一昨日、毎日新聞さんの取材を受けました。
昨年、宮崎でコンサートをさせていただき帰りに行った、
宮崎県の高千穂にある天安河原は
神話の世界では日本を作ったとされるイザナギとイザナミの娘である
太陽の神・天照大御神が隠れていたという天岩戸のある場所。
そこで、私は不思議な体験をしました。
「ありがとう・・・、ありがとう・・・」
という無限の感謝の言葉が 私の中で始めて聴くメロディと共に鳴り響き 気付いたら涙が溢れていました。
そんな天から舞い降りてきたような大切な曲ですが
まだタイトルも決まっていないままに
(できたら宮崎の方に付けていただきたいですが・・)
思わぬ形で宮崎に残ることとなりました。
宮崎で口蹄疫が起こったとき、
大好きな宮崎の皆さんが苦しんでるのに、
震災の時助けてもらったのに何もできないなんて・・・と歯がゆい想いでいっぱいになり、
家族のように大切にされている牛さんや豚さんや飼い主の方々、獣医さん・・、心苦しんでおられる宮崎の全ての方々に
どうか少しでも 少しでもストレスが和らいだり、何かお役にたてたら・・というせめてもの想いで、
宮崎の大切な場所で生まれた、もしかしたらパワーがあるかもしれないこの音楽とお手紙を
宮崎に住むお世話になった方々と 東国原知事にお送りしました。(6月27日のブログ参照→クリック)
そしてそれから数カ月がすぎ・・・
先日宮崎県庁の秘書課の方から突然のご連絡をいただきました。
「今、宮崎では 口蹄疫の教訓をこれからの為に ありのままの口蹄疫を
きちんと残すために、今DVDを作っている最中なんです。
色々な音楽を合わせてみましたが
中谷さんが以前送ってくださったCDが牛さんや豚さんへの追悼としてもぴったりなので
ぜひ使用させていただきたいのですが よろしいでしょうか。
納得していただけるか一度見ていただきたく、その後に了承を得たいのです。」
と特別に映像を見せていただきました。
宮崎県庁の職員用の秘蔵DVDとして ありのままを残している
大切な記録DVDなので 目をそらしたくなるような映像もたくさんありました。
宮崎の皆さんの不安げな表情、
注射による殺処分、
電気ショックによる殺処分
そしてガス殺処分・・・。
牛さんや豚さんが少しでも苦しまずにすむように・・と宮崎の方々がいろいろ一生懸命に考えた苦肉の策が
ガス殺処分だったそうです。
亡くなった牛さん達がクレーンでつり上げられ 埋められていく姿には胸が締め付けられ
いろんなメッセージを感じざるをえませんでした。
動物を救うために獣医さんになったのに 他への感染を防ぐために
殺処分の注射をしなければいけないこと・・どれほどに辛かったでしょう。
そして 子供のように大切に育てて来られた方々の心情・・いろいろ考えると
言葉にならずただただ涙が止まりませんでした。
ずっと残していく大切な映像に、私の音楽を選んでくださったことをとてもありがたく思い、
心を込めて奏でた想いもBGMとして一緒に大切な記録に残ることが決まりました。
ありのままを記録するこの映像を作った宮崎の方々もとても辛かっただろうと思います。
口蹄疫は他にもいろいろな影響があったそうですが、宮崎の方々はそれでも頑張って乗り越えています。
宮崎県庁の方に現状をお伺いすると、
牛さん達を失った方々の元には 今、検査用に 新しい牛さんを与えられているそうで
新しい命によって また少しずつ気持ちを取り戻しつつあるそうです。
あの日のコンサートで
「うちの牛たちにも いつかあなたの音楽を聴かせてやりたいなぁ・・」
と言っておられた あのお客様のことも私はずっと気になっています。。
ずっと隠れていた天照さまが 天岩戸から出て来られた時のように また光が戻った宮崎、
他の地域に感染させることなく 辛い想いをされても全国の数えきれない命を救ってくれた宮崎のかたがたを
私はこれからも応援し続けたいと思います。
そして いつか本当にまた、宮崎の皆さんや牛さんや豚さんたちにも聴いてもらえる日が来るよう
これからも私にできることを頑張ろうと思います。
人も動物も命の重さは皆同じ。
私もこれからのコンサートでは 封印していたこの曲も弾いて 大切なことを伝えていこうと思います。
※毎日新聞の掲載日は 近日中だそうです。
明日も皆さんの笑顔が輝きますよう祈っています
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今、苦しんでいる方々だけでなく、これから先、子供たちのまた子供たちまで、
中谷さんのメロディとともに命の大切さを伝える映像となることでしょう
宮崎の方々が一日も早く元気を取り戻されますよう、心よりお祈りしています。
CDのBGMに、快くご了解頂き感謝の念で一杯です。
そして、県民に貴殿の曲が届くと思うと感慨深いものがあります。
県民を代表(?)して、心から感謝申しあげます。今宮崎は元気です。
延期されていた、行事が県内いたるところで
開催され「頑張ろう、宮崎」を合言葉に明るい
笑顔が戻ってきました。応援してくださった
全国の皆様がたに、「ありがとう」の思いを心にいだきながら、頑張っています。
こらからも「宮崎」を応援してください。
中谷さん、「天空」はどうですか?
