16日付けの「中国広播網」等に拠れば、中国のおよそ1000隻の漁船が台風16号が去り次第に、尖閣諸島(魚釣島)周辺の魚場に向かうとの事です。
9月16日正午に、約3ヶ月半に及ぶ尖閣諸島(魚釣島)周辺の休漁期間が終わり、この海域での漁業が解禁となり、本来は解禁と同時に16日中には、漁船が現地に到着し漁を開始する予定が、台風16号の影響により、現在は出港を見合わせているそうです。しかし、台風が去り次第直ちに、各漁船は尖閣の漁場に向かう様で、港を出れば約5時程度で現場の海域に到着する予定だそうです。毎年、この海域では福建省や浙江省等の沿海の省から1000隻余りの船が出て漁をしていたそうです。
今回は中国政府が「釣魚島(日本名・尖閣諸島)及びその付属島嶼の領海基線について」の声明を発表した後、この海域では休魚期間後の初めての漁となるので、大きな混乱も予想されそうです。また、中国政府が、「中国の釣魚島(日本名・尖閣諸島)及びその付属島嶼の領海基点・基線座標表」と「海図」を潘基文国連事務総長に提出した後、この領域では、今年、初めて行われる漁が、まもなく尖閣諸島付近で始まろうとしているのです。
今迄とは全く違い、中国の漁船にすれば、今までは立入る事が出来なかった日本の領域が、今回の中国政府の宣言により、自国の領域となって、今後は「自国領内」で堂々と漁をする事が出来る事になったとうい訳ですから日本政府にとっては真に厄介な問題が持ち上がったといえます。
今は15日、16日に起きたデの対応などに追われていますが、日本政府はこの問題にどう対応するつもりなのでしょう。日本政府からすれば日本の海域で、中国の漁船が1000隻も一斉に違法操業をする事になるかもしれない事態が、まもなく起き様としているわけですから、、、、、、。
不測の事態が起こらなければ良いがと大変に心配です。また、明日は、9・18にあたり、中国では「国恥日」でもあります。