中国語のウエブサイトに「澎湃新聞」と云うサイトがあります。私がよく訪れるウェブサイトの一つですが、このサイトに9月17日付で「中秋節で売れ残った月餅は何処へ」と題して短い記事が掲載されました。その記事に拠れば、一般に月餅は中秋節の一二か月前に店頭に並び、中秋節が過ぎると一斉に店頭から姿を消すが、「その売れ残った月餅は一体どうなるのか、どのように処分されるのかについて多くの人々も疑問を持っている」と思う。それである記者が、「その疑問に答えるべく、その売れ残った月餅がどうなるか」を追跡した記事となっています。
その記者に拠れば、多くのスーパー等で売れ残った月餅は、中秋節が過ぎると大安売りで売り出される一方、生産した工場が売れ残った月餅を引き取り、一部は細かく砕かれた後、農民に売渡され豚の餌や魚の餌になるとの事です。また、一部は職員の福利厚生の一部として職員に渡されるとの事です。月餅の賞味期限は一般に二か月程の事ですが、中秋節で売れ残った月餅が農村に持ち込まれ販売されない様に監視を強める必要があるとしています。
実は農村に行くと祭の際等には、中秋節も大分過ぎているのにも関わらずバラ売りで月餅が売られているのを見かける事があります。都市部とは違い、中秋節にも、月餅は店頭に並ばない様な辺鄙な地域もあります。また、一部のメディアの報道に拠れば、中国の農村部で売られる商品には問題が多いと指摘する記事も見られます。品質の悪い商品が沢山売られているとの指摘があります。
スーパーに並ぶ箱入りの月餅。当然バラ売りもあります。このスーパーでは中秋節の翌日には、月餅は店頭から一斉に撤去されました。
これは中秋節当日の写真ですが、多くの人は一体売れ残った月餅はどうなるのか気になる様です。その量も半端な量ではありません。
化粧箱入りでひと箱、695元ですから日本円で一万円を超えますので結構高いです。工場に拠り、売れ残った月餅を職員に福利厚生の一部として渡す所もあるとの事です。大理市だけでもスーパーは数百軒は超えると思われますので、大理市で売れ残る月餅も膨大な量になると思われます。このような化粧箱入り以外にばら売りの月餅もあります。