメージして作った曲。

それを今の私にここでリクエストだなんて・・やっぱり塩見さんはただ者ではありません。

久々の調律で生まれ変わった素敵な音色にうっとりしながら心を込めて弾かせていただくと　

とても感動してくださって恐縮で、ピアノも照れているようでした。


このピアノは　震災後、一年間転校した大東高校の音楽の先生の紹介で優しい方から譲っていただけて

私たちのもとに来た大切なピアノ。

大阪から来て　今は神戸にあって　そして愛媛の塩見さんに手を加えていただいて・・

私好みの音色に変身

いろんな優しさがいっぱい詰まったますますかわいい宝物ピアノになりました


塩見さんの手によって生まれ変わったピアノで　これからはどんなメロディが生まれるか楽しみです