今日は 貴重なお電話をいただきました。
昨日のブログに書いた、山菜を送ってくださった新潟の小千谷の優しいかたからでした。
今日は小千谷の塩谷(この地域も過去の大震災で3名が亡くなられた被害の大きかった地域)の方々が、
被災された福島の南相馬の方々を招待して、田植えと山菜採りをされたそうです。
お電話をくださったときは山菜パーティをされていました。
(お写真を送ってくださいました)
昨日のブログの最後に書いた【お知らせ】を読んでくださったそうで、早速、明日、
宮城の気仙沼の被災された方々のもとに新鮮なお野菜を送ってくださることになりました!!
福島から避難して来られている南相馬の方々も喜んで協力して
気仙沼の方々へ寄せ書きをしてくださったそうです。
同じ痛みを知っているからこそ伝えられるメッセージもきっとあるでしょうし、
あたたかい輪がまた広がりそうで優しい想いに感動しました。
そして、福島の南相馬で被害に遭われた方にお電話を変わってくださいました。
その方は津波の中を車で何とか逃げ切ったものの、
お姉様は未だ行方不明で、甥っ子さんは遺体で見つかったとのこと。
そしてバイクや車が流され、溺れる人々の光景がずっと脳裏に残り、
70日以上経った今でも思い出されるとのことでした。
でも、小千谷に避難して来て皆さんの優しさに触れてかなり力をもらっていると
明るい声で話してくださいました。
私はテレビで見ていただけでも大きな衝撃だったのに、このかたはどれだけ辛かっただろう・・
と思うとあまりのショックで言葉を失い、胸がいっぱいになって涙が溢れそうでしたが、
「こうして話しをきいてもらえて色んなかたと繋がれることもありがたいことなんですよ」と言ってくださり
心の温かさが伝わってきました。
お会いしたことはないけど ひとはみんな繋がっているような気がしました。
ひとりひとりに人生があって、みんな辛いことも乗り越えて一生懸命生きていることが
あらためて伝わってきて もっともっと 今を大切にしようと思いました。
ちなみに、気仙沼の野菜SOSを知らせてくださった愛媛の松山のボランティアチームの柳原さんは、
数年前、整体でお世話になり、神戸の地震の時にボランティアで多くの方々を助けてくださったことを友人からきいて、
恩返しの気持ちでお渡しした私の曲を聴いてとても気に入ってくださって、
新潟の被災地へ演奏に行く為にコンサートで募金をしていたときにも応援してくださったとてもありがたい方なのです。
私がもしもあの時、新潟へ行けていなかったら、小千谷の方とのご縁もなかったでしょうし、
今日のように南相馬の方と話すこともなかったかもしれません。
賛同してあの時、募金してくださったすべての皆さんに改めてお礼を言いたいです。
素敵なご縁をほんとうに本当にありがとうございました。
そしてこのご縁をまたあたたかい輪に繋げていけるよう私もこれから頑張りたいと思います。
きっと全ては繋がっていて、きっと偶然は必然なのだと思います。
今日、念のために送り先の確認とご報告のお電話をすると、
「中谷さんもいつか気仙沼にも演奏に行ってあげられたらいいですね」と言ってくださり、
何年かかるか分からないけれど、私も自分にできることでまた自分らしく頑張ろうと思いました。
柳原さんは明日で6回目の搬送だそうです(先日NHKのニュースでも紹介されたそうです)。
皆さんひとりひとりが一生懸命に自分のできる限りのことを必死に頑張っておられて本当に尊敬します。
心の復興の為にも長い支援が必要だと思うので、何年経ったとしても
いつかまた被災地へ足を運び、少しでも皆さんのお役にたてるように頑張ろうと思います。
明日は台風も接近して大雨のようなので、愛媛からの道中が心配ですが
どうか無事に搬送されることを祈りながら眠りにつきたいと思います。
皆さんからの大きな優しさとおいしい幸せで
気仙沼の方々もあたたかい気持ちに包まれますように☆☆☆