最近、雇用ジャーナリスト(というか人材開発の専門家)の海老原さんの動画で勉強させてもらっています。
【石丸伸二と考える教育改革】
石丸氏を調べてわかったこと/大学は改革できないが、高校はできる/欧州教育システムの厳しさ/高校で学び直しを/フランスの11歳選抜
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この方、そこらへんの教育の専門家よりもはるかに教育のことがわかってます(笑)。
さて、本題に入る前に欧米の教育システムを見てみましょう。
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欧米では総じて1~3割くらいの子が落第します。
日本の場合はほぼゼロです(最近では中退率が上がってますが)。
欧米の場合は11歳選抜といって
(日本で言えば)中学校に入る時点で、
普通科の学校か専門学科の学校かが自動的に決められます。
専門学科の学校に進んだ子は、
制度上、普通科の高校や大学へは進学できません(ここが日本と決定的に違う)。
そして、国にもよりますが、
専門学科:普通科の高校に進む割合は5:5くらいだそうです。
つまり、高校進学の時点でかなり選別が進んでいます。
これは、どんな中学・高校に進学しても
がんばれば大学へ進学できる日本とは決定的に違うシステムです。
ただ、日本の場合は、
落第やこのようなコース選別がない代わりに
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結論先送りシステムをとっています。
つまり、小学校で算数や英語でつまずいても
中学校まで先送りされ、
中学校で数学や理科でつまずいても
高校まで先送りさせる、
挙げ句、大学でアルファベットや円周率から教えなきゃいけないところがあるくらい
落ちこぼれの見殺し体制
なんです。
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もちろん、どっちのシステムにも一長一短ありますが、
一つ言えることは、
日本の結論先送りシステムのいいとこどりするしかないということです。
その一つが高校選択です。
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日本の場合は普通科の高校が明らかに多すぎます。
さらに、動画でも紹介されていましたが
専門学科の高校が時代遅れと言うことです。
看護、情報、福祉といった
これから必要な分野の専門学科の高校が少なすぎます。
例えば、看護師。
最近は大学の看護学部へ進学してそこで国家試験に受かって看護師になる人が多いのですが、
看護師になるのに数学とか古文とかいります?
「sin、cos」
「ありおりはべり」
なんて言っている看護師いませんよ(笑)
生物くらいはいるじゃないかって思っている人もいるかもしれませんが、
看護師になるのに生物を勉強している必要、全くありません。
なぜなら、看護師の養成課程に生物の授業はちゃんとあるからです。
それだって、○○ホルモンみたいな
「生体反応」
の分野ができればいいだけで
ツンドラ、針葉樹林、夏緑樹林といった
バイオーム(笑)
は必要ありません。
まあ、高校で生物を履修していて損はないってレベルの話です。
今の日本の教育システムでは
・明らかに適性のない教科・科目も勉強させられる
・一方で、政治や経済、IT、保健医療、心理、福祉など必要なことが学べない
というデメリットだけが目立ちます。
一言で言えば、
学校の勉強がつまらなさすぎる!
学校の勉強が役にたたなさすぎる!
ってわけです。
じゃあ、どうすればいいのか?
動画では好きなことが自由に学べる総合学科の高校が推されています!
もちろん、総合学科といっても
実質、普通科と変わらないところもあれば、
新宿山吹高校のような高校もあります。
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この辺りだとオススメなのは
愛知商業といった商業高校です!
あるいは犬山総合高校や愛知総合工科高校などです。
・プログラミング
・Web
・PC操作
・語学
・会計
など、外部からビジネスマンなどの専門家や実践家を呼んだり、
プレゼンルームや高スペックパソコン、3Dプリンタなどを使ったりして
社会に出て本当に必要なことが学べる高校は、商業高校や一部の総合高校だけです。
それでも数学とか古文とか物理とか化学とか
いらないものを多少学ばなければいけないことに変わりはないですが、
少なくとも、普通科の高校のように問題集の問題をこれでもか!
って解かさせるそんな無機質な勉強はしなくても済みます。
じゃあ、名古屋西や山田高校みたいな
ガツガツ勉強しない名古屋のゆる~い高校でもいいんじゃない?
って思う人もいるかもしれませんが、
それこそ結論先送りシステムにまんまとはめられています!
