今、伝えたい事・自分らしく生きるために

住宅地盤ブログ ☆地盤調査・地盤補強工事・住宅地盤相談☆

住宅建築の今後は・・・

2014年09月27日 | 日記

住宅建築の今後は・・・

先日、建築系の雑誌に9年先の住宅着工棟数が
2013年度の2/3以下の62万棟に減少するとの予測記事が
出ていました。人口や世帯数の減少、住宅の長寿命化が進むこと
が原因だという。現在、戸建住宅は、40万戸程度だとすると、
30万戸をきる数字となる。

新築住宅関係の仕事をしている会社は、今後、厳しい時代となり、
地盤調査、地盤改良工事、地盤保証会社なども同じ様に影響が
出てくる事になるでしょう。

また、空家の割合が、13.5%と増加しており、リホーム業界は、現在と
同じような割合で推移するとも記載されていた。

今後、中古住宅の売買や空家の解体に絡み土地の売買が発生した場合に、
地盤改良杭や鋼管杭を抜く必要が出た場合は、鋼管杭は、ほとんど抜く
事が出来ると思うが、柱状改良は抜くが困難の為、砕くことになるのでは
ないかと考えます。先のことを考えると地盤の状況にもよりますが、
鋼管杭をお勧めしますね。
先日も20年前ぐらいに打設した杭を引き抜いてきました。



2014年の夏も終わり・千葉県白浜海岸にて


地盤解析-重要なポイントでは

2014年09月05日 | 日記

地盤解析-重要なポイント

戸建住宅の建築に際して、スウェーデン式サウンディング試験が
多用されており、地盤調査器械も進化し、いろいろと販売されています。
高級車が買える程の高い金額ですね。
地盤調査データからの関係式も多く発表されています。
しかし、何度も記載していますが、この試験方法ですべてが解析できるわけ
ではありません。

長年、地盤調査を行ってきた経験から、不同沈下をしている建て主様から、
沈下修正の相談を受けたり、地盤調査の時点で、すでに家屋が傾いているケース
から、不同沈下した土地の地盤調査データを集める事により、今後の地盤調査結果から、
不同沈下するパターンのデータかどうかある程度、判明します。このデータに近い
データなのかが重要なポイントになると考えています。
たとえば、1kNによる自沈の場合、支持力は、30kNと計算され
ますが、この自沈層が厚い場合、不同沈下しているケースがあります。

過去に不同沈下したデータや建物、地形、土質、水位なども検討することにより、
関係式とは別に、解析の重要な手かがりになると考えています。

話が変わりますが、豪雨により土砂くずれが発生して、家屋が流され、人の命まで
奪う痛ましいニュースが報道されています。山を切り崩し大きな分譲地になり、
新規に他県などから購入しに来た人は、昔の地形や自然災害、土質等からこの土地の
危険性がわからず、購入する人がいると思います。土地の売買の際に、危険性も説明する
ことが絶対に必要だと思います。日本は、低地部より、山地の割合が多い国なので
危険性が高いわけです。景観も大切ですが、人の命にかかわるのではあれば、
比較にならないと思います。


PS
今年の夏も、もう少しで終わりそうです。今年も暑いかったですね。
今夏は、職場の仲間とラフティングに行きました。楽しいひと時でした。