8月22日はドビュッシーの150回目の誕生日。
ちなみに、1879年8月24日は、滝廉太郎の誕生日、1918年8月25日はバーンスタインの誕生日だそうです。
(
amaneko-sya発行 チェリスト雨田光弘氏の”音楽家ネコ”のイラストと音楽家の生誕日が掲載されたカレンダーより)
2012年8月19日(日) 「しんぶん赤旗」
きょうの潮流 (
ドビュッシー生誕150周年)
革命の国フランス。パリ音楽院の始まりは、18世紀の大革命で生まれた無料音楽学校です。
1872年に10歳で院に入るドビュッシー少年の父は、世界初の労働者政府パリ・コミューンの元戦士でした
▼少年は、のちの作曲家ドビュッシー。コミューンが弾圧され、父は牢獄(ろうごく)に1年つながれました。
暗い体験で少年が負った心の傷は、長い間残ったといいます。のちに第1次大戦が起きると、彼は不安と恐怖にうちひしがれました
▼やっと力をとり戻し作曲した2台ピアノ用の「白と黒で」は、戦争のむごさを告発するような曲です。
戦争で家を失った子どものために、
歌曲「もう家がない子どもたちのクリスマス」もつくっています
▼「牧神の午後への前奏曲」や「海」。多くの名作で「20世紀のとびらを開いた」といわれるドビュッシー。
8月22日で生誕150年です。
「牧神」も「海」も、音楽の輪郭はぼやけ、形にとらわれていた昔の人々は、とらえどころがなく面食らったでしょう
▼しかし、時間と光のうつろいを刻々と音符に移したような音の響きから、物事の実体のありさまが伝わってきます。
「海」なら、うわべの風景でなく、海がもつ神秘、ゆたかさ、底知れないエネルギー…
▼「きまり文句にでなく自由の中に、みずからを律する基準を求めなければならない。…吹きぬけながら世界を物語る、風にだけ耳を傾けよう」。
ドビュッシーの言葉です。音楽を革新して時代のとびらを開けた、彼の自由の風は、いまも吹いています。
赤旗HP
内 「ドビュッシー」検索で出てきた2年前の記事もひとつ
2010年8月27日(金)「しんぶん赤旗」
きょうの潮流 (ショパン弾きピアニスト・
高尾山に高速道路のトンネルを掘らせない「天狗裁判」の原告)
ショパン生誕200年のことし、彼にちなむ催しは引きもきらないようす。
“200年記念”とは銘打っていませんが、ショパン抜きに語れない、とっておきの行事を紹介します
▼江崎昌子さん。ショパンの祖国ポーランドのワルシャワ・ショパンアカデミーで学び、世界を舞台に活躍するピアノ奏者です。
「練習曲全曲」などショパン作品の録音は、ことごとく評判がいい
▼ショパン弾き江崎さんの演奏会が9月10日、東京の八王子市芸術文化会館であります。
「高尾山が好き・音楽の夕べ―自然とともに生きるよろこびを」(問い合わせファクス042・669・7387)
▼江崎さんは、高尾山に高速道路のトンネルを掘らせない「天狗裁判」の原告の一人です。
ポーランド人の夫と結婚して間もないころ、江崎さんは彼を高尾山に連れてゆきました。
「えっ! ここも東京?」と、目を丸くして何度も聞く夫。大都会のすぐ近くにこんなすてきな山があるとは…
▼いま高尾山と周辺に、トンネル工事で異変が起きています。
地下水の水位が下がり続け、山肌が削られ、川の水も枯れて田んぼが干上がる。
江崎さんは訴えます。「自然を求めることは人間の本能です。私たちが生きる上でのすべての源は、この『自然』にある」
▼ショパンも自然を愛した人です。フランス中部の森と田園の町ノアンによく滞在し、名作を生み出しました。
江崎さんは、ショパンの名曲にドビュッシー、ポーランドの作曲家ザレムスキの作品を交え、演奏します。
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ついでに。
2012年4月24日(火)
橋下「改革」の危険 4年の実態に見る
市長になっても 全世代への負担増
より。
2008年6月には「大阪維新プログラム案(財政再建プログラム案)」を発表。
人件費345億円の削減のみならず、
私学助成の大幅削減、
高齢者・乳幼児・障害者・ひとり親の4医療費助成の削減、
市町村補助金のカットを打ち出しました。
府民の反対署名は300万人を超えました。
このとき、
橋下氏は“障害者施策は削れない”とテレビの前で涙まで流し、
「『障害者・命・治安』に配慮」(「朝日」)と報じた新聞もありました。しかし、実際には障害者8団体の団体補助をゼロにするなど障害者にも冷たいものでした。
4医療費助成の削減は府民世論で現在も食い止めているものの、10年8月の「府財政構造改革プラン」でも、
府営住宅の当面1万戸削減方針など暮らしにかかわる施策の削減が打ち出されています。
つづきは、
リンクをクリック。プリーズ。
とにかく削減。それのみ。やりたい放題の独裁のみ。