ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

21年目の1・17

2016-01-18 17:11:43 | 【実話絵本】『さっちゃんとピアノちゃん』
昨日は阪神淡路大震災から21年目の1月17日でした。

あのときの私は高校一年生。

昨日は4歳の息子に 主人が描いてくれた私の震災の実話の絵本
『さっちゃんとピアノちゃん』と身代わりになって助けてくれたピアノの破片を見せてあげると



「これ、ママ?
かわいそうに。ママ、ずっといてね」

と4歳の息子が泣きながら何かを感じ取り絵を描いてくれました。




さらに、 『ママ、ずっといてね』の曲も即興で奏でてくれました。




あのときどれだけたくさんの家族の笑顔が奪われただろう。

小さな子供もたくさん亡くなり、
両親を亡くした子供もいました。

何年経っても忘れられるはずがない。
月日が経つにつれ より深く感じる大切な日。




あの日の夜は家が全壊していたから
小学校の運動場で段ボール一枚で家族で身を寄せあって過ごしました。

校内は亡くなったかたがたくさんで
生きてる私たちは外でしのぎました。


崩れた我が家を持ってきて燃やして焚き火にしたり、食べるものもなく
おなかペコペコで寒くて震えながら過ごしました。

どこかでサイレンがなるたびに、
崩れかけた家で過ごしてる友達を思い心配で眠れませんでした。

亡くなった友達もいて本当に悲しかったけど、
どんなに辛いときでも誰かを思う気持ちや支えあう優しさが生きる強い力をくれたような気がします。





あの寒さや、怖かったあの体験は
何年経っても忘れることはできないけれど、私は音楽からかなり力をもらったので

被災された方々の気持ちになって少しでもピアノで希望や勇気をとどけられたらいいな。


あのとき神戸を支えてくださった世界中の皆さん、昨日もこの地を訪れてくださった皆さん、
本当にありがとうございました。

今年は平和な一年でありますように。


ありがとう~絵本に託して

2015-12-13 05:21:23 | 【実話絵本】『さっちゃんとピアノちゃん』

 

息子の仲良しのお友達が転勤で
鹿児島に旅立つことにガックリ

母子共にとってもお世話になったので
せっかくだから何かできないかなあと考えているうちに もうお引っ越しううっ...

お友達の最終登園日、先生が私の阪神淡路大震災の実話絵本『さっちゃんとピアノちゃん』を読んでくださることにキラキラ

 


みんな真剣にきいてくれて
絵本中に出てくるピアノの破片を実際に見せるとビックリしてたそうです。

いつもはコンサートで私が即興でBGMを奏でながら見てもらっていますが
絵本だけでどれくらい伝わったかな。

いろんな災害があるけれど
遠く離れていても思いやり
自分には何ができるか考えて助け合う気持ち、

そして当たり前のように平和に暮らせている今がどんなに素晴らしいことか
一人ひとりが感じてくれてたらいいな。


せっかく出会えたから遊んだときに
Sちゃんとお母様と即興連弾して記念にCDにしてプレゼントできたらよかったのになあpiano hearts縁を結ぶリボン

これだけが心残りだけど

幼稚園はいろいろカリキュラムもあり
ただでさえお忙しいでしょうに
快く受け入れてくれた先生の優しさに感動し

おかげでお母様も喜んでくださり感謝の気持ちでいっぱいです・u・ハート


Sちゃん一家の笑顔が鹿児島でも輝きますように好きらきら!!


ピアノちゃん、ありがとう(^▽^)☆

2014-01-20 02:08:51 | 【実話絵本】『さっちゃんとピアノちゃん』
17日は大切な日だったので 祈りを込めてピアノを弾きました。

その後、何も言わずに息子に私の命を救ってくれたピアノの破片を見せると
にこ~っと笑って
「うわあ、ピアノちゃん、あーとー(ありがとう)!!」と!!

なんでこの破片見てピアノちゃんて わかったの!?