そのほかにも考えます。
「うちの牛たちにも いつかあなたの音楽を聴かせてやりたいなぁ・・」という現地の方の一言、あなたのブログに何度も登場しますね。それだけあなたが気にしていらっしゃるということですね。
今回のDVDで実現できたらいいなあ、と率直に思います。
高千穂の天安河原で心に浮かんだ曲、できれば宮崎の方にタイトルをつけてほしい、というあなたのお気持よ~く分かります。いつぞやご提案申し上げたタイトル案は引き下げましょうか。(私の中ではこれだ!と決めていますが・・。笑)
いい名前になることを願っています。
そしていつか是非私たちも聴くことができますように・・。CDの発売をお待ちしています。
あなたの“真摯な想い”が人々だけでなく牛さんや豚さんにも伝わりますように・・・。
今回亡くなってしまった牛さんたちにも気持ちは届いていて、空から見ていると思います。
新しい牛さんが健康で大きくなるのを願いながら、宮崎を私も応援します。
これからも音楽と共に大切なことを伝えていけるよう、自分のできる範囲で精一杯頑張りますね!
宮崎の方にお会いしてるだけ、気持ちも想いも
そうとうこもっている曲ではないかと想像します。
宮崎の県庁の方の心をうって、どんどん伝わっていきますね。
知事さんも本当に心いためてましたね。テレビで見たでけでもつらそうで、目をそむけたくなるような現実・・がDVDではうつってたんですね
高千穂は本当に行きたいところです。ありがとうの声からできたそんな神秘的な曲みんなの宝ですね。
宮崎の方応援したいと思います。
そして宮崎のもとちゃんさんのコメントを読んでほっとしました。
今は皆さんに明るい笑顔が戻ってきているのですね!
大変なことがあったからこそさらにすばらしい絆ができた宮崎はこれからますます光に包まれすばらしい場所になると思います。大好きな宮崎にまた私も足を運びたいと思います。
「天空」・・素敵ですねっ!ぜひ参考にさせていただきます(^▽^)
(また思いついたらご提案くださいね。ちなみに曲調をお伝えしていませんでしたが、日本の和をイメージしたような少しゆっくりした曲です。)
今までもコンサートで「うちの寝たきりのおばあちゃんに聴かせたいからCDを出して」と言われて CDを作るきっかけとなったり、
「母にも聴かせたい」と親子で来てくれるようになったりしたことはありましたが、
同じ感じで普通に宮崎であの一言を聞いたときに本当に牛さんのことを家族みたいに思っているんだなって伝わってきて 私の中で心がすごくあったかくなった感動の瞬間だったんです。
だから忘れることができなくて心配なんですよね。。
ご提案いただいた素敵なタイトル案は引き下げじゃないですよ(笑)ごめんなさい!
ただあの時と今では宮崎の状態も変わっているし、宮崎の方の意見ももしよかったら聞いてみたいなぁと思って、このブログでも聞いてみたくなったんです。
CDの発売・・そうですよね、こうしていつも皆さんにも力をいただいてお世話になっているからこそ、音楽を続けてこれて生まれてきた音楽なので皆さんにも普通に聴いていただけるように考えないといけませんね。
次のアルバムに入れれるかもしれないですが、また検討してみますね。
いつも本当にありがとうございます(^^)
今回亡くなってしまった牛さんたちも空から・・そうですね。
みんなのために犠牲になった優しい牛さんたちだから天国で、宮崎の皆さんを見守ってくれているかもしれませんね。
みんなで宮崎を応援しましょうね!!
東国原知事も本当によく頑張られて、宮崎県内だけで抑えることができたことはきっと奇跡のようなすごいことだったのではと思います。
DVDでは衝撃的な映像がうつっていましたが 県庁の方の思いやりか私には音を消した状態で見せてくださいました。
もとのDVDだったらきっと・・悲鳴がすごいでしょうしかわいそうすぎてとても見ていられなかったと思います。
そして高千穂は本当にいいですよ~!ぜひぜひ行ってみてください!私は当時は日本神話とかあまり詳しくなかったけれどただただすごくいい気を感じ、スーパーの袋に思わず空気を詰めて帰ってきました(笑)
その後日本神話を読んで知るほど、ますます興味深く、また行きたくなったので、日本神話の本を読んでから行かれたらいろんな神話と重ねて感じられてさらに楽しめるかもしれませんよ☆