7月3日付の人民日報( 電子版)に「ゴミをきれいに片づける事から先ず始めよう」と題して日本代表チームが試合後に毎試合ごとにロッカールームを掃除した事や日本のサッカーファンが会場を掃除した事などについて評論した記事を載せました。
それに拠れば、「日本代表と日本サッカーファンは、94分の間に大きな感激と悲劇を味わった。日本代表は2:0で先行したものの、後半同点に追いつかれ、試合終了直前には更に一点を入れらて負けた」
「試合後に日本代表は、会場で日本人のファンに対して心よりの感謝を表し、その後日本代表チームはロッカールームをきれいに掃除して会場を後にした。 また、日本人のファンは試合後、会場のゴミを片付けるなどして、彼らも少なからず称賛を得た」
「更衣室を掃除したり、球場のゴミを片付ける事自体は、それ程難しい事では無い。難しいのは、この様な良い習慣を何時でも何処でも保ち続ける事にある」「この様な行為は、他人に見せる為でも、自分の印象を良くする為の行為でもなく、自身の職業に対する意識や倫理、人間の素養の深さに由来すると思われる」
「中国のサッカー代表も中国人ファンもこの様な点を学び、サッカーばかりでは無く、全ての球技の代表者及びそのファンもこの様な点を学び、職業意識を高めて、中国のスポーツを文化を高める必要がある」
7月3日付の人民日報(電子版)の記事は全文を訳すに値するような本当に良い文章だと私は思いましたが、今回の日本代表の更衣室を掃除した件やフアンのゴミ片付けの件に関して、中国では実に多くのマスコミで取り上げられて、中国では大変大きな反響を呼んでいます。
中国の色々なメディアでは、今回の日本代表がサッカー試合以外の場面で行った事柄及び日本人ファンの行いに付いて論評しているのですが、この人民日報の記事が、私は一番評価する事が出来る大変すばらし文章だと思います。
この人民日報の記事にもある様に、サッカーの日本代表チームやサッカーファンばかりではなく、日本でも、すべてのスポーツチームとそのファンが海外の多くの人々からこの様に称賛されるようであって欲しいと思います。
新浪網には、「日本代表チームやそのファンが更衣室や会場をきれいに掃除する事は、はたして小さなことだろうか?中国の代表チームには、この点が欠けているのでは?」と題して記事が5日掲載されました。新浪網HPより 写真も同じく新浪網より
日本人ファンが会場を清掃する様子の写真も沢山中国のメディアに載せられています。財形新聞網HPより
捜狐サイトでは「日本チームは残念ながら試合に負けたが、試合後にファンは会場のゴミを片付けるなどして、世界中から別の称賛を浴びた」と題して記事を載せています。’
搜狐網HPより
実に沢山の中国のメディアでは、日本人サッカーファンが今回のワールドカップ会場で行った清掃について取り上げています。視覚中国HPより
人民日報の7月4日の記事は、中国の様々なメディアで転載され大きな反響を呼んでいますが、中国では日本とは違い記事がそのまま他のメディアに転載されます。中国語サイト「騰訊網」では、7月3日に日本代表は試合に敗れた後更衣室のきれいに掃除して、更にロシア語で有難うとのメモを残したとの記事も掲載するなど実に多くの記事で溢れています。