そういえば 一週間ほど前、 メモリアルコンサートの準備をしながら
 
主人が描いてくれた私の震災体験の実話絵本『さっちゃんとピアノちゃん』
 
初めて読み聞かせてあげたとき

いろんなシーンで彼なりに感じて
「かわいそねー。。」とは言ってたけど絵本に出てきたピアノちゃんと
同じって気づいたのかな。


2歳5ヶ月の頭でどこまで理解できてるんだろう。

子供だからこそ分からない言葉もたくさんある中で
心でいっぱい感じてきいてくれてたのかもしれません。
 
 
昔、松山でのコンサートに3歳の女の子が来てくれていたのですが、
 
後でお客様から
 
コンサートで初めて『さっちゃんとピアノちゃん』を見た翌日から
早速近所の人に、「神戸で大きな地震があったけど
 
ピアノちゃんが命を助けてくれたんだって。」って
 
しっかり話して伝えていたときいてビックリしましたが、
 
子供だからこそ心の奥まで感じて
 
しっかり伝わっていることもあったのかなと思い出しました。
 

震災ではたくさんの子供達も亡くなりました。
 
一瞬にして大切な我が子を失った親御さんの気持ちを考えると涙が溢れます。
 
 
小さな子供達でも いざというとき、周りに誰もいなくても自分でも命を守れるように、
 
そして災害だけでなく、生きているといろんなことがあるけど 
 
どんなことがあっても いただいた命を大事に 
 
光に向かって強く生きる強さを持てるように
 
これからも年齢に関係なく、
大事なことはしっかり心をこめて伝えていこう とあらためて感じました。
 
 
今月は和歌山の田辺の小学校にも行かせていただきます。
 
今の私にできること、ピアノと共に 精いっぱい 心を込めて伝えてきます。
 
 
写真: 昨日は大切な日だったので  祈りを込めてピアノを弾きました。    その後、何も言わずに息子に私の命を救ってくれたピアノの破片を見せると   にこ~っと笑って    「うわあ、ピアノちゃん、あーとー(ありがとう)!!」と!!    なんでこの破片見てピアノちゃんて  わかるん!?    一週間ほど前、主人が描いてくれた私の震災体験の実話絵本『さっちゃんとピアノちゃん』を初めて読み聞かせてあげたとき    いろんなシーンで彼なりに感じて  「かわいそうねー。。」とは言ってたけど絵本に出てきたピアノちゃんと  同じって気づいたのかな。    二歳の頭でどこまで理解できてるんだろう。  子供だからこそ分からない言葉もたくさんある中で  心でいっぱい感じてきいてくれてたのかもしれません。    年齢に関係なく、  大事なことはしっかり心をこめて伝えようとあらためて感じました。

初めての朗読

2013-01-26 23:27:40 | 【実話絵本】『さっちゃんとピアノちゃん』
とても寒い日が続いていますね。お元気にされていますか?

私は息子がインフルエンザになり、さらに嘔吐下痢にまでなってしまう‥というなかなか大変な日々でした。。

いつもわんぱくな息子がぐったり苦しそうな姿が心配で涙が出たりもしましたが、
おかげさまでやっと復活しました。
あらためて健康が一番ですね。
皆さんもくれぐれも気を付けてくださいね。


さて、さかのぼりますが今年の1月17日は朝から息子に私の震災体験の実話絵本「さっちゃんとピアノちゃん」を読んであげました。

いつもコンサートでは朗読していただき私が絵本にあわせて即興音楽を奏でて伝えていますが、この日は絵本を見せながら朗読に専念してると

小さいなりに何かを感じたのか、電子ピアノによじ登り、ボタンをポチポチ。

初めて自動演奏がかかりびっくりしつつも音量を絞ったり

絵本にあわせていい感じで流したり弾いたりしてなかなかなDJぷりでした(笑)


そして窓を開けて震災復興のために作り賞をいただいた『Twinkle memory&Bright future~きらめく想い出・輝く未来~』を弾きました。

亡くなった友達やピアノちゃん、そして天国のみなさんに想いを伝え、祈りの気持ちで心をこめて弾きました。


息子も最後に参戦してきましたが、あたたかく見守ってくれているような不思議な感覚ででした。


ひとりひとりが大切な誰かに伝えていくこと、この日を伝え大事にすることでまた一瞬一瞬をあらためて大切にできると思います。


またこれからもピアノと共に語り継ぎ、少しでもお役にたてるようがんばろうと思います。

『さっちゃんとピアノちゃん』がいつでも読めるようになりました

2010-05-02 06:24:49 | 【実話絵本】『さっちゃんとピアノちゃん』
最近 坂の上の雲で大人気の秋山兄弟の生誕地や



坂の上の雲ミュージアムどちらからも 徒歩5分

一番町の旧ラフォーレの向かいの ローソンの2階(高速バス乗り場近く)に

マイピアノを置いて下さっている素敵なカフェ

『ベティクロッカーズ・シエル・ド・フェリブル』があります



そこで いつでも『さっちゃんとピアノちゃん』が読めるようになりました



昨年の夏 主人が描いてくれた私の震災時の実話の物語




子供達に伝わるように 震災を知らない方々にも伝わるように

一生懸命描いてくれて(絵本を描いたのも女の子を描いたのも初めてだったそうですが)

命と今、そして助け合いの大切さが感じられる世界にたったひとつの絵本です



NHKや新聞でも大きく取り上げられたこともあり お問い合わせも多く、

小・中学校での講演や 絵本を使用するコンサートの時には

様々な方に朗読していただき ピアノで即興音楽を付けて使用していますが

今までにこんなお声をいただいていました。


■『さっちゃんのように 地震とかで急に友達が死んだらどうしようと考えたら涙が出た。
  もしいじめてる人がいたら注意したいし、もっと優しくしようと思った』という小学生


