ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

『売れない歌手でよかった』梅原司平さん ~新潟から②~

2010-05-22 15:57:34 | 【心が動かされたもの】本・芸術
小千谷から届いた大きな箱の中には

長い冬の間、雪の中で育ったパワーいっぱいのおいしい山菜以外にも

たくさんの優しさが詰まっていました



私は先日、本屋さんで見かけて気になっていた本がありました。


『売れない歌手でよかった』


その本を書かれている歌手・梅原司平さんが

この間 小千谷で、コンサートをされたそうです。


全国にたくさんのあたたかなファンがいらっしゃり

兵庫県や四国から数十人の追っかけのかたがたも来られて

受付やCD販売なども手伝ってくださったらしく

兵庫県から来られたかたが 受付で”はるかのひまわり”を配っておられたそうです。



私も昨年のコンサートで小千谷の皆さんにお配りしていたので

打ち上げの時に梅原さんにそのことをお話してくださったそうです。


また、梅原さんのファンのおひとりとしてコンサートに来られていた

インテリアデザイナーでもあり、ヨーロッパや中国でも書家として有名な書道家の

森秀一さんも 色紙を書いてくださったそうで

梅原さんのサインと森さんの色紙、そして

小千谷の優しいかたから 梅原さんの貴重なCDやDVD、本も一緒に送ってくださいました。




さっそく先日行われた『梅原司平トーク&コンサート』のDVDを見せていただきました


一曲目から優しい歌詞が心にじ~んと響いてきました。

お話もとってもおもしろく笑いもあり、たくさんのあったかいお話と

優しい歌声が心にしみこんできて いろんな想いで涙が溢れました。


梅原さんも小中学校などもたくさん回られており、

自殺したい子供たちがいる現状を知って書かれたうたがあります。


『ここにおいで』


涙があふれて止まりませんでした。

30年前にソニーからデビューしてそれからずっと歌い続け、

今でもたくさんのおっかけがいらっしゃるのがほんとうに分かります

デビューから28年経ってキングレコードから再デビューされたのもわかります。

今の時代に必要な強さと優しさと溢れる歌です。

どんな言葉も安っぽくなってしまいそうで

うまく言葉にできなくてはがゆいけれど(ピアノでなら皆さんに伝えられるのになぁ

とにかく ほんとうに良くって感動しました

いつか生で聴きにいきたいと思います。



梅原さんはあったか~い優しい笑顔の素敵なかたで

そこには今までの生き方がすべて表れているように感じました



そして 『歌』の力 を強く感じました。




自称売れない歌手の梅原司平さんですが

だからこそ色んな所へ行けて お客さまとお話もできて

そこではたくさんの本物の出会いがあって

あたたかい人たちに繋がってそんな皆さんに支えられて今がある、

と言っておられたのが印象的でした



私はデビューもしていないし自分の出来る範囲で地道に活動してるだけで 

梅原さんの足元にも及びませんが

コンサートであたたかな皆さんに出会うたび、ほんとうにそう思います。



そして梅原さんのDVDを見て 『歌』で伝えることについて改めて考えさせられました。



私は 昔、顎にボールが当たってから関節症になってしまい うまくは歌えないので

一番素直に心を表現できるピアノと お話で想いを伝えるコンサートをしています。



ピアノの音色のみの世界で それぞれの人がそれぞれの想いで聴いてくださり、

歌詞が聴こえてきたというかたや、景色が見えたというかた、

想いが駆け巡ってきたと涙されるかたもいたりして 

ひとつの音楽からでも いろんな感じ方があるのだなぁとありがたく思います。



でも昔から いつか皆さんに言葉でもちゃんと伝えてみたい という想いがずっとあって

明日のコンサートでは 初めて作った歌を勇気を出してお披露目するんです。



このタイミングで梅原さんのDVDを見れたおかげで 

歌の力を強く知ることができて、背中を押していただいたようで

小千谷の方の優しいお心遣いに感謝の気持ちでいっぱいです



今まで作詞は 企業のコーポレートソングや施設の歌は作ったことがあったものの

自分の想いを伝える作詞は初めてなので なかなか思うように言葉にならず

今回歌ってもらう夕鈴ちゃんにも手伝ってもらいながら一緒に作詞しました



もしも自分で歌えたら・・と考えてみましたが

きっと想いがこみ上げて泣いてしまいそうなので

歌詞を自分で書いて歌える人は本当にすごいなぁと心から思います



