11月11日付の澎湃新聞(中国語サイト)等に拠れば、中国の稲作の起源は、今から一万年前迄遡る事が出来るそうです。中国は江西省万年県仙人洞から、一万年前に、すでに稲作の人工栽培が行われた痕跡が発見され、その痕跡の検証の結果、中国稲作科学技術会、農業考古学会、農業歴史会等が、この地方で最も早く中国の稲作栽培が始まったとの研究成果を発表したそうです。その後、長江中下域に徐々に広まっていったと見られるとの事です。
中国の稲作関係の遺跡としては、長江下流域の浙江省河姆渡遺跡が有名で、1970年代に、この地方から、約7000年前に大規模な稲作が行われた痕跡や大量の稲モミが発見され大きな話題となった事があります。
中国で世界で最も早く稲作の人工栽培が始まった事は学会の定説の様ですが、中国の一体何処で稲作栽培が始まったかは、今まで見解が分かれていた様ですが、この度、中国における稲作の起源は、今から一万年前に江西省万年県仙人洞周辺で始まったとの研究成果が発表されたとの事です。