■『小さな子供にも読んであげたいから購入したいのですが・・』と言って下さる若いママさん

■『大人にも生きる希望と勇気をもらい、今の不景気なこの世の中に必要だから
  子供には支え合う気持ちを感じてもあうためにも家族で読みたい』というお父さま


■『色んなことがある今だから 各教室に置いて誰でも気軽に読めるようにしたいので 
  ぜひ出版してください』というPTAのお母さま


■『絵が優しいのにきちんと伝わるから この本で震災を伝えたい』とおっしゃる先生や防災関係の方・・・などなど、

他にもこの本の為に本屋さんを駆け巡って下さったお客様もたくさんおられたそうなので



この絵本が少しでもお役に立るのであれば・・と思い、

自分の出来る範囲で 同じものをもう一冊試しに作ってみました





紙芝居と絵本をコピーしたので 原本とは色が異なりますが

マイピアノの上に置いています。




マイピアノの上には もうひとつ大切なものが。

2年間のコンサートで募金をしていただいたおかげで

昨年、新潟の被災地で復興コンサートをしに行けたので

新潟県の小千谷のかたから募金をして下さった松山の皆さんへの感謝のメッセージも

ありますのでぜひこちらも見て頂けたらと思います。




・・ということで

これで ベティさんの店内で いつでもご自由に見て頂けるようになりました

お席に持って行って ゆっくり読んでくださいね。



種類が豊富なケーキやクレープなど スイーツも楽しめますが

お客様の身体にいいものを提供したいという想いで

お料理にも気を使われています



今日は ランチプレートのチキンのソテーをチョイス。

古代米を選びました色んな食材をいただけてスープもついて800円




おいしいお料理ができるまで

この絵本で心もあったかくなってもらえたら嬉しいです


ベティクロッカーズ・シエル・ド・フェリブル 089-945-0500 

絵本は紙芝居もあります。右記のメールにてお問い合わせください。piano_hearts@yahoo.co.jp

手作り絵本・愛媛新聞で紹介(8/2)

2009-08-21 04:10:51 | 【実話絵本】『さっちゃんとピアノちゃん』
8月21日         画像はクリックで拡大します


8月はじめ宮崎へコンサートに行っていると
愛媛からたくさんのお電話やメールがありました。


なにがあったんだろう??と浦島太郎状態でしたが


8/2の愛媛新聞に
私の震災実体験がそのまま描かれている手作り絵本
『さっちゃんとピアノちゃん』のことが大きくとりあげられていたのでした。

※遠方だったためまだ私の手元に新聞はないので
お客様がUPしてくださっていた画像をお借りしました。
(ネット上と著作権のお気遣いで顔をぼかしてくださっています)


この絵本は私の出演時のコンサートや読み聞かせとのコラボレーションで
毎回紙芝居や、プロジェクタなどいろんな方法で
読み聞かせ+私の即興演奏で音楽と共に見ていただいています。


先日もNHKでこの絵本と活動が紹介され、
多方面からご注文についてのお問い合わせをいただき
とてもありがたいことなのですが
今のところ出版予定はなく、世界に一つしかない絵本なのですm(_ _)m


でも少しでも皆さんに大切なことを伝えられたらと思って小さい子供さんにもわかりやすく作られた絵本なので
学校・福祉施設・保育園・お宅等、様々なところへこの絵本と共に
出張コンサートもしています。
ご希望のかたはお気軽にお問い合わせいただけたらと思います。



大変遅い報告になりましたが今月初めの愛媛新聞をまだお持ちの方はよかったらご覧くださいね

絵本完成!!

2009-07-14 02:59:12 | 【実話絵本】『さっちゃんとピアノちゃん』
7月13日


私の想いが世界にひとつだけの絵本になりました


命を助けてくれた宝物のピアノへの思いや、地震の体験、
亡き友達のことなど大切なことを1冊の絵本にできたら
どんなにいいだろうとずっと思っていました


でも地震のことは思い出しただけで
あまりに鮮明でこわくって描けませんでした


そんなとき、ふと主人が絵本の絵コンテを描いてくれていてビックリ


毎晩徹夜で頑張って描き続けてくれて、ついに完成しました



こんな時代だからこそ、大人の方にも是非読んでもらいたい
大切な一冊になりました


この手作り絵本は今月20日のマイピアノで行う大切なコンサートで
初めてみなさんに御披露目させていただこうと思います


これからはピアノに加え、この大切な絵本と一緒に
皆さんの心に届けられるようまた心新たに頑張ります


子供さんたちにもわかりやすく、かわいい絵に仕上げてくれたので
これからいろんなところで伝えていけるといいな