明日は”生きる”をテーマに音楽活動されている素敵な看護師・夕鈴ちゃんに

力を貸していただき、私のピアノ伴奏で歌っていただきます。



できた歌は2曲。

ちょっとドキドキですが梅原さんからのパワーももらったし

小千谷の自然パワーいっぱいのおいしい山菜をいただいて

明日は心を込めてお披露目してきます



※まだお席はご用意できますので キラキラ素敵なベティさんの空間で

夕鈴ちゃんの素晴らしい歌声とのコラボもあるこの機会をお見逃しなく

(詳細はこちらをクリック


小千谷でお世話になったあしながおじさん、優しい気持ちをほんとうにありがとうざいます

かわいい縮のストラップも大切にします

小千谷の冊子を読んでいると美しい山本山や錦鯉、へぎそばを思い出し、

また小千谷に行きたくなりました。



毎年小千谷で9月9~10日に行われている世界一大きな花火の見られる片貝まつりや

おぢや風船一揆(気球がいっぱい!)や牛の角付きや素晴らしい桜などなど

まだまだ私の体験したことのないおぢやの美しい自然や名物もたくさん掲載されていて

四季のある素晴らしい日本に生まれたことに感謝し、色んな事を感じたいなと思いました。



そして、こんなあたたかな小千谷の方に出会えたのも

愛媛や神戸や宮崎の方々が 新潟の被災地の方々を思って募金してくださったおかげで

繋がったありがたいご縁なので ご協力してくださった皆様に

改めて感謝の気持ちでいっぱいです。



皆さんの優しい思いで繋がって またさらに強い絆となって繋がって・・

世界中に優しい波紋が広がってみんなが一つになるといいな。



人と人とのあたたかいつながりを感じさせてくれた魅力満載の小千谷。

皆さんもぜひ行ってみてくださいね



素敵な出会い・Dennyさん☆

2010-05-21 05:07:33 | 【心が動かされたもの】本・芸術
ライヴ・アースまつやまでは 新たな素敵な出会いもありました


香川から参加されていた イラストレーターのDennyさん


『あなたの似顔絵をイメージで描きます』


Dennyさんの周りには優しい絵がいっぱい




(ちあやちゃんが描いてもらっているトコロ↑)



一期一会を大切にしたい私は ドキドキしながら描いていただきました



ちょうどラジオ出演の日だったので 緊張しないように

お守り代わりに ピアノの破片を持っていたので

せっかくだから宝物の”ピアノちゃん”と一緒に描いてもらおうと思って

みていただくと・・


「よかったら木に描くこともできますよ」と



命を助けてくれたピアノへの思いを話していると

「音楽も聴いてみたいです」と言ってくださり


ちょうど音楽プレイヤーに 今年の1月に神戸で震災のメモリアルコンサートをした時の

『Twinkle memory & Bright future~きらめく想い出・輝く未来~2010』

が入っていたので聴いていただくと



「イメージできました」と 私の曲を聴きながら描いてくださいました。




15分経つと次の予約のお客さまが来られ、

「後でもっとゆっくり時間をかけて描いてもいいですか?」と

お時間をかけて丁寧に描いてくださいました



そしてついに完成





丁寧にとってもかわいく描いてくださって感激


「すごく優しいピアノで 緑のイメージだったので木を描いてみました


漫画『ピアノの森』が大好きな私は 何よりの嬉しい言葉で幸せいっぱい



優しい気持ちになるDennyさんの素晴らしい作品は 私の宝物になりました


皆さんにもDennyさんの優しい世界を感じていただけるよう

さっそく今週のコンサート(23日(日)18時~20時)で一番町のベティ・クロッカーズに

飾らせていただきますので ぜひ近くでじっくりご覧くださいね





素敵な感性の 優しいDennyさんに出会えて 本当に嬉しかったです

これからもたくさんの方々が Dennyさんの似顔絵で幸せな笑顔になると思います。

Dennyさんやたくさんの素敵な笑顔に出会わせてくれた

ライヴ・アースまつやまに改めて感謝です



またどこかで会えますように 




一枚の写真から・・

2010-04-20 01:42:47 | 【心が動かされたもの】本・芸術
最近、 ブログのプロフィール写真からも

想いが伝わってくるようでいい感じですね 

と言ってくださるかたが多く とても嬉しいです



こんなに素敵に撮ってくださったのは

Photographer の 一楽(ichigaku)さん。(HPは現在作成中だそうです)




