武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

仲良くない猫

2005年12月11日 18時09分25秒 | Weblog
この二匹は 雌同士で仲が悪い。でも冬の寒さには、とてもかなわない。だんだん接近して、いつの間にかくっついています。

『てぶくろ』という絵本があります。てぶくろのなかに、いろんな生き物が入ってきて、暖まる話。私のふとんも、冬になると、てぶくろと同じ。猫が3匹と娘が入ってきます。中学二年の娘は、私より大きな体で、さしずめ、熊、といったところでしょうか。あったかいけどね。夫はいつも、足だけの参加です。
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『冥途の飛脚』&師匠

2005年12月11日 18時00分10秒 | Weblog
翠帳紅閨に枕並べし閨のうち、馴れし衾の夜すがらも、四ツ門の跡夢もなし、さるにても我が夫の秋より先に必ずと、あだし情の世を頼み、人を頼みの綱切れて、夜半の中戸も引き替へて、人目の関にせかれ行く。昨日のままの鬢つきや、髪の髷目のほつれたを、わげて進じよと櫛を取り、手さへ涙に凍ゑつき、冷えたる足を太股に、相合炬燵、相輿の膝組み交すかごのうち、狭き局の睦言の過ぎしその日が思はれて、いとゞ涙のこぼれ口、比翼煙管の薄煙り、霧も絶えだえ晴れ亙り、麦の葉生えに風荒れて、朝出の賤や火をもらふ、野守が見る目恥づかしとかご立てさせて暇をやる。価の露の命さえ惜しからぬ身は惜しからず、惜しむは名残りばかりぞや

道行の場面の有名な一節です。

原文そのままを読みます。これから、半年でできるのかなあと、毎年この時期、意気地がなくなります。

師匠がいます。語りの師匠です。師匠のことは、じっくりと、そのうち、書きたいのですが、なかなか、書けない。ただ、素晴らしい方であることと尊敬していること、追いつこうにも、追いつくことの出来ない方です。やっと追いついたと思ったら、きっと何マイルも先に進んでしまっている、そんな方です。

さて、と。
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