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【高校英語】教科書に訳や構文を書き込むな!授業・テストについていけない!どう勉強したらよいかお答えします

2022年06月22日 | 高校生コース
ネクサス(江南市の勉強のやり方専門塾)の塾長の伊藤です。

高校に入って、中学校とちがう、授業やテストに「ついていけない」というご相談をよく受けます。

確かに、中学校のある意味ぬるーい英語の授業から、高校のハイスピードな授業についていけない、いわゆる高1クライシスは問題です。

ですが、次の3点を意識すれば、英語の授業・テストができないという問題はほぼなくなります。

■高校英語でつまずかないための3原則
1.高校英語の授業の予習は必要ない(というか時間の無駄なのでやらなくていい)
2.その代わり復習がすべて(授業中に何が重要かを意識すること)
3.最低限の単語力だけはキープしておく

まず、1つ目ですが、残念ながらいまだに「予習と称して英文やワークの問題を事前に解かせてくる」高校が大半です。

これ、全く意味ありません。それどころか、「時間の無駄」です。単語も本文も、事前に調べたり訳をしたりする必要は、まったくナッシング!ナンセンス!なのです。

なぜかというと、本文を正しく訳せないから授業を受けるのであって、事前に全部できるのならそもそもその授業いらないですよね?(笑)

なぜ、そんな単純なことに気がつかないのか(笑)。

学校や先生がやることが何でも正しいと思ったら大間違いです。

最近では、ようやくこの無意味さに気づき始めた先生たちが、授業で対訳をやるようになりました。

対訳とは、英文と日本語訳を読み比べながら読む方法です。

例えば、教科書の英文とその日本語訳を対応させた教材やプリントを使って授業をするのです。

これは英語がまだそれほど得意でない人が勉強する方法としてはもっとも効率的な勉強法です。


数学で言えば、解き方がわからなかったら解説を見て解くのとほぼ同じです。

なんやかんやいって、高校数学は「問題を見る→解法を思いつく」という連想ゲームでしかありませんから。


さて、高校英語もほぼ同様で、読んでも訳せないものを自力で訳せというのがどだい無理な話なのです。

ですから、辞書を片手に調べながら和訳するなんて必要全くありません。

グーグル翻訳にかければ一発で訳が出ます。それも、たいていの高校生が訳した日本語よりはるかに精度の高い日本語でです。

単語の意味調べも、未だにいちいち調べさせてる高校があるようですが、時間の無駄です。どうせ調べても、辞書的なことしかでてきませんから。

では、何をすべきか。

基本的な単語はまず覚えてください。これには科学的な理由があります。

英語表現の授業の基本コンセプトの1つに、英文を読みながら単語を理解する(語彙力を上げる)というものがあります。

実は、これは必ずしも正しくありません。

英単語学習の科学では、本文中に5%以上意味がわからない単語があると、文章全体を理解するのが困難になり、そして語彙の獲得の妨げにもなるとされています。

つまり、人によっては全然、理に適った学習法じゃないのです。

ですから、英語の授業の予習は必要ないのです。

その代わり、徹底的に教科書を読んで復習してください。復習が10割と言っても過言ではありません。

では、どうやって復習するか?

■英語の復習<英文対訳の仕方>
1.授業で学んだことを一切書き込みしていない英文を、一文ごとに音読する
2.音読した英文を(なるべく前から)日本語にしていく
3.わからない場合は日本語訳(対訳)を見る


とりあえずですが、これでOKです。

まず、1.は特に重要です。

単語の意味、発音、熟語、構文など、授業で習ったことを逐一教科書や授業ノートに書き込みたいところですが、止めてください。

理由は一つ。

テストにはそのようなヒントが一切無いからです。

考えてみれば、当たり前ですよね(笑)。

英語が苦手な子がやっている勉強法のワースト1位が、この散々ヒントが書き込まれた教科書や授業ノートをただ眺める勉強法です。

まず、読めない単語や意味がわからない単語の読みや意味を、いちいち教科書に書き込んでいる君!

覚えるつもり無いでしょ(笑)。それが当たり前になってしまうと、ふりがなや訳に頼ってしまい、覚えるということがおろそかになってしまいます。

文法事項も同様です。

授業中に書き込んだ重要なことを再現できるかがテストなのに、それを自力でやらずにただ眺めているだけで点数がとれるわけがないですよね。

この場合は、教科書に一切書き込まないか、教科書のコピーを取っておくことをおすすめします。

最近では、教科書の英文をプリントにおこしてくれる先生が多いので、どちらか一方には書き込んで、もう一方は書き込みを一切せず、原文のまま読んだり訳をしたりする練習をしましょう。

そして、余裕がある人は日本語から英文という逆をやってみるようにします。

これなら、スピーキングやライティング対策にもなりますね。

あとは、ターゲットやシス単などで使用頻度の高い1500語程度を単語帳を使って勉強しておきます。

理由はもうわかりますね。

英語の読解力や語彙力を上げるには、最低限の英語の語彙力が必要だからです。

日本の高校で英語を学んでいる限り、「英語を英語で考える」のは後からでも遅くありません。

まずは、日本語の読解力と語彙力あっての英語です。

ここに紹介した通り勉強して、英語の成績アップを目指しましょう。


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