数年前 奄美の島唄を唄われている 朝崎郁恵さんの写真を見た時から

ステキだなぁ~誰が撮ったのかしら・・とあこがれていました。



そんな時、 朝崎さんのお弟子さんでもあり 今は東京でもアナウンサーとして

頑張っている友人 橋口(江草)裕子ちゃんから 

「あれは 松山の 一楽さんが撮った写真だよ~ヽ(^▽^)ノ」と教えてもらいました。



さらに「 一楽さんは 想いを大切に撮ってくださると思うよ 」と



実は 数年前から お客様から「CDアルバムはまだですか?」

・・と ありがたいリクエストをたくさんいただき

そろそろ 初めてのアルバムを作ろう と考えていたので

その顔とも言えるジャケット写真用の撮影を 

念願の一楽さんにお願いすることにしました。




少し曇っていた日だったので 晴れた瞬間の あっというまの撮影でしたが 

宝物のピアノの破片との写真も撮っていただき


私の想いを感じて 引き出そうとしてくださって とてもありがたくて

撮影中も 私の頭の中では BGMのようにたくさんのメロディが生まれて ずっと流れていて

本当にピアノがそこにあるかのような なんだかとても不思議な感じでした



私のピアノへの想いを感じて 素敵なアイディアをくださって

とてもいい感じに撮ってくださいました



まだ選曲中なので アルバムが完成するまで 見ていただけないのが残念ですが

一楽さんのおかげで きっとステキなアルバムになりそうです




腕もセンスももちろんすごくいいけれど 

大きな心で こちらの想いを感じて 撮ってくださるから 

一楽さんの写真は 人の心に響くんだろうな



芸術だけじゃなく どんなことでも ステキな想いは人の心に届くんだと思います


私もがんばらなくちゃ



一枚の写真から いろんなことを 学んだような気がします



一楽さん、これからも想いのこもったステキな写真を撮り続けてくださいね

本当にありがとうございました


かわいいお手紙♪

2010-04-11 23:56:01 | 【心が動かされたもの】本・芸術
昨日は松山のカフェ・ポコアポコさんの店内のイメージ組曲作曲の為、

お店のかわいいピアノで レコーディングをしに行きました。



まずはマスターお手製のおいしいキッシュのセットでおなかを満たしてから・・




↑ 丁寧に作られたスープ・サラダ・パン・キッシュ

この後、さらにデザートも付いて なんと600円なんですよ。

ランチタイムだけでなく、いつでもこの価格でいただけてお財布にも優しいんです

今日は新作のジャガイモとグリーンアスパラのキッシュにしました

ほくほくで優しい味でとってもおいしかったです



そして 先日のライヴの後日、

私宛てのお手紙がお店に届いていると聞いていたので

早く取りに行きたかったのですが

最近は 関西へ行ったりばたばたしていたので

ようやく取りに行けました。




中を開けてみると・・この間ポコアポコさんでのトークライヴを

見に来てくれていたかわいい女の子とお母さまからでした。



かわいいお手紙と私の大好きなピアノのグッズがいっぱ~い

しかも猫ちゃん付き☆ 私が猫も好きなの知ってたのかなぁ?子供の感性ってすごい。



『さっちゃん大好き さっちゃんありがとう』

・・裏にも一生懸命書いてくれていて お母様からのあたたかいお手紙にも

ほんとうに感動しました


びっくりしたのがピアノの絵

ピアノの下の板をはずして演奏したので そんなとこまできっちり描かれてました!

