中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

2018年度高考は今日から始まる

2018年06月07日 | 中国の大学

2018年度の高考は、今日の7日と明日の8日の二日間に亘って行われます。(注:市・省・区によっては3日間の場合もあり)。高考とは「普通高等学校招生全国统一考试」の略称で、今年の高考には約975万人が参加するとの事です。この数字は去年より35万人多いとの事。

初日の7日は、国文(9:00~11:30)、数学(15:00~17:00)の二科目、二日目は、午前中が文系総合/理系総合(9:00~11:30)で、午後は、外国語(15:00~17:00)となっています。中国でも理系と文系に分かれ、文系総合の試験科目は、政治、歴史、地理で、理系総合の試験科目は物理、化学、生物となっている様です。点数は、国文(国語)150点、数学150点、外国語150点、総合300点となっている様です。

今年高考に参加する高校生の数は、約975万人で過去最高の人数との事ですが、この高考に参加する人数は各市・省・自治区・でかなりバラツキがあります。北京市の場合、今年の高考の参加者は約63000人との事ですが、例年全国でも一番高考の参加者が多い河南省の場合は、今年の高校参加者は、約98万人との事です。二番目に多い省は、広東省で約75万人、次いで山東省の約72万人との事です。(注:山東省は、高考は夏季と冬季の二回分かれる)。

例年高考に参加する人数が一番少ない市・省・自治区は、西蔵の25800人、青海省の46000人、海南省57000人となっていますが、天津市は55000人、上海市の約5万人、北京市約6万人とこれらの直轄市は、人口の割には高考に参加する人数は少ない様です。(注:上海市の2018年度の高考の具体的な人数は現時点では未だ公表されていません。上海市の場合は、2017年度約51000名、2016年度約51000名との事ですので、今年も5万人位だろうとの事。)。因みに雲南省の場合、今年の高考参加者は、30万人、貴州省の場合は、44万人との事。

今年から山東省も全国共通の試験問題を用いる事になり、従来通り独自の試験問題で高考を行う市・省・自治区は、浙江省、江蘇省、上海市、北京市、天津市の5地区のみとの事ですが、直轄市の北京、上海、天津が特別である事が際立ちます。(注:中国には、現在全部で31の市・省・自治区がある)

尚、中国には2914校の大学があり、その内1000校が本科と云われる4年制の大学で、その他は、高職高専校との事で、中国で、211及び958と呼ばれる所謂重点大学は、1000校中僅か113校で毎年70万人から80万人が入ることが出来るとの事です。

 



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