地震や嵐、災害や事件など世界中で悲しい想いをされているかたがたへむけた歌の作曲のご依頼をいただきました。
依頼者は世界中に何千もの素敵な石像や素晴らしい詩画をたくさん作られてきた石彫師・馬越正八さん。
その愛らしい表情は 秋篠宮様にも愛され、皇居の隣の秋篠宮様のお宅にも飾られているほど、全国に数えきれないほどたくさんの
ファンの方々がいらっしゃるそうです。
馬越さんのお人柄がまた素晴らしく、アンパンマンの作者・やなせたかしさんのような
いつも前向きで元気いっぱいみんなを喜ばせることが大好きな楽しいかたなのですが、
2年前、病で聴力を失い今はおうちでできる作品を作られ、作品の収益は被災地へ寄付されているそうです。
昔、まだ耳が聴こえていたころ、たまたま私がゲスト出演したラジオを聴いて、すぐに今治から車を飛ばしてコンサートに駆けつけてくださり、
飛び入り即興連弾のコーナーにも参加して素晴らしい感性を披露してくださった行動力抜群のかたです。
"大変な震災にあって、友達も失い、家も失い、怖い思いをして生きているあなただからお願いしたい、
みんなの心がひとつになって今の日本を希望の国にしたい、
今、仮説住宅にいる人たちにも、家族を亡くした人にも、元気を出して貰いたいのです…"
と熱い想いを何枚にも綴ったありがたいお便りをいただき胸がいっぱいです。
(封筒の宛名の名前だけなぜか幸江さんになってますがよほど急いでいたのでしょう(笑))
詞はできて 作曲も自分でしてみたけどどうも…とのことで仮のCDを送ってくださいましたが、やっぱりあらためて作ってほしいとのこと。
大切な歌を2曲も作らせていただくことになりました。
耳が聴こえないから楽譜でのお渡しを希望されました。
楽譜は苦手だからいつも耳コピで覚えていたけどこういうときに楽譜が役立つんですよね。。
そう、こんなとき楽譜しか役立たないんですよね…( ̄▽ ̄;)
ずっと楽譜から遠ざかっていきたけど今こそ与えられた試練。
あらためて音楽を後世に遺すこと、きちんと考えていかなければと思いました。
演歌になるか、歌謡曲になるか、はたまた童謡になるのか…
私らしさもどこかに残しつつ、今回はできるだけ馬越さんのお好みに仕上げたいと思います。
私にとっては初めてのジャンルですが、あえて明るく元気な楽しい詩をみてわくわくしてます!
みなさんの心に灯りを届けられるよう、魂こめてがんばります\(^ー^)/