ピアノが大好きでしっかり見てたのでしょうね


ライヴ後に一緒に即興連弾もしたからか 

あれからピアノの弾き方や音の並びや

奏でる音がちょっと私っぽく変わったのだそうです。

・・私っぽいってどんななんだろう(笑)


今日はポコアポコさんにお母さまと来られて

『お母さん』をテーマに即興で弾いてくれたそうです。

私も絵が好きでよく描いてたし

ピアノが大好きだったから 昔の自分をみているようでちょっと不思議


初心を思い出させてくれる素敵な女の子

また会いたいなぁ



感性豊かなちっちゃなピアニストちゃんからの

優しい心のこもったプレゼント 大切にします



癒しのアクリルアート☆素敵な出会い

2010-03-30 01:51:55 | 【心が動かされたもの】本・芸術
松山に来て活動を始めた当初からとてもお世話になっている

素敵なマスターのいるスタジオOWLへ行きました

たくさんの素敵な出会いをくれたスタジオOWL。

以前は桑原にありましたが今は松山の三番町に移動し、便利になりました。



初心に戻らせてくれる大切な場所なので

ずっと行きたかったけれど何かとばたばたしていてやっとゆっくり行けました


場所もすべて新しく生まれ変わったスタジオOWLは

スタジオもあってライヴもできるステージもあって大きなスクリーンも使えて

とても考えて作られているおしゃれな素敵な空間でした



(やさしい奥様がスクリーンの大きさがわかるように立ってくださいました


素敵なギターを奏でるマスターはお忙しくて一瞬しか会えず残念でしたが

相変わらず元気そうで嬉しくなりました



お食事をしにロフトに上がると、とっても素敵な絵の数々

淡く綺麗で繊細な色遣い・・



昔から夕焼けなどのふわーっとした色が好きな私はうっとりしてしまい、

これを描いたかたはどんな方なのかしら・・と興味深々でプロフィールを見ると

林果(はやしこのみ)さんという東京出身の女性で

今は滋賀にいらっしゃるかただと分かりました。



個展の真っ最中なので初日に来たりしてもう帰ってしまっただろうな、

最終日は来るかな・・いつかお会いしてみたいな・・

と思いつつ

素敵な作品に囲まれておいしいOWLのお昼ご飯を食べていました。




毎日楽しめる日替わりで、この日はさけのホイル焼き

とっても美味しくて身体に良さそうなメニューでした




食べ終わって素敵な空間でまったりしていると

新しいお客様が入って来られて元気な声がしました。



その方こそが林果さんでした


まさかこんなにすぐにご対面できるとは想像もしていなかったのでびっくり



少しお話させていただき、アクリルアートと音楽・・形は違うけれど

作品を通して皆さんに前向きになってもらえたら・・

何かを感じてもらえたら・・と同じ想いを持っているような気がして

一枚一枚の絵や詩に合わせた音楽がどんどん浮かびそうで

昔、ギャラリーや美術館で作品に合わせて即興などをさせていただいたことを思い出し

いつか何らかの形でご一緒できたらいいなぁと思いました



さっそく記念撮影



作品のイメージにぴったりのとても優しさ溢れる綺麗で素敵なかたでした



そしてOWLのかわいいマホガニーのお洒落なピアノで

その日のイメージで即興させていただき、その後

震災復興の為に作った『Twinkle memory & Bright future』を弾かせて頂きました。






「綺麗な曲ですね、絵が浮かびそう!」と言って下さり、

感性豊かな林果さんに聴いていただけて

とても嬉しかったです。





神戸出身の私と東京出身の林果さんが

この松山でたまたまこの日にこの時間で

久々に行けたOWLで出会ったことは、

きっと偶然じゃなく必然できっと何か意味があって出会ったのだろうな



次はいつどこで会うことになるのかしら・・

なんだかとっても楽しみです



林果さんの素敵な作品は4月5日までスタジオOWLで見られます


最近、何処へいっても不思議で素敵な出会いが多く、

本当にありがたく感謝の日々です。



素敵な出会いを大切に、私も少しずつでも成長していけたらいいな



感動の贈り物