そういう高校、
行ってもなんの知識もスキルも身につけられませんよ。
確かに、楽しいキラキラした3年間を過ごせるかもしれませんが、
ただそれだけです。
進路を考えたら、
改めて専門学校へ行くとか
極端な話、アルファベットから始めるような大学へ行くとか
正直、あまりおすすめしない進路しかありません。
(もちろん、成績上位の子はそれなりの大学へ行けますが)
個人的には偏差値55以上の子は普通科の進学校を目指しても大丈夫ですが、
そうでない子は、早い段階から「手に職スキル」を身につけた方がお得だと思っています。
目先の
・制服がかわいい高校だから
・今の内申・偏差値で入れる高校だから
・楽そうだから
そんな理由で高校選びをせず、
その先のことまで考えた進路選びを心がけましょう。
■↓中学生の勉強の仕方(ノート術)は↓
勉強のやり方がわかる!中学生からの最強のノート術(ナツメ出版)
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■LINEでお問い合わせ
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■空席状況をチェック
・学年ごとの曜日・空席状況がチェックできます
【石丸伸二と考える教育改革】
石丸氏を調べてわかったこと/大学は改革できないが、高校はできる/欧州教育システムの厳しさ/高校で学び直しを/フランスの11歳選抜
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この方、そこらへんの教育の専門家よりもはるかに教育のことがわかってます(笑)。
さて、本題に入る前に欧米の教育システムを見てみましょう。
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欧米では総じて1~3割くらいの子が落第します。
日本の場合はほぼゼロです(最近では中退率が上がってますが)。
欧米の場合は11歳選抜といって
(日本で言えば)中学校に入る時点で、
普通科の学校か専門学科の学校かが自動的に決められます。
専門学科の学校に進んだ子は、
制度上、普通科の高校や大学へは進学できません(ここが日本と決定的に違う)。
そして、国にもよりますが、
専門学科:普通科の高校に進む割合は5:5くらいだそうです。
つまり、高校進学の時点でかなり選別が進んでいます。
これは、どんな中学・高校に進学しても
がんばれば大学へ進学できる日本とは決定的に違うシステムです。
ただ、日本の場合は、
落第やこのようなコース選別がない代わりに
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結論先送りシステムをとっています。
つまり、小学校で算数や英語でつまずいても
中学校まで先送りされ、
中学校で数学や理科でつまずいても
高校まで先送りさせる、
挙げ句、大学でアルファベットや円周率から教えなきゃいけないところがあるくらい
落ちこぼれの見殺し体制
なんです。
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もちろん、どっちのシステムにも一長一短ありますが、
一つ言えることは、
日本の結論先送りシステムのいいとこどりするしかないということです。
その一つが高校選択です。
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日本の場合は普通科の高校が明らかに多すぎます。
さらに、動画でも紹介されていましたが
専門学科の高校が時代遅れと言うことです。
看護、情報、福祉といった
これから必要な分野の専門学科の高校が少なすぎます。
例えば、看護師。
最近は大学の看護学部へ進学してそこで国家試験に受かって看護師になる人が多いのですが、
看護師になるのに数学とか古文とかいります?
「sin、cos」
「ありおりはべり」
なんて言っている看護師いませんよ(笑)
生物くらいはいるじゃないかって思っている人もいるかもしれませんが、
看護師になるのに生物を勉強している必要、全くありません。
なぜなら、看護師の養成課程に生物の授業はちゃんとあるからです。
それだって、○○ホルモンみたいな
「生体反応」
の分野ができればいいだけで
ツンドラ、針葉樹林、夏緑樹林といった
バイオーム(笑)
は必要ありません。
まあ、高校で生物を履修していて損はないってレベルの話です。
今の日本の教育システムでは
・明らかに適性のない教科・科目も勉強させられる
・一方で、政治や経済、IT、保健医療、心理、福祉など必要なことが学べない
というデメリットだけが目立ちます。
一言で言えば、
学校の勉強がつまらなさすぎる!
学校の勉強が役にたたなさすぎる!
ってわけです。
じゃあ、どうすればいいのか?
動画では好きなことが自由に学べる総合学科の高校が推されています!
もちろん、総合学科といっても
実質、普通科と変わらないところもあれば、
新宿山吹高校のような高校もあります。
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この辺りだとオススメなのは
愛知商業といった商業高校です!
あるいは犬山総合高校や愛知総合工科高校などです。
・プログラミング
・Web
・PC操作
・語学
・会計
など、外部からビジネスマンなどの専門家や実践家を呼んだり、
プレゼンルームや高スペックパソコン、3Dプリンタなどを使ったりして
社会に出て本当に必要なことが学べる高校は、商業高校や一部の総合高校だけです。
それでも数学とか古文とか物理とか化学とか
いらないものを多少学ばなければいけないことに変わりはないですが、
少なくとも、普通科の高校のように問題集の問題をこれでもか!
って解かさせるそんな無機質な勉強はしなくても済みます。
じゃあ、名古屋西や山田高校みたいな
ガツガツ勉強しない名古屋のゆる~い高校でもいいんじゃない?
って思う人もいるかもしれませんが、
それこそ結論先送りシステムにまんまとはめられています!
そういう高校、
行ってもなんの知識もスキルも身につけられませんよ。
確かに、楽しいキラキラした3年間を過ごせるかもしれませんが、
ただそれだけです。
進路を考えたら、
改めて専門学校へ行くとか
極端な話、アルファベットから始めるような大学へ行くとか
正直、あまりおすすめしない進路しかありません。
(もちろん、成績上位の子はそれなりの大学へ行けますが)
個人的には偏差値55以上の子は普通科の進学校を目指しても大丈夫ですが、
そうでない子は、早い段階から「手に職スキル」を身につけた方がお得だと思っています。
目先の
・制服がかわいい高校だから
・今の内申・偏差値で入れる高校だから
・楽そうだから
そんな理由で高校選びをせず、
その先のことまで考えた進路選びを心がけましょう。
■↓中学生の勉強の仕方(ノート術)は↓
勉強のやり方がわかる!中学生からの最強のノート術(ナツメ出版)
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■空席状況をチェック
・学年ごとの曜日・空席状況がチェックできます