武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

情熱って。

2006年04月07日 18時08分24秒 | Weblog
情熱を、なんて書いてしまいました。

あとから、あらちょっと恥ずかしい?なんて思いました。

暑苦しい、もの狂わしい情熱、というよりも、マグマを抱えていながらも美しい雪景色の富士山のような、…う~ん、うまい喩えがないなあ、思いつかない。

マグマをしまいこんだまま、死んでいく潔さ。さびし過ぎる。
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映画『近松物語』

2006年04月07日 14時24分59秒 | Weblog
新学期!! 久しぶりの、ひとりっきりです。

家事をするのも後回しで、邦画ビデオを観ました。

『近松物語』は1954年、溝口健二の作品です。
『大経師昔暦』をもとに小説化したものを映画化したのだそうです。艶やかな長谷川一夫と初々しい香川京子が主演で、なんとも悲しい恋物語です。

一緒になれない二人ならば、死をもって恋を成就できるのならば、幸せなことなのかもしれない。

曽根崎の道行きの、悲しみのどん底のような読み方は、もしかしたら違うかもしれない。ずんずんと死に向かい走る二人は、幸せなのだ。先がないから悲しいのだけれど、もっと先に見えるのが、永劫の愛。うらやましいな。
生きていれば、心変わりもあるだろう。お互い老いて醜くもなるだろう。いつかは死ぬのが理ならば、身も心も燃えたまま美しい愛のままで…

せめて物語の中で、そんな情熱的な思いを感じたいね。そして私の感じた情熱を語ることで、聞いてくださる人たちにも感じていただけたら、嬉しいな。

ところで、最近の時代劇では、お歯黒をしているものがありません。なぜ?
若妻の哀しみは、お歯黒があることで、際立つものだと思ったのですが。

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なぜ、今更おはなし会に?

2006年04月07日 11時28分22秒 | Weblog
去年、私と私のまわりで、がらがらと変化が起きました。

まわりに振り回されて、また周りの人たちへの気遣いで自分を締め付けてしまい、苦しみました。

華やかに立ち回ろうなんてことが、あまり得意でないのに、ひたすらにこやかに振舞って、見た目ばかりを気にして、浮かれた顔をしている自分を苦々しく見ているもうひとりの自分がいて、葛藤が続いた。そして疲れきってしまった。

周りの人たちとの協調が必要であるということは、よくわかりました。聞いてくださる方がいて、成り立つのですからね。

なにしろ不器用なので、どこまでやっていけるか見えないのですが、納得のいくまで、語りや朗読の世界に浸っていたい。

だから、おはなし会、なのです。今更、でも。
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