2010-02-19 01:34:17 | 【心が動かされたもの】本・芸術
昨日ポストに不在票が入っていました。

送り先はアマゾン。


?」


なにも頼んだ覚えはないし・・なんだろう。



そして今日


ピンポーン



小包が届きました




中を開けてみると・・









こ、こ、、これは


私がずっとずっと探していた本でした。


そして、この嬉しいサプライズプレゼントの送り主は、

なんと先日、働くしあわせプロジェクトのCDをお送りした

船井総研の石田和之さんからでした。

お忙しい中、早々にお礼に送ってくださったのです




実は私がこの本を知ったのは、

昔、石田さんがこの本を読まれた時にとても感動されて、

その翌日、息子さんに素敵な奇跡が起こったという大切なお話を聞いていたから。




それからずっと私は何件も本屋を梯子してこの本を探し続けていました。

ネットで注文もできたのですが

きっといつか一番いいタイミングに、自然な形で出会えるような気がしていたので

手にした時は感動で涙が溢れました



ドリプラ2009でプレゼンが感動大賞を受賞された石田さんですが、

人として、存在自体がもう感動大賞だなぁと改めて感じました



私も素敵な人になれるよう、これからたくさん学びます




皆さんもぜひ読んでみてくださいね。


【船井幸雄の60の言葉】


オススメです


『ピアノの森』と辻井伸行くん

2009-10-21 04:54:48 | 【心が動かされたもの】本・芸術
10月21日



芸術の秋、読書の秋・・

ということで私の心が動かされた

とっておきの素敵な作品をご紹介



一色まことさんの漫画『ピアノの森』。


あっという間に心を奪われたこの作品に出会ったのは2年ほど前のこと。



お客様に

「あなたがピアノを自由に楽しそうに弾く姿を見てると

 まるで漫画の『ピアノの森』に出てくる海(カイ)くんみたいで思い出したから

 ぜひ単行本で読んでみてください」

と言われたがきっかけでした。

昔から耳コピで弾いてしまうので「のだめちゃんみたい」って

言われることはよくありましたが

「ピアノの森のカイくん」は初耳だったので読んでみることに。


漫画なのですが当時14巻くらいまであったので(今は16巻まで出ています)

まずはTSUTAYAでレンタルして読み始めました


主人公は森のピアノをいつも自由に弾く小学生・一ノ瀬 海(カイ)。

そこにピアニストを目指している雨宮修平くんが転校してきて

二人は出会います。

ピアノへの想い、ひたむきに頑張る姿、ぶち当たる壁・・

一人ひとりの想いがすごく表情豊かに鮮明に描かれていて

涙なしには読めません。

漫画なのに絵からピアノの音色まで流れてきそうな物語で

すごく感動してしまい一気にファンになりました。

本当にピアノのことも分かって描かれている素晴らしい作品なので

ピアノ人間の私としては作者の一色まことさんに

いつかお会いしてみたいと本気で思っているくらい夢中になっている作品です。


そして昨年発売された15巻の限定版にはCDが付いていて

なんと主人公・カイのピアノが聴けるのですが

その表紙の絵が私のCDジャケットと似てるよと

お客様が教えてくださいました

私のCDのほうが先に発売しているので

まねしたわけではないので

『ピアノの森』ファンとしては余計に嬉しくなりました


決して似てはいないんですが・・・
大阪から取り寄せた限定版と私のCDを並べてみました



下を向いてピアノを弾いているというのが同じなだけなのですが

ちょうどカイのジャケットの手元の白く光っているところに

私はピアノの破片を置いているのでなんだか不思議な気がしたのでした。


というのも私のピアノが地震で破片になってしまったように

カイにも物語の中である出来事が起こるんです・・・



気になった方は単行本でぜひ読んでみてください。

生きていくうえで大切なこと、自分らしさを考えさせられる

心に響くとっても素敵なお話です


美しいアニメ映画にもなった『ピアノの森』ですが
(映画になったのは単行本の5巻くらいまでだと思います)

最初は小学生だった主人公のカイも

16巻の今では立派になってショパンコンクール真っ最中です。

いまだに楽譜も読めず自由にピアノを弾いているピアノ人間の私とは

大違いで、カイは別世界で自分らしく頑張っています。


そしてショパンコンクールというとやっぱり辻井伸行くん

心のこもった素晴らしいピアノを弾かれるので大好きです

辻井君が昔、神戸の音楽祭に出演されたのですが、

その翌年くらいに私が震災復興のために作曲した

『Twinkle memory & Bright future』が賞をいただき

私も翌年に行われた同じ音楽祭に呼んでいただき演奏したことがありました。

神戸国際会館の2000人の大きなホールで初めての経験でドキドキの中、

私は実行委員長の方のお話に合わせて

BGMのように演奏させていただいたのですが

お話のほうが曲よりかなり長くなりそうだったので

とっさの判断で即興で新しいメロディを付け加えて

お話に合わせて終わり、皆さんには気付かれず無事に

あたたかい拍手をいただきほっとしたのでした


偶然は必然。


今思うとそのことがあったから

私が今、お客様の前で即興をさせていただくきっかけとなった気もします。

ありがたい瞬間やメッセージは時が経つほどに感じるものかもしれません。


辻井君を見るとそんな昔のことも思い出し、

音色に心洗われて初心を思い出させてくれます。

ふと懐かしく優しい気持ちになって応援したくなります


この秋は『ピアノの森』と素敵な音楽に癒されて

初心に戻って、毎日を大切に過ごしたいと思います


今週24日は大切な想いを込めたコンサートですが

前日の10月23日は新潟の大地震から5年目となる大切な日なので

また新たな願いをこめて、皆さんと一期一会の素敵なひとときになるよう頑張ります

憧れの佐渡裕さんに・・・

2009-09-17 05:27:47 | 【心が動かされたもの】本・芸術
9月17日



ずっと会いたかった人に会えた時

ずっと聴きたかった音に生で触れたとき

ひとってこんなにも感動できるんだなって

とっても不思議な体験をしました



一昨日は指揮者の佐渡裕さんのコンサートが初めて松山で行われました



佐渡裕さんというとバーンスタインの最後のお弟子さんとしても有名で
世界的にも活躍されていますが


阪神淡路大震災の後、復興のシンボルとして建てられた兵庫県立芸術文化センターでも芸術監督をされていて
皆さんに音楽で勇気や希望を与えてくださったり、子供たちのためにも様々な活動をされているのです


その熱く優しく繊細な心がそのまま音に表れているような
心に熱く響く心地よい音づくりをされるのです



最近は『題名のない音楽会』で司会もされていますが
私は学生時代吹奏楽をしていたこともあり物心ついた頃から尊敬し
ずっといつかお会いしたいと願っていました





一昨日、実は20日に控えた自分のコンサートを前に準備に追われていましたが
どうしても生で佐渡さんの音楽を感じてみたくて


夕方当日券を買いに走りました



会場は人であふれてほぼ満席状態で売り切れ間近でしたが、
想いを込めて思い切ってS席を初めて購入





それまで生のオーケストラはあまり聴いたことがなかったのですが
本当に心の奥まで響く素晴らしい演奏でした
終わったらスタンディングオベーションですごかったです


めちゃくちゃ感動して涙が溢れました
佐渡さんや演奏されたかたがたも涙されていました



最初少しお話されただけで
あとはずっと音楽のみでの表現する世界。



これほどの感動を与えられる佐渡さんと兵庫芸術文化センター管弦団のみなさんは本当に素晴らしいと思いました



サイン会では長蛇の列でしたが最後に並んで
私の命の恩人ピアノちゃんも一瞬見ていただきました。


「このピアノがあなたの命を?」

と真剣に見て一緒に写真を撮って下さいました。






握手したときの佐渡さんのあったかい大きな手のぬくもりがいつまでも残り、
会場を出て一人になるとあらためて感動がこみ上げてあったかい涙になりました。



私の宝物のピアノの破片をほんの一瞬でも、音楽を心から愛して震災のことも知っていらっしゃる佐渡さんに見ていただけたことが本当に嬉しくて大きな優しいパワーをもらったような幸せな気持ちで帰りました



音楽からも佐渡さんからも大きなパワーをいただいたので
私も20日はみなさんの心にあったかいものをお届けできるよう頑張ります