武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

初心に帰って

2006年04月21日 19時53分10秒 | Weblog
『おりゅう柳』を、おはなし会で、語りました。

最大級の緊張というのでしょうか。
緊張の中で、最後まで語りきって、最後の「~ちゅう話なのですわ」で、頬が思わず上がってしまいました。

初心。
久しぶりに初心者になって、皆さんの意見をお聞きして、幸せな気分になりました。15年近いお付き合いなのに、初心というのも妙だね、と、言いながら、忌憚のない意見をいただきました。

まずは、題材の選び方を、勘違いしているよ、と。そうですよね、子ども達のためのおはなし会ですもの。これは失敗。

どんな語りをするのだろうと興味があったが、その辺はちゃんと理解しているようで、努力のあとが伺える、と。

間の取り方:ずいぶんゆったりと間を取っていたが、計算してのことか?

いいえ。単に記憶をたどるのに時間が掛かっただけです。計算していた部分もたしかにあるけれど、緊張していましたので、と答えた。


みなさん、近松の語りやら朗読をしていることを、理解して、待っていてくれたのです。有難いことです。

来月は、『ねずみ浄土』を語ろうかと思います。

コメント
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