大理市の銀橋鎮に若い日本人夫婦が住んでいます。彼ら一家に10月に第3子が生まれた様です。彼らは夫婦は、今回も助産婦の手助けも借りずに自宅で夫婦だけで出産をしたとの事です。実は、大理市には欧米人も多く住んでいて自然分娩にも拘る夫婦も多いようですが、最終的には、助産婦の手を借りたり、病院で出産する人が多いのが実情の様です。
大理に住む何組かの夫婦も、自宅での夫婦だけの自然分娩に興味を示し、この日本人夫婦に自然分娩をするに際しての注意すべき点や体験を聞くものの、最終的には助産婦の手を借りて生む人が多いとの事です。
この若い日本人夫婦は、大理に住んで6年目となるとの事ですが、自然有機農法でコメや小麦、野菜等を育て自給自足に近い生活をしている夫婦です。この夫婦は、この他にも、味噌、酒、甘酒等も自分達で作っていますが、味噌や酒作りに欠かせない麹も自分で作っています。
日本でも味噌を手作りする人も多いとは思いますが、麹も自分で作ると云う人は少ない様に思います。私も福島の田舎で生まれ育ったので、私が小さい頃は大抵の家では味噌や醤油、甘酒等は殆どが自家製でしたが、麹は村に麹屋があり、そこで麹を買って作っていましたので、麹も自分で作ると聞いた時には私も吃驚しました。
この夫婦は自然有機農法と云う事ですので、米の苗を育てる際にも、ビニールシートで覆う事もなく、そのまま育てます。この様にする事で、より環境に適応した強い苗が育つとの事です。苗を植える際にも一本植えで、間隔も30センチ程開けて植えます。
この夫婦は、自宅で出産した後、当然の如く胎盤も食べるとの事です。実を云えば胎盤を食べると聞いた時には、胎盤を食べる話は、初めて聞いたのでどの様にして食べたか聞かないで終わりましたので、今度会う時には、胎盤をどの様にして食べたかこの夫婦に聞いて見たいと思います。また、どんな味なのかも、、、、、
大理在中の知り合いの中国人に聞いたところ、自分の胎盤は食べないとの事。大理では病院で胎盤を買う事が出来るそうです。ある知り合いの中国人からは「気持ちが悪い」「私は食べない」との答えが返ってきました。少し古いのですが、AFPの記事に中国で胎盤を食べる事に関する記事か掲載されていますので覗いて見て下さい。
伝統の「胎盤食」、高まる需要の陰に闇市場 中国http://www.afpbb.com/articles/-/2887209?act=all
中国語の検索エンジン「百度」で検索をかけると中国のネット上には、「胎盤の調理の仕方」「胎盤の栄養価値」「胎盤を食べる事の効果と作用」「胎盤はどの様にして食べると美味しいのか?」等等、実に様々な記事が掲載されています。当然「人の胎盤はそもそも食べる事が出来るのか?」と云う様な素朴な質問もネット上には無い訳でもありませんが、胎盤の写真も沢山掲載されています。大理などでは、胎盤をタタキの様にしてから生姜等加え焼いて食べるとの事です。
尚、中国では胎盤は中薬として利用され「紫河車」と呼ばれるとの事ですが、これは胎盤が母体から出たばかりは紅い色をしているが、少し時間が経つと紫色に変色するからのとの事です。また、中薬では乾燥した胎盤が用いられるとの事。