和歌山・講演コンサート後記（2月25日）

最近は関西で色々とすることが多く、やっと無事松山に帰ってきました
遅くなりましたがさかのぼって先月の和歌山のコンサート後記をUPします


2月25日（木）

愛媛県松山市から車とフェリーを乗り継いで

約５時間ほど離れた和歌山県の藤並小学校に到着

これから卒業する１００名の６年生を対象に講演コンサートをさせて頂きました。

先生方があたたかい笑顔で迎えてくださいました。






インスピレーションで皆のイメージで即興演奏をしてから、

私の今までの阪神淡路地震の経験や、

友達やピアノが亡くなってしまったことなど、

体験をそのまま主人が絵本として描いてくれた実話の物語、

『さっちゃんとピアノちゃん』をスクリーンに映し出し、

生徒さんに読んでもらい、私が即興で音楽をつけました。



一生懸命心を込めて読んでくれ、皆にもよく伝わったようで

涙している生徒さんもおられたようです。



ピアノがなくても、楽譜が読めなくても、両手を怪我をしても

工夫しながら自分のやり方でピアノを続けてきたお話や、

震災時たくさんの人に助けてもらったこと、

災害や人間関係など、いろんなことがあって心がくじけそうな時に

乗り越えてきた方法などいろんなお話をしました。





２時間もの間、音楽もお話もしっかりと真剣に聞いてくれました。


そして、楽譜がなくても自由に音楽を楽しめることを知ってほしくて

みんなから作曲のお題をもらうと・・



「はい！」「はい！」「はい！！」



たくさんの手が上がっているので、2人に作曲のお題をもらいました。


「モーツアルト！！」


「東京タワー！！」


ちょっと考えて私は


「じゃあ、このお題、一つにしちゃおうかな。

モーツァルトが東京タワーに行ったらどんな音楽が生まれるか想像しながら聴いててね！？」


ということでピアノの前でそのままイメージしながら即興

今回はいつもとはまた違った感じの音楽が生まれました。

なにせ今回は大作曲家・モーツアルトが関わっていますもの（笑）

時間の都合もあって組み合わせてみたものの盛り上がり、とても楽しかったです。




皆にも自由にピアノを楽しんでほしいという意味を込めて即興連弾も。

こちらもたくさん手をあげてくれたので、じゃんけんで

ピアノが弾いたことがない二人が参加してくれました。



「先生へのありがとうの気持ち」をイメージして弾いてくれた女の子

優しい音色で心がそのまま表れているようでした




芸術には心がそのまま表れると思うからこの言葉を私は目標にしています。

『心の鏡美しく』

勇気を出して即興してくれたご褒美に書いてきたものをプレゼント



そしてもう一人☆元気な男の子の即興テーマは「愛を込めて」




テーマどおり、たっぷりの愛を込めて弾いてくれて大爆笑！！！



楽しい時間をありがとう



子供達から後日たくさんのメッセージが届きました。

かわいい素直なコメントがたくさんで

伝わったようで本当に良かったです。





今回お招き下さった教頭先生（主人の昔の元担任の先生）にも

感謝の気持ちでいっぱいです。



これから卒業していく生徒の皆さん、この講演コンサートが

これから先、何かに行き詰まった時少しでも思い出してくれて、

お役に立てれば嬉しく思います。